今日の一言:人間万事塞翁が馬

R7.6.16-20 植田とパウエルの会見がある今週はどちらかに大きく動きそう・・・もちろん下目線です(´・ω・`)

東京ロイター

波乱含み、中東情勢など悪材料への抵抗力試す=今週の東京株式市場

[東京 16日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、波乱含みの相場展開が想定されている。引き続き相互関税に関する日米交渉の行方が意識される中、中東情勢の緊迫化によるドル安/円高進行への懸念や原油価格の上昇リスクなど不透明要因が重なり、警戒感が強くなりそうだ。ただ、時価水準より下値はテクニカル的に底堅い印象が強く、悪材料に対する抵抗力がどれだけ強いか試す形になるという。

日経平均の予想レンジは3万7400円─3万8400円

今週は15─17日にカナダで主要7カ国首脳会議(G7サミット)、16─17日に日銀金融政策決定会合、17─18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、市場の関心が高い大きなイベントが続く。FOMCで今後の見通しが明確に示されれば株価に影響を及ぼす可能性はあるものの、G7で日米の関税協議が具体的な合意に達するとみる向きは少なく、これらが株価に大きな影響を及ぼすことはなさそうだ。

一方で、中東情勢の緊迫化が市場を震撼させている。イスラエルがイランの核施設を攻撃し、急速にリスクオフの機運が高まって外為市場でドル/円が円高に振れたことが日本株の圧迫要因になった。さらに「原油価格が上昇したことで、輸出株の代わりに買われていた内需株も投資資金の逃げ場ではなくなる」(東海東京インテリジェンス・ラボ・マーケットアナリストの池本卓麻氏)という。

テクニカル面では、引き続き日経平均は3万8000円を超えると上値が重い印象がある一方で、13日の相場でも示されたように3万7900円前後に位置する200日移動平均線、3万7700円前後に位置する75日移動平均線などが意識されている。「ボラティリティーは急速に高くなってきたが、下値に対する抵抗力も増しており、テクニカル的に崩すのも難しい」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。
目先は全体的に売り材料が買い材料に勝る状態になるとみられるが、市場では「徐々に底堅さが増す中で、波乱となる材料にいかに耐えるかが当面の注目点となりそうだ」(東海東京の池本氏)との指摘もあった。

R7.6.16 東京株式市場・大引け=反発、円安を好感 半導体株高も支え

東京株式市場概況:日経平均が反発、円安基調と半導体株が相場を押し上げ

[東京 16日 ロイター] – **東京株式市場で日経平均は、前営業日比477円08銭高の3万8311円33銭と、反発して取引を終えました。**中東情勢を巡る警戒感は意識されているものの、為替の円安基調が続いたことを支えに日本株は堅調な地合いとなりました。指数寄与度の大きい半導体株の一部が買われて相場を押し上げ、日経平均は一時500円超値上がりしました。

**日経平均は前営業日比222円高と底堅くスタートした後、上げ幅を広げ、堅調な展開が続きました。**為替相場で、ドルが144円台と円安基調を維持したことが支援材料となり、投資家心理を支えました。後場には一時、508円高の3万8342円52銭まで上昇。半導体関連銘柄の一部や主力株が堅調に推移し、相場を押し上げました。

一方、買いが一巡するともみ合う展開となり、大引けにかけては3万8300円台を中心に推移しました。物色面では、防衛関連が堅調だったほか、運賃上昇の思惑で海運株も底堅かったです。

中東情勢については、依然として警戒感はくすぶっているものの、「戦禍がさらに拡大するという見方には今のところなっておらず、為替の円安もありきょうの日本株はプラスで反応した」(三菱UFJアセットマネジメントのエグゼクティブ・ファンド・マネージャー、石金淳氏)との声が聞かれました。

時事通信は16日、石破茂首相とトランプ米大統領の首脳会談が16日(日本時間17日未明)に実施される見通しとなったと伝えました。マーケット参加者の関心は日米の関税交渉に向かっており、「会談日程が決まりひとまず安心感はある。(会談後に)具体的な内容が出てくるかはまだ分からないが、期待感で買いが入った面もありそうだ」(国内証券・アナリスト)との指摘がありました。

**TOPIXは0.75%高の2777.13ポイントで取引を終了。**プライム市場指数は0.75%高の1429.15ポイントでした。東証プライム市場の売買代金は4兆0712億3400万円でした。東証33業種では、卸売、非鉄金属、繊維製品など26業種は値上がり。石油・石炭製品、精密機器、パルプ・紙など7業種は値下がりしました。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.36%高の762.74ポイントