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📊 今週(2月24日週)の市場展望:要点まとめ
今週の東京株式市場は、日経平均が 5万7000円前後を中心とした「高値もみ合い」 となる見通しです。
1. 相場のメインシナリオ
予想レンジ: 5万6100円 〜 5万7700円
見通し: 決算発表が一巡し、新たな買い材料が不足。2月12日に付けた高値(5万8015円)を再び更新するほどの推進力には欠け、**「値固め(調整)」**の展開が想定されます。
底堅さ: 長期的な上昇トレンドは維持されているとの見方が多く、下値は政策期待などが支えとなります。
2. 上値を抑える「3つの不透明感」
米代替関税の行方: 最高裁の違憲判断を受け、トランプ大統領が新たに「150日限定・15%」の代替関税を表明。この法的な有効性や対象国への影響を見極めたいとする心理が上値を抑制します。
緊迫するイラン情勢: トランプ氏による度重なる警告を受け、地政学リスクへの警戒感が強まっています。情勢悪化ならリスク回避の売り(株安・原油高)を招く恐れがあります。
AIによるサービス代替懸念: 実業面では、AIがソフトウェアテストやコンサル業務を代替するとの懸念が、一部のITサービス銘柄の重石となっています。
3. 最大の注目イベント:エヌビディア決算
25日(日本時間26日早朝): **米半導体大手エヌビディア(NVDA)**の決算発表。
注目点: 「他に材料がない中での発表」となるため、市場の関心が集中します。内容次第では、アドバンテストや東京エレクトロンなど、日本の半導体関連株が相場全体の牽引役となる可能性があります。
📈 2月24日 東京株式市場:日経平均反発、関税懸念を跳ね返し「エヌビディア期待」が点火
[東京 24日 ロイター] – 3連休明けの東京株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比495円39銭高の5万7321円09銭で取引を終えました。
朝方は、トランプ米大統領が最高裁の違憲判決を受けて「15%の代替関税」を表明したことへの不透明感から売りが先行。しかし、26日早朝に控える米エヌビディアの決算への期待感が勝り、半導体関連株を中心に急速に買い戻される展開となりました。
💡 相場の主役を動かした「3つの焦点」
1. トランプ関税「15%」は織り込み済み?
トランプ米大統領が、最高裁による「広範な関税は違法」との判断に対し、即座に**「一律15%の代替関税」**を模索すると表明しました。
反応: 当初は嫌気されましたが、「法的な壁にぶつかったことで際限のない関税引き上げに歯止めがかかる」との見方も浮上。地合いの良さを背景に、短時間でプラス圏へ浮上しました。
2. エヌビディア決算への「期待先行」買い
日本時間26日早朝の決算発表を前に、良好な内容を先読みする買いが入りました。
主力株: アドバンテスト<6857.T>や、データセンター需要の恩恵を受けるフジクラ<5803.T>が指数を牽引。キオクシアHD<285A.T>も大幅高となるなど、AI・半導体セクターに資金が回帰しています。
3. 中国の「輸出規制リスト」が防衛株を直撃
一方で、中国政府が日本の防衛関連企業・団体20組織を「輸出規制リスト」に記載したとの報道が伝わりました。
影響: 政策期待で買われていた三菱重工業<7011.T>などの防衛関連株が後場にかけて売り優勢となり、指数の上値を抑える要因となりました。
📊 主要指数の終値(2026年2月24日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 57321.09 | +495.39 | +0.87% |
| TOPIX | 3815.98 | +7.50 | +0.20% |
| グロース250指数 | 728.94 | -16.95 | -2.27% |
| 売買代金 | 8.58兆円 | 連休明けの活発な商い |
🔍 個別銘柄の明暗:新高値と急落
🚀 新高値・上場来高値:
日東紡績<3110.T>、JX金属<5016.T>。AIサーバー向けの特殊素材需要が改めて評価されています。
📉 AI代替懸念による大幅安:
SHIFT<3697.T>、ベイカレント<6532.T>。AIがソフトウェアテストやコンサル業務を代替するとの懸念が根強く、ITサービス・ソフトウェア株は総崩れの様相を呈しています。
📉 新興市場:
新規上場のイノバセル<504A.T>。初値が公開価格を下回り、引けにかけて一段安となるなど、グロース市場のセンチメントは冷え込んだままです。
📅 明日(2月25日)の焦点:エヌビディア前夜の「嵐の静けさ」
明日は、いよいよ運命のエヌビディア決算を目前に控えた一日となります。
エヌビディア決算への期待と警戒: 今夜の米株市場でハイテク株がどう動くか。明日の東京市場は、決算直前の「ポジション調整」による荒い値動きに注意が必要です。
代替関税の具体策: トランプ氏が表明した「15%代替関税」の対象や法的な根拠について、米政権内からさらなる詳細が出るか注目。
1月企業向けサービス価格指数(朝8:50): 国内のインフレ状況を確認する指標。日銀の利上げスタンスを占う材料となります。
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