INDEX
- 1 📊 今週(2月16日週)の市場展望:要点まとめ
- 1.1 1. 相場の現状と見通し
- 1.2 2. 注目イベント:高市政権の本格始動
- 1.3 3. 為替・金利を左右する経済指標(日米)
- 1.4 4. その他注意点
- 1.5 💡 相場の方向感を欠いた3つの要因
- 1.6 📊 主要指数の終値(2026年2月16日)
- 1.7 🔍 本日の注目銘柄:決算が分けた「明暗」
- 1.8 📅 明日(2月17日)以降の焦点:第2次高市内閣の「第1歩」
- 1.9 💡 相場の底流:調整の背景と「AIへの新解釈」
- 1.10 📊 主要指数の終値(2026年2月17日)
- 1.11 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.12 📅 明日(2月18日)の焦点:第2次高市内閣「組閣」と新風
- 1.13 💡 市場を活気づけた「3つのポジティブ・サプライズ」
- 1.14 📊 主要指数の終値(2026年2月18日)
- 1.15 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.16 📅 明日(2月19日)の焦点:組閣後の「高市ステートメント」
- 1.17 💡 相場を牽引した3つの注目ポイント
- 1.18 📊 主要指数の終値(2026年2月19日)
- 1.19 🔍 本日の注目銘柄ハイライト
- 1.20 📅 明日(2月20日)の焦点:「日米ダブル重要指標」と6万円への距離
- 1.21 💡 相場の重石となった「3つの不透明感」
- 1.22 📊 主要指数の終値(2026年2月20日)
- 1.23 🔍 個別銘柄の明暗:材料出尽くしと逆行高
- 1.24 📅 来週(2月24日〜)の焦点:エヌビディア決算が「AIの審判」に
- 1.25 📅 2月24日週:東京市場の注目ポイント
- 1.26 📊 来週の主要スケジュール
- 1.27 💡 投資戦略:過熱感解消後の「次の一手」
📊 今週(2月16日週)の市場展望:要点まとめ
今週の東京株式市場は、急騰後の**「値固め(過熱感の解消)」と「政策期待」**が交錯する展開が予想されます。
1. 相場の現状と見通し
値動き: 日経平均の予想レンジは 5万6500円 〜 5万8500円。
過熱感: 選挙を挟んで3000円超も急上昇したため、テクニカル面(25日線乖離率やRSI)で「買われすぎ」サインが出ており、調整が入りやすい状態。
下値の堅さ: 政権安定や好業績への期待から、下がったところでは「買い遅れた投資家」の押し目買いが入ると見られています。
2. 注目イベント:高市政権の本格始動
18日(水): 首相指名選挙と組閣が予定されており、これを受けて**「高市トレード」**が再び盛り上がるかどうかが焦点。
3. 為替・金利を左右する経済指標(日米)
日本: * 16日(月): 10-12月期GDP(結果が強ければ日銀利上げ観測で円高要因)。
20日(金): 1月消費者物価指数(CPI)。
米国: * 18日(水): FOMC議事要旨、鉱工業生産、耐久財受注。
20日(金): 10-12月期GDP、2月PMI。
4. その他注意点
米市場休場: 16日(月)は「大統領の日」で休場のため、週初は海外勢の動きが限定的。
中国市場: 23日まで「春節」で休場。
📉 2月16日 東京株式市場:日経平均3日続落、5.7万円を挟んだ「値固め」の月曜日
[東京 16日 ロイター] – 週明けの東京株式市場で日経平均株価は3営業日続落し、前営業日比135円56銭安の5万6806円41銭で取引を終えました。
衆院選後の歴史的な爆騰(一時5.8万円突破)を経て、マーケットは現在、新たな均衡点を探る「踊り場」に差し掛かっています。本日は今夜の米国市場が「大統領の日」で休場となるため海外勢の動きが鈍く、国内のGDP指標の弱さや円高進行が重石となりました。
💡 相場の方向感を欠いた3つの要因
1. 10-12月期GDP、予測下振れで「景気足踏み」意識
朝方発表された実質GDP(1次速報)は、前期比+0.1%(年率換算+0.2%)と2四半期ぶりのプラス成長を確保したものの、市場予想(年率+1.6%前後)を大きく下回りました。
内末: 個人消費が+0.1%と力強さを欠き、物価高による家計の買い控えが改めて浮き彫りとなりました。これが投資家心理を冷やし、前場のマイナス転換を誘いました。
2. 「5.7万円」の壁とテクニカル調整
日経平均は先週、25日移動平均線から7%超も乖離する「買われすぎ」状態にありました。
現状: 本日の続落で乖離率は5%台まで縮小。機関投資家からは「過熱感は取れてきたが、次の買い材料(高市政権の予算案など)が出るまでは、積極的に上値を追う段階ではない」との慎重論が聞かれます。
3. 決算一巡による「個別物色」へのシフト
主要企業の決算発表がほぼ終了し、指数全体を動かす材料が乏しくなりました。
動き: 指数に影響の大きいファーストリテイリング<9983.T>(-3%超)が売られた一方で、AI期待の根強いソフトバンクグループ<9984.T>(+6%超)が買われるなど、銘柄選別が鮮明になっています。
📊 主要指数の終値(2026年2月16日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 備考 |
| 日経平均 | 56806.41 | -135.56 | 3日続落、終日5.7万円を挟んだもみ合い |
| TOPIX | 3787.38 | -31.47 | 続落 |
| グロース250指数 | 742.72 | +20.24 | 大幅反発、個人マネーが中小型株へ流入 |
| 売買代金 | 7.23兆円 | 先週までの10兆円超から落ち着き |
🔍 本日の注目銘柄:決算が分けた「明暗」
🚀 逆行高: * ニトリHD<9843.T>(+9%超): 昨年末からの円高傾向が輸入コスト低減に寄与するとの見方から買いが集中。
荏原製作所<6361.T>(+7%超): 半導体製造装置向け真空ポンプの好調な受注を背景に買われました。
📉 大幅安:
オリンパス<7733.T>(-12%超): 決算での利益見通し下方修正が嫌気され、投げ売りが殺到。
ブリヂストン<5108.T>(-6%超): 今期見通しが市場コンセンサスを下回り、売りが優勢となりました。
📅 明日(2月17日)以降の焦点:第2次高市内閣の「第1歩」
今週の最大イベントは、水曜日(18日)の特別国会召集と**「第2次高市内閣」の発足**です。
首相指名と組閣(18日):
高市首相が316議席という圧倒的な信任を背景に、どのような「積極財政シフト」の陣容を固めるか。特に財務相や経済再生相の人事が、「高市トレード」復活の鍵を握ります。
21兆円規模の経済対策の具体化:
すでに閣議決定されている21.3兆円(国費ベース)の経済対策について、衆院選後の「追加修正」や補正予算の早期成立への道筋が見えれば、再び日経平均5万8000円奪還へのエネルギーとなります。
米市場の再開(17日夜):
今夜の休場明けの米国株が、先週のCPI(消費者物価指数)後の不透明感をどう消化するかが注目されます。
📉 2月17日 東京株式市場:日経平均4日続落、5.6万円台での「日柄調整」が継続
[東京 17日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は4営業日続落し、前営業日比239円92銭安の5万6566円49銭で取引を終えました。
衆院選後の歴史的な爆騰(一時5.8万円突破)に対する「短期的な過熱感」を冷ます局面が続いています。前日の米国市場が休場だったことで新たな買い材料に乏しく、利益確定売りが先行。一時は**671円安(5万6135円)**まで下落しましたが、下値では明日18日の特別国会召集と「第2次高市内閣」の発足を見据えた押し目買いが入り、下げ渋りました。
💡 相場の底流:調整の背景と「AIへの新解釈」
1. 調整局面の継続と「日柄調整」
市場関係者からは「長期的な上昇トレンドの中での健全な調整(日柄調整)」との声が多く聞かれています。
現状: 25日移動平均線からの乖離率は一時の7%超から4%台まで低下。買われすぎ感は着実に解消されつつありますが、5万7000円台が当面の重石となっています。
2. AIに対する「負の側面(労働代替)」の警戒
これまで株価を牽引してきた「AI期待」に、新たな懸念が混じり始めています。
論点: 「AIが人間の仕事を奪う」という労働代替のリスク。これにより、昨晩の米市場の流れを汲み、ソフトウェア開発やITコンサルティングを主軸とする銘柄(野村総合研究所<4307.T>や富士通<6702.T>など)に売りが出やすくなっています。
3. 輸出・ハイテク株の選別
ソフトバンクグループ<9984.T>(5%超安): 同社が運用するファンドの投資先である米ハイテク株の軟調さが嫌気され、1銘柄で日経平均を約186円押し下げました。
一方で: トヨタ自動車<7203.T>や、好決算への評価が続く東京エレクトロン<8035.T>は、円安一服の中でも底堅く推移し、指数の下支えとなりました。
📊 主要指数の終値(2026年2月17日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 56566.49 | -239.92 | -0.42% |
| TOPIX | 3761.55 | -25.83 | -0.68% |
| グロース250指数 | 739.93 | -2.79 | -0.38% |
| 売買代金 | 6.30兆円 | 10兆円超の狂騒から落ち着き |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 独歩高: 双日<2768.T>。業績期待を背景に上場来高値を更新。商社セクターの中でも資産効率の改善が改めて評価されています。
⚡️ 反発: TDK<6762.T>。AIサーバー向け二次電池の需要増を背景に、ハイテク調整の中でも逆行高を見せました。
📉 軟調: ソニーグループ<6758.T>や日立製作所<6501.T>。前日のGDP下振れを受けた内需懸念や利益確定売りに押されました。
📅 明日(2月18日)の焦点:第2次高市内閣「組閣」と新風
明日は政治が相場の主役に戻る「Xデー」です。
首相指名選挙と第2次内閣発足:
316議席の圧倒的信任を得た高市首相が、どのような「積極財政シフト」の閣僚布陣を敷くか。財務相や経済再生相の人事が、海外投資家の「日本買い継続」の判断材料となります。
特別国会での所信表明内容:
公約である「食料品消費税ゼロ」や「戦略17分野への投資」の実行スケジュールがより具体化すれば、停滞気味の「高市トレード」が再燃する可能性があります。
米市場の再開(今夜):
プレジデント・デー明けの米市場が、先週のCPI後のインフレ懸念をどう処理し、半導体株の反発があるか。
📈 2月18日 東京株式市場:日経平均5営業日ぶり反発、5.7万円台奪還!「第2次高市内閣」と「対米投資1号」が追い風
[東京 18日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前営業日比577円35銭高の5万7143円84銭で取引を終えました。
昨日までの4日間で1000円超下落していた反動に加え、今朝届いたトランプ米大統領からの**「対米投資第1号案件」の発表、そして本日発足する「第2次高市内閣」**への政策期待が重なり、投資家心理が急速に改善。再び5万7000円台を回復して引けました。
💡 市場を活気づけた「3つのポジティブ・サプライズ」
1. トランプ氏発表、日米戦略投資「第1号」始動!
