INDEX
- 1 📉 3月23日週 市場展望:中東の「長期戦」と日米首脳会談の「具体策」が交錯
- 1.1 💡 今週の相場を支配する「3つの力学」
- 1.2 📊 今週(3月23日〜27日)の主要スケジュール
- 1.3 🔍 投資戦略:週前半は「耐え」、週後半に「選別」
- 1.4 💡 相場をパニックに陥れた「3つの深刻な材料」
- 1.5 📊 主要指数の終値(2026年3月23日)
- 1.6 🔍 本日の注目銘柄:暴落の中での「生存銘柄」
- 1.7 📅 明日(3月24日)の焦点:「48時間の期限」と底打ちの確認
- 1.8 💡 相場の「冷や水」を止めたトランプ発言とくすぶる火種
- 1.9 📊 主要指数の終値(2026年3月24日)
- 1.10 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.11 📅 明日(3月25日)の焦点:延期期間中の「言葉の応酬」
- 1.12 💡 相場を一段高へ導いた「3つのポジティブ材料」
- 1.13 📊 主要指数の終値(2026年3月25日)
- 1.14 🔍 本日の注目銘柄:AI・半導体への資金還流
- 1.15 📅 明日(3月26日)の焦点:停戦報道の「裏付け」と期末需給
- 1.16 💡 相場の足を止めた「楽観と悲観」の綱引き
- 1.17 📊 主要指数の終値(2026年3月26日)
- 1.18 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.19 📅 明日(3月27日)の焦点:権利付き最終日と「15項目の行方」
- 1.20 💡 相場を引き戻した「3つの需給と材料」
- 1.21 📊 主要指数の終値(2026年3月27日)
- 1.22 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.23 📅 来週(3月30日〜)の焦点:配当落ちと「10日間の期限」
- 2 🗓️ 3月30日週 市場展望:中東の「10日間猶予」と新年度入り。日銀短観で実体経済を検証
📉 3月23日週 市場展望:中東の「長期戦」と日米首脳会談の「具体策」が交錯
3連休明けの東京株式市場は、**「原油価格との逆相関」**が続く神経質な展開で幕を開けます。日米の中銀会合という大きなイベントを通過したものの、イラン情勢が1ヶ月(4週目)に突入し、市場の関心は「有事の長期化」に伴うコスト増と、それを打破するための「日米連携」へと移っています。
日経平均の予想レンジは5万0500円 ― 5万4000円。週初は先週末の米株安を消化する売りが先行しますが、週半ばからはワシントンでの首脳会談を受けた「国策買い」が支えとなるかが焦点です。
💡 今週の相場を支配する「3つの力学」
1. 原油価格の「新レンジ」への警戒
これまで1バレル=100ドル付近で抑えられていた原油価格が、戦況の泥泥沼化を受けてさらに上放れするのか、あるいは安定に向かうのかが最大の焦点です。
リスク: 100ドル超えが定着すれば、企業の来期業績予想への下方修正圧力が強まり、日経平均はレンジ下限の5万0000円割れを試す展開も否定できません。
2. 日米首脳会談の「具体化」:エネルギー・資源・宇宙
ワシントンでの高市・トランプ会談を経て、これまでの「期待」が「具体的なプロジェクト」へと格上げされました。
注目分野: 小型モジュール炉(SMR)を含む次世代原子力、原油インフラ整備、深海鉱物資源開発。
物色の広がり: 週半ば以降、合意内容に基づいた関連銘柄(重工、プラント、商社)への資金流入が期待されます。
3. 国内指標と「春闘」の最終確認
今週は2月の消費者物価指数(CPI)や春闘の第1回集計結果が発表されます。
市場の目線: 賃上げは「織り込み済み」ですが、物価上昇が原油高で加速している場合、日銀の追加利上げに対する警戒感が再び高まり、銀行株とハイテク株で明暗が分かれる可能性があります。
📊 今週(3月23日〜27日)の主要スケジュール
| 日付 | 🇯🇵 日本 | 🇺🇸 米国・海外 |
| 3/23 (月) | 3連休明けの寄り付き | 2月新築住宅販売件数 |
| 3/24 (火) | 1月日銀議事要旨 | 3月消費者信頼感指数 |
| 3/25 (水) | 春闘第1回回答集計発表 | 2月耐久財受注 |
| 3/26 (木) | 2月企業向けサービス価格指数 | 10-12月期GDP(確定値) |
| 3/27 (金) | 2月消費者物価指数 (CPI) | 2月個人所得・支出(PCE) |
🔍 投資戦略:週前半は「耐え」、週後半に「選別」
⚠️ 週初のリスク: 先週末の米株安(ダウ981ドル安)を反映し、週明けはハイテク株を中心に厳しい売りから始まる可能性が高いです。まずは5万3000円台を維持できるかがテクニカル上のポイントです。
💡 具体化した「トランプ・高市」銘柄: 首脳会談で名前が挙がった分野(原子力、資源開発など)は、相場全体の地合いが悪くても「避難先」として買われやすいでしょう。
📈 銀行株の押し目: 原油高によるインフレ継続=国内金利先高観というシナリオから、メガバンクなど金融セクターの底堅さに注目です。
📉 3月23日 東京株式市場:日経平均1857円安の暴落。エネルギー不安とトランプ氏の「最後通牒」でパニック売り
[東京 23日 ロイター] – 3連休明けの東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前営業日比1857円04銭安の5万1515円49銭で取引を終えました。下げ幅は一時2683円に達し、心理的節目の5万1000円を割り込む場面もありました。
連休中の米国株安に加え、カタールのLNG(液化天然ガス)施設への攻撃、さらにはトランプ米大統領によるイランへの「48時間以内の攻撃示唆」といった極めて悲観的なニュースが重なり、年初来安値を更新する**「投げ売り」**の展開となりました。
💡 相場をパニックに陥れた「3つの深刻な材料」
1. カタールLNG施設への攻撃とエネルギー危機
イランによる攻撃で、世界最大級のカタールのLNG輸出能力の17%が3~5年にわたり停止するとの衝撃的な見通しが伝わりました。
衝撃: 「短期的な混乱」から「数年単位のエネルギー不足」へとリスクが変質。エネルギー自給率の低い日本経済にとって、致命的なコスト増(インフレ)を予感させ、パニック売りを誘発しました。
2. トランプ大統領の「48時間」最後通牒
トランプ米大統領が21日、イランに対し「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ、イランの発電所を攻撃する」と言及しました。
緊迫: 中東での全面的な戦争拡大と、それによる世界的なサプライチェーン崩壊の懸念から、アジア市場全体でリスク回避の動きが加速。韓国株(KOSPI)が6%超安となるなど、アジア全体が連鎖的に暴落しました。
3. 「換金売り」の連鎖:利益の出ている銘柄まで放出
ファンダメンタルズに関わらず、他銘柄の損失を補填するための「キャッシュ確保」の売りが広がりました。
象徴的動き: 日米首脳会談を受けて買われるはずの東洋エンジニアリング<6330.T>(レアアース関連)が、期待の出尽くしと換金売りでストップ安を記録。地合いの悪さが有望材料を完全に打ち消しました。
📊 主要指数の終値(2026年3月23日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 51515.49 | -1857.04 | -3.48% | 一時2600円超安のパニック |
| TOPIX | 3486.44 | -122.96 | -3.41% | 昨年来安値を更新 |
| グロース250指数 | 705.16 | -39.70 | -5.33% | 新興市場は壊滅的な下げ |
| 売買代金 | 7.80兆円 | 投げ売りを伴う激しい商い |
🔍 本日の注目銘柄:暴落の中での「生存銘柄」
📉 全面安の主導:
海運・非鉄金属・不動産: 金利上昇懸念と景気後退懸念から、セクター別で下落率上位。
アドバンテスト<6857.T>:米半導体安の流れを受け大幅続落。
🚀 逆行高・底堅い(わずか4%の銘柄):
ソフトバンクグループ<9984.T>:米データセンターへの巨額投資発表が下支えとなり、売り一巡後は下げ渋り。
第一三共<4568.T>、ZOZO<3092.T>:不透明感の強い有事下で、業績の安定した内需・ディフェンシブ株に避難買い。
📅 明日(3月24日)の焦点:「48時間の期限」と底打ちの確認
明日は、トランプ氏が突きつけた「期限」に向けた動向がすべてを支配します。
トランプ砲の「実弾」があるか:
期限を前に外交的な解決の糸口が見えるのか、それとも軍事衝突に至るのか。一挙手一投足が日経平均を1000円単位で動かす極限状態です。
5万ドルの大台死守:
本日安値(5万0688円)から戻しましたが、依然として5万ドルを試す展開は否定できません。ここを割ると、昨年以降の「高市相場」が完全に崩壊するリスクがあります。
押し目買いの勇気:
市場では「投げ売りの最終局面」との見方も出始めています。パニックが収まった際に、どのセクター(首脳会談で具体化したエネルギー・原子力関連など)が最初に反発するかが注目されます。
📈 3月24日 東京株式市場:日経平均反発、トランプ氏の「攻撃5日間延期」でパニック売り一服
[東京 24日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前営業日比736円79銭高の5万2252円28銭で取引を終えました。
昨日までの2日間で約3700円も暴落していた反動に加え、トランプ米大統領がイランへの攻撃を**「5日間延期する」と表明したことで、最悪のシナリオ(全面衝突)への過度な警戒感が後退。朝方は一時1186円高(5万2701円)**まで買い戻される場面がありました。
💡 相場の「冷や水」を止めたトランプ発言とくすぶる火種
1. トランプ氏、イランと「建設的な協議」を示唆
トランプ米大統領は23日、イラン側と対話の席についたことを明かし、発電所などへの軍事攻撃を5日間延期すると発表しました。
安堵感: 「48時間以内の攻撃」という期限が遠のいたことで、パニック的な投げ売りが止まり、自律反発狙いの買いが先行しました。
疑心暗鬼: 一方でイラン側は交渉を否定しており、原油価格も一時80ドル台まで下げたものの、足元では90ドル前半に下げ渋るなど、依然として予断を許さない状況です。
2. 個別株の「サプライズ材料」が相場を牽引
全面安の昨日とは一転、本日は強力な個別材料を持つ銘柄がストップ高を演じ、投資家のマインドを改善させました。
🛡️ 東京海上HD<8766.T>(ストップ高): バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ傘下の再保険会社による出資報道が伝わり、日本株全体の「割安感」を裏付ける象徴的な買いと受け止められました。
🏠 日本板硝子<5202.T>(ストップ高): 株式の非公開化(MBO等)を発表し、買い気配のまま引けました。
3. 「スイッチ2」減産報道で任天堂は逆行安
全面高の展開の中で、任天堂<7974.T>は独歩安となりました。
理由: 次世代機「スイッチ2(仮)」の初期生産計画を下方修正したとの一部報道が嫌気され、期待が大きかっただけに失望売りが膨らみました。
📊 主要指数の終値(2026年3月24日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 52252.28 | +736.79 | +1.43% | 5.2万円台を回復 |
| TOPIX | 3559.67 | +73.23 | +2.10% | 33業種中32業種が上昇 |
| グロース250指数 | 724.55 | +19.39 | +2.75% | 新興市場も3日ぶり反発 |
| 売買代金 | 6.75兆円 | 戻り待ちの売りをこなしつつ反発 |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 爆騰:
東京海上HD:バフェット関連の思惑で損保セクター全体に波及。
保険・非鉄金属・石油: 原油価格の高止まりを背景に、インフレ耐性のあるセクターが買われました。
📉 下落:
任天堂: 前述の減産報道により大幅安。
その他製品: 任天堂の下げが響き、業種別で唯一の下落。
📅 明日(3月25日)の焦点:延期期間中の「言葉の応酬」
原油価格90ドルの攻防:
「攻撃延期」を受けても原油が下がらない点は懸念材料。コスト増を嫌う製造業株の戻りが鈍くなる可能性があります。
イラン側の公式見解:
トランプ氏の言う「協議」をイランが公式に認め、対話路線に転じるか。否定し続ければ、再び「5日後の衝突」が意識されます。
春闘の第1回集計発表:
明日公表予定の春闘集計。大幅な賃上げ率が確認されれば、内需株への支援材料になりますが、同時に日銀の追加利上げ期待を刺激し、銀行株と不動産株で動きが分かれそうです。
🚀 3月25日 東京株式市場:日経平均1497円高の爆騰!「1カ月停戦模索」報道で5.4万円に迫る
[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前営業日比1497円34銭高の5万3749円62銭で取引を終えました。
昨日発表されたトランプ氏の「5日間延期」に続き、本日は**「米国がイランとの1カ月間の停戦を模索」との報道が飛び出し、マーケットに安堵感が広がりました。原油価格の急落を背景に、これまで売り込まれていた半導体やハイテク株に猛烈な買い戻しが入り、一時5万4000円の大台を回復**する場面も見られました。
💡 相場を一段高へ導いた「3つのポジティブ材料」
1. 「1カ月停戦」報道と原油価格の急落
米政権がイランとの間で、ホルムズ海峡の開放を含む「1カ月間の暫定停戦」を協議していると報じられました。
効果: 供給途絶の懸念が和らぎ、原油価格が急落。コストプッシュ・インフレへの警戒が後退したことで、輸送用機器や製造業全般に買い安心感が広がりました。
2. ソフトバンクグループ(9984)の「AGI CPU」ショック
ソフトバンクグループが前日比7%超の大幅高となり、指数を力強く牽引しました。
材料: 傘下の英アーム<ARM.O>が、初の自社製AI半導体**「AGI CPU」**を発表。エヌビディアへの対抗軸としての期待感から、AI・半導体セクター全体の投資家心理を劇的に改善させました。
3. 日銀議事要旨:緩和修正は「慎重かつ丁寧」
1月開催分の日銀議事要旨が公表され、大方の委員が「特定のペースを念頭に置かず、丁寧に判断」すべきとの認識を示していたことが判明しました。
解釈: 急激な利上げへの懸念が和らぎ、不動産株や新興グロース株への支援材料となりました。
📊 主要指数の終値(2026年3月25日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 53749.62 | +1497.34 | +2.86% | 一時5.4万円回復 |
| TOPIX | 3650.99 | +91.32 | +2.57% | 33業種中32業種が上昇 |
| グロース250指数 | 741.48 | +16.93 | +2.34% | 新興市場も続伸 |
| 売買代金 | 7.04兆円 | 7兆円超の活発な商い |
🔍 本日の注目銘柄:AI・半導体への資金還流
🚀 爆騰:
ソフトバンクグループ: アームの新チップ発表を好感。
アドバンテスト、東京エレクトロン: 半導体主力株が連騰し、相場の下支えに。
フジクラ<5803.T>: AIインフラ需要への期待が再燃し、大幅高。
📉 下落:
カプコン、ガンホー: 前日の任天堂の減産報道に引きずられる形で、ゲーム関連セクターが軟調。
🌱 新規上場 (IPO):
ベーシック<519A.T>、ジェイファーマ<520A.T>: ともに公開価格を割る苦しい初値形成。地合いの回復は主力株に集中しており、中小型IPOへの波及は限定的でした。
📅 明日(3月26日)の焦点:停戦報道の「裏付け」と期末需給
停戦協議の進展:
「1カ月停戦」の報道に対し、イラン側やイスラエル側から公式な反応が出るか。合意の機運が高まれば、日経平均は5万5000円を目指す展開も。
3月期末に向けた権利取り:
明日は3月期末の配当・優待の「権利付き最終売買日」の前日。大幅な調整を経て利回りが高まった銘柄への駆け込み需要が想定されます。
米10-12月期GDP確定値:
今夜発表。米経済の底堅さが再確認されれば、ドル円相場の安定を通じて日本株への追い風となります。
📉 3月26日 東京株式市場:日経平均は3日ぶり反落。中東の「期待と警戒」が交錯し、利益確定売り
[東京 26日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前営業日比145円97銭安の5万3603円65銭で取引を終えました。
昨日の1500円近い爆騰を受けて、朝方は**426円高(5万4175円)**まで上値を追う場面もありましたが、中東情勢を巡る不透明感が拭えず、後場にかけて利益確定や戻り待ちの売りに押される展開となりました。明日に控えた「配当権利付き最終売買日」を前に、内需バリュー株への買いが見られた一方、ハイテク株や金融株には調整が入りました。
💡 相場の足を止めた「楽観と悲観」の綱引き
1. 中東情勢:イラン「15項目検討」も「協議拒否」の矛盾
トランプ米政権が提示した15項目の交戦終結案について、イラン側が検討しているとの報道が緊張緩和への期待を誘いました。
冷や水: しかし、イランのアラグチ外相が「計画は検討しているが、米国と協議する意図はない」と強硬姿勢を崩さなかったことで、市場の期待は後退。再び「原油高・有事長期化」への警戒が売りを誘いました。
2. 配当取りの「内需バリュー」 vs 利益確定の「グロース」
明日の権利付き最終日を前に、投資家の動きが分かれました。
バリュー優勢: 地政学リスクに左右されにくい内需セクターや、高配当のバリュー株には権利取りの買いが入りました。
グロース劣勢: 短期的にリバウンドしていた半導体関連(アドバンテスト等)や、前日に急騰した保険株(東京海上等)には、連休や期末を前にした利益確定売りが出ました。
3. 新興市場の失速:グロース250指数が2.8%安
主力株が底堅く推移した一方、新興市場は弱含みました。
背景: 投資家心理が完全に回復していない中、ボラティリティの激しい中小型株からは資金が抜けやすく、再びリスク回避の売りが強まりました。
📊 主要指数の終値(2026年3月26日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 53603.65 | -145.97 | -0.27% | 5.4万円の壁を意識 |
| TOPIX | 3642.80 | -8.19 | -0.22% | バリュー指数は相対的に堅調 |
| グロース250指数 | 720.29 | -21.19 | -2.86% | 3日ぶり反落、依然不安定 |
| 売買代金 | 6.69兆円 | 権利取りを巡る活発な入れ替え |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 堅調:
ダイキン工業<6367.T>:景気敏感株の中でも自律的な反発力が継続。
フジクラ<5803.T>、レーザーテック<6920.T>:一部のハイテク・電線株には押し目買いが継続。
鉱業・海運・石油: イランの強硬姿勢を受け、エネルギー関連セクターが再び上昇。
📉 軟調:
アドバンテスト<6857.T>:前日の大幅高の反動で利益確定売りに。
東京海上HD<8766.T>:バフェット関連の急騰が一服し、調整。
第一三共<4568.T>:医薬品株の中でも主力級に売りが出ました。
📅 明日(3月27日)の焦点:権利付き最終日と「15項目の行方」
明日は3月期決算企業にとって、1年で最も重要な需給イベントの日です。