日本時間の今朝、トランプ米大統領が自身のSNSで、日米関税交渉に基づく総額5500億ドル(約84兆円)規模の対米投資の第1号案件を決定したと発表しました。
具体的内容: テキサス州のLNG(液化天然ガス)施設、オハイオ州のガス火力発電所、ジョージア州の重要鉱物(レアアース代替等)施設の3プロジェクト。
関連銘柄の爆騰: 巨大投資の実行段階入りを好感し、人工ダイヤモンド関連の旭ダイヤモンド工業<6140.T>や、インフラ・プラント関連の三井海洋開発<6269.T>などが大幅高となりました。
2. 第2次高市内閣が発足:全閣僚再任で「安定」をアピール
本日、特別国会が召集され、首相指名選挙を経て**「第2次高市内閣」**が今夜正式に発足します。
体制: 衆院選での大勝を受け、高市首相は全閣僚を再任する方針。政権基盤の盤石さと政策の継続性が確認されたことで、海外勢による「日本買い」が再開されました。
今後の焦点: 1月に提出を見送っていた2026年度予算案の早期成立や、公約である「食料品消費税ゼロ」の具体化が期待されています。
3. 米ハイテク株高を受けた「半導体」の買い戻し
昨晩の米市場でエヌビディア等の半導体株が買い戻された流れを引き継ぎ、国内でも東京エレクトロン<8035.T>やイビデン<4062.T>(+4%超)といった主力株が指数を押し上げました。
📊 主要指数の終値(2026年2月18日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 57143.84 | +577.35 | +1.02% |
| TOPIX | 3807.25 | +45.70 | +1.21% |
| グロース250指数 | 759.29 | +19.36 | +2.62% |
| 売買代金 | 6.41兆円 | 適度な商いで反発 |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 対米投資関連: 旭ダイヤモンド工業、ノリタケ、住石ホールディングス。5500億ドルの巨額投資枠のうち「人工ダイヤモンド」や「重要鉱物」が1号案件に含まれたことが強力な買い材料に。
⚡️ インフラ・AI基盤: フジクラ<5803.T>(+4%超)。高市政権の積極的なインフラ投資とAIデータセンター需要の両取りで買われました。
📉 軟調: ソフトバンクグループ<9984.T>(-2%超)。アリババなど中国関連株の弱さが重石となりました。住友ファーマ<4506.T>(-8%超)は個別材料で急落。
📅 明日(2月19日)の焦点:組閣後の「高市ステートメント」
高市首相の記者会見:
今夜の第2次内閣発足後の会見で、衆院選大勝を受けた「追加の経済対策」や「減税スケジュール」について言及があるか。
1月貿易統計(朝8:50):
150円台後半の円安が輸出額をどこまで押し上げているか。製造業の収益力を再確認する機会となります。
米FOMC議事要旨(今夜):
先月の会合でのFRB高官の議論が公開されます。次期議長ウォーシュ氏へのバトンタッチを前に、現在の金利据え置きスタンスがどう変化しているかが為替の鍵を握ります。
🚀 2月19日 東京株式市場:日経平均反伸、5.7万円台後半へ!「第2次高市内閣」の本格始動とハイテク買い
[東京 19日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比323円99銭高の5万7467円83銭で取引を終了しました。
昨晩の米ハイテク株高や、足元の1ドル=157円台へと進んだ円安を追い風に、寄り付きから幅広い銘柄に買いが先行。取引時間中には一時**565円高(5万7709円)**まで上値を伸ばし、終値ベースの史上最高値(2月10日の5万7650円)をザラ場で上回る場面もありました。
💡 相場を牽引した3つの注目ポイント
1. 「第2次高市内閣」発足:全閣僚再任による「安定」を好感
昨日、首相指名選挙を経て正式に発足した第2次高市早苗内閣。
評価: 高市首相は衆院選での「316議席」という歴史的大勝を受け、全閣僚を再任。政策の継続性と政権基盤の安定が確認されたことで、海外投資家からの「日本買い」が一段と強まりました。
期待: 市場では「2026年度当初予算の年度内成立」への確信が高まっており、これが内需・インフラ株の支えとなっています。
2. 米ハイテク株高の波及と「AI期待」の再点火
前日の米国市場でエヌビディアやマイクロソフトが買われた流れを引き継ぎ、指数寄与度の高いハイテク株が上昇しました。