3月期末の権利付き最終売買日:
配当や株主優待の権利を得るための最終日となります。引けにかけて「駆け込みの権利取り買い」と、一方で明日以降の「配当落ち」を見越したヘッジ売りの攻防が激化します。
イラン「15項目」へのトランプ氏の反応:
イラン外相の「協議拒否」発言に対し、トランプ大統領がSNS等でどう反応するか。延期期限が迫る中、市場は再び「ヘッドライン・リスク」に怯えることになります。
米個人消費支出(PCE)価格指数:
日本時間明晩発表。米FRBが重視するインフレ指標の結果次第では、週明けの日経平均に再び「タカ派懸念」が波及する恐れがあります。
📉 3月27日 東京株式市場:日経平均は続落も、TOPIXは反発。配当権利取りと「トランプ氏の10日間猶予」が交錯
[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比230円58銭安の5万3373円07銭で取引を終えました。
米国でのハイテク株安を受け、朝方は一時1086円安(5万2516円)まで売り込まれる厳しい幕開けとなりました。しかし、本日は3月期決算企業の「配当権利付き最終売買日」。後場にかけては高配当利回りのバリュー株を中心に強力な買い戻しが入り、TOPIXはプラス圏で引けるなど、指数の「ねじれ」が鮮明な一日となりました。
💡 相場を引き戻した「3つの需給と材料」
1. 権利付き最終日の「駆け込み需要」
配当や株主優待の権利を得るため、個人・機関投資家双方から買いが入りました。
バリュー株の底力: 中東情勢の影響を受けにくい内需株や、地銀などの高配当銘柄に資金が集中。
配当再投資の思惑: 先物市場では、機関投資家による配当落ち分を埋めるための買い注文が観測され、下値を支えました。
2. トランプ大統領、攻撃を「10日間猶予」
トランプ米大統領は26日、イランのエネルギー施設への攻撃をさらに延期し、**「10日間の猶予」**を与えると発表しました。
市場の解釈: 「即時の戦火拡大」は回避されたものの、猶予期間中の不透明感は続くとの見方が大勢。
TACO(タコ)への期待: 市場の一部では、トランプ氏が最終的に譲歩・撤退する(Trump Always Cops Out)というジンクスへの期待もささやかれ、極端なリスク回避姿勢が和らぎました。
3. 地銀セクターの爆騰:経営統合と金利上昇
名古屋銀行<8522.T>が15%超高を記録するなど、地方銀行株が軒並み急騰しました。
要因: 業界再編(経営統合)への期待に加え、国内金利の先高観が収益改善に寄与するとの見方から、配当取りの動きと相まって強い買いを集めました。
📊 主要指数の終値(2026年3月27日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 53373.07 | -230.58 | -0.43% | 朝方の1000円超安から急回復 |
| TOPIX | 3649.69 | +6.89 | +0.19% | 反発、値上がり銘柄が6割超 |
| グロース250指数 | 734.40 | +14.11 | +1.96% | 反発、個人心理が改善 |
| 売買代金 | 7.98兆円 | 権利取りに伴う8兆円迫る大商い |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 大幅高:
名古屋銀行(15%超高)、しずおかFG、群馬銀行:地銀再編と金利メリットを好感。
ソフトバンクグループ<9984.T>(3%超高):アームのAI半導体への期待が継続。
オリンパス<7733.T>、住友ファーマ<4506.T>:6%超の上昇。出遅れ感のあったヘルスケア株に資金流入。
📉 下落:
アドバンテスト、東京エレクトロン:米エヌビディアなどのハイテク株安の流れで3%超安。
日野自動車、ダイキン工業:景気敏感株への利益確定売りが先行。
📅 来週(3月30日〜)の焦点:配当落ちと「10日間の期限」