主力株: 東京エレクトロン<8035.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が堅調に推移し、指数の押し上げに大きく寄与しました。
3. 個別企業の「光と影」:横浜ゴムの爆騰とアドテストの試練
🚀 横浜ゴム<5101.T>(13%超高): 後場に発表した決算内容が市場予想を大幅に上回り、急騰。タイヤの価格転嫁の進展が評価されました。
📉 アドバンテスト<6857.T>(軟調): 朝方は堅調でしたが、11時に**「ランサムウェアによる不正アクセスの可能性」**を公表すると、一転してマイナス圏に沈みました。情報漏洩への警戒感が重石となりました。
📊 主要指数の終値(2026年2月19日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 57467.83 | +323.99 | +0.57% |
| TOPIX | 3852.09 | +44.84 | +1.18% |
| グロース250指数 | 760.63 | +1.34 | +0.18% |
| 売買代金 | 7.10兆円 | 活況な商いを維持 |
🔍 本日の注目銘柄ハイライト
🚀 堅調: 信越化学工業<4063.T>、イビデン<4062.T>。生成AI向けパッケージ基板や材料の需要増への期待が継続。
🚙 自動車: トヨタ自動車<7203.T>(+1%超)。円安進行と好調な北米販売が下支え。
📉 軟調: アドバンテスト。前述のサイバー攻撃報道により独歩安。また、空運セクターは燃料費増への警戒から軟調でした。
📅 明日(2月20日)の焦点:「日米ダブル重要指標」と6万円への距離
明日は週明けからの「高市・トランプ・決算」相場の総決算となる一日です。
国内1月消費者物価指数(CPI)(朝8:30):
日銀の追加利上げ判断の鍵。高水準の結果となれば、円高への揺り戻しリスクに注意。
米10-12月期GDP(速報値) & 2月PMI:
米景気の「強すぎ(ノーランディング)」が確認されれば、再びドル高・円安が加速し、日経平均を5万8000円超へと押し上げるエンジンになります。
アドバンテストの続報:
本日売られたアドテストが、被害状況の精査により落ち着きを取り戻せるか。半導体セクター全体のセンチメントに影響します。
📉 2月20日 東京株式市場:日経平均反落、「イラン地政学リスク」と3連休前の手じまい売り
[東京 20日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前営業日比642円13銭安の5万6825円70銭で取引を終えました。
衆院選後の急騰(一時5.8万円)から一転、今週は「値固め」の調整が続きました。本日は、昨晩のトランプ米大統領による**「イランへの攻撃示唆」を受けた地政学リスクの台頭に加え、週明け23日の「天皇誕生日(振替休日)」による3連休**を前に、利益確定の手じまい売りが優勢となりました。
💡 相場の重石となった「3つの不透明感」
1. 【緊迫】イラン地政学リスクとトランプ発言
昨晩、トランプ米大統領がイランの核開発問題を巡り「10日以内に軍事攻撃の有無を判断する」と発言したことが、世界の株式市場を震撼させました。
影響: 原油価格(WTI先物)が1バレル=66ドル台へ急騰する一方、リスク回避の売りが先行。特にエネルギーコスト増を嫌気した空運や、不透明感を嫌う金融株に売りが集まりました。
2. 国内1月CPI:4年ぶりの「2%割れ」で利上げ観測後退
朝方発表された1月の全国消費者物価指数(CPI)は、前年同月比**+1.5%**と、2022年3月以来およそ4年ぶりに2.0%を割り込みました。
為替への反応: インフレ鈍化を受け、日銀の早期追加利上げ観測が後退。為替は一時1ドル=155円台前半まで円安が進みましたが、本日は株安の勢いが勝りました。
3. 高市首相「施政方針演説」:憲法改正・積極財政を強調
本日午後、第2次内閣発足後初となる高市首相の施政方針演説が行われました。
内容: 「責任ある積極財政」の継続、食料品の消費税減税の検討、そして衆院3分の2以上の議席を背景とした**「憲法改正の早期国会発議」**への期待を表明。
市場の反応: 既に選挙結果で織り込み済みとの見方が強く、本日の相場を引き上げる「サプライズ」には至りませんでした。
📊 主要指数の終値(2026年2月20日)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 56825.70 | -642.13 | -1.12% |
| TOPIX | 3808.48 | -43.61 | -1.13% |
| グロース250指数 | 745.89 | -14.74 | -1.94% |
| 売買代金 | 7.13兆円 | 3連休前でも一定の流動性 |
🔍 個別銘柄の明暗:材料出尽くしと逆行高
📉 軟調: * 住友ファーマ<4506.T>(-15%超): iPS細胞由来のパーキンソン病治療薬が早期承認を了承されましたが、期待先行で買われていたため「材料出尽くし」として猛烈な売りに押されました。
トヨタ自動車<7203.T>(-3%超): 地政学リスクに伴う物流停滞懸念から利益確定売りが優勢。
🚀 逆行高:
IHI<7013.T>(+5%超): トランプ発言による軍事緊張の高まりを受け、防衛関連株として物色が集中。
中外製薬<4519.T>(+3%超): ディフェンシブ株(景気変動に強い)として資金が退避。
📅 来週(2月24日〜)の焦点:エヌビディア決算が「AIの審判」に
来週は、3連休明けの火曜日からスタート。世界中が注視する**「最大のイベント」**が控えています。
米エヌビディア(NVDA)決算(26日早朝):
AIバブルか実需かの審判。ここでの内容が、本日売られたアドバンテストや東京エレクトロンの運命、さらには日経平均の「6万円への再挑戦」を左右します。
イラン情勢の「10日間の期限」:
トランプ氏の言う「期限」が近づく中、中東での実際の軍事行動があるかどうかが、原油高・リスクオフの鍵を握ります。
東京都区部CPI(27日):
全国指標の鈍化を受け、都部でもインフレ沈静化が確認されれば、日銀の利上げは「春以降」に遠のくとの見方が強まりそうです。
2026年2月24日週の東京株式市場は、衆院選後の急騰一服を受け、「5万7000円」を軸とした固い値動きが予想されます。
今週は「連休中の地政学リスクの消化」と「AIの審判」とも言えるエヌビディア決算が、相場の運命を握る2大テーマとなります。
📅 2月24日週:東京市場の注目ポイント
1. トランプ氏の「10日期限」と中東地政学リスク
2月19日、トランプ米大統領はイランに対し、核開発を巡る合意がなければ「非常に悪いことが起きる」と警告し、「今後10〜15日以内」に軍事攻撃を含む次の行動を決断すると示唆しました。
リスク: 連休中に中東情勢が緊迫化すれば、週明けの日本株はリスク回避の売りから始まります。
原油価格: 緊張の高まりを受け、WTI原油先物は1バレル=66ドル台へ上昇。インフレ再燃懸念が株式市場の重石となる可能性があります。
2. 「AIの審判」:エヌビディア決算(26日早朝)
日本時間26日早朝に発表される米エヌビディアの第4四半期決算は、ハイテク株の調整を終わらせる「リバウンドの起爆剤」になるか注目されています。
市場予想: 売上高は約650億ドル(前年同期比約60%増)超えが期待されています。
波及効果: 好決算かつ強気な見通し(ガイダンス)が示されれば、足元で売られていたアドバンテストや東京エレクトロンなど国内半導体株に再び強力な買いが入るシナリオが描けます。
📊 来週の主要スケジュール
| 日付 | 🇯🇵 日本(指標・イベント) | 🇺🇸 米国(指標・イベント) |
| 2/24 (火) | 3連休明け(天皇誕生日振替) | 2月消費者信頼感指数 |
| 2/25 (水) | 1月企業向けサービス価格指数 | 10-12月期GDP(改定値) |
| 2/26 (木) | – | エヌビディア決算(日本時間早朝) |
| 2/27 (金) | 2月東京都区部CPI(速報) | 1月個人所得・個人消費支出(PCE) |
💡 投資戦略:過熱感解消後の「次の一手」
日経平均は一時5万8000円を超えた後、25日移動平均線との乖離を縮める健全な調整を経て、現在は5万7000円近辺で「日柄調整」の段階にあります。
押し目買いの好機か?: トランプ氏の「10日期限」が迫る中、軍事衝突回避の兆しが見えれば、一気に「5万8000円超」を再度トライするエネルギーが溜まっています。
注目セクター: 地政学リスクに強い海運や、政策期待が続く防衛・重工(三菱重工業など)は下値が堅いでしょう。一方、ハイテク株はエヌビディアの結果次第で明暗が分かれるため、週前半は静観が賢明かもしれません。
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