来週は、3月期末の締めくくりと4月相場(新年度)の幕開けが重なる重要な週です。
3月28日(月)の「配当落ち」:
理論上、日経平均は配当分(数百円規模)だけ低い水準からスタートします。この「配当落ち分」を早期に埋める動き(埋め立て)が出るかどうかが、4月相場の強弱を占う試金石となります。
トランプ氏の「猶予期限」へのカウントダウン:
10日間の期限に向け、イラン側から具体的な譲歩が示されるか。再び緊張が高まれば、5万2000円を試す展開も想定されます。
4月1日:日銀短観の発表:
大企業・製造業の景況感がどう変化したか。エネルギー価格高騰の影響がどこまで織り込まれているかに注目が集まります。
🗓️ 3月30日週 市場展望:中東の「10日間猶予」と新年度入り。日銀短観で実体経済を検証
来週(3月30日〜4月3日)の東京株式市場は、3月期末の締めくくりと4月新年度(新発足)の幕開けが重なる、極めて重要な一週間となります。
日経平均の予想レンジは5万1000円 ― 5万4000円。トランプ米大統領が提示した「エネルギー施設攻撃の10日間延期(日本時間4月7日午前9時まで)」により、全面衝突こそ回避された「モラトリアム(猶予)期間」に入りますが、原油価格に一喜一憂するボラティリティの高い地合いが続く見通しです。
🏛️ 来週の「3大注目ポイント」
1. トランプ氏の「TACO(尻込み)」と猶予期限のカウントダウン
トランプ氏が攻撃を2度延期したことで、市場では「結局、全面戦争は避けるのではないか(TACO:Trump Always Cops Out)」との期待が芽生えています。
リスク: 猶予期間中も空爆は継続される見込みであり、イラン側からの報復や協議の決裂といったヘッドライン一つで日経平均が1,000円単位で上下する「神経質な展開」が想定されます。
2. 4月1日:3月調査「日銀短観」の衝撃度
新年度初日に発表される日銀短観は、中東情勢の激化(2月下旬〜)を受けた企業の景況感を反映する最初の公式データとなります。
焦点: 原油高によるコスト増が、製造業の「先行き」をどの程度押し下げているか。保守的な見通しが並べば、新年度入りの「ご祝儀買い」を打ち消す重石となります。
3. 米雇用統計(4月3日):景気後退の足音
先月の非農業部門雇用者数が9万人超のマイナスだったことを受け、2カ月連続のマイナスとなるかが焦点です。
スタグフレーション懸念: 「原油高によるインフレ」と「雇用悪化による景気後退」が同時に進む最悪のシナリオ(スタグフレーション)が意識されれば、米株安を通じて日本株の下押し圧力となります。
📊 来週(3月30日〜4月3日)の主要スケジュール
| 日付 | 🇯🇵 日本(指標・イベント) | 🇺🇸 米国・海外(指標・イベント) |
| 3/30 (月) | 配当落ち日 / 2月完全失業率 | 3月ダラス連銀製造業景況指数 |
| 3/31 (火) | 2月鉱工業生産指数 | 3月消費者信頼感指数(CB) |
| 4/1 (水) | 3月日銀短観 | 3月ISM製造業景気指数 |
| 4/2 (木) | 3月消費動向調査 | 2月貿易収支 |
| 4/3 (金) | – | 3月米雇用統計 |
🔍 投資戦略:新年度の「需給」と「防衛」
📉 月曜日の「配当落ち」: 30日(月)は配当落ちにより、日経平均は理論上数百円低い水準からスタートします。この「配当落ち分」を即座に埋める買い(埋め立て)が入るかどうかが、新年度相場の強弱を占う最初のシグナルです。
🛡️ 4月の新規資金流入: 新年度入りに伴う機関投資家の「ニューマネー(新規設定資金)」の流入が期待されます。特に、首脳会談で具体化したエネルギー・防衛・資源開発セクターへの選別投資が加速する可能性があります。
⚠️ 週末のリスク回避: 猶予期限(7日)を翌週に控えるため、週末3日(金)は雇用統計の結果にかかわらず、持ち高を軽くする売りが出やすい点に注意が必要です。
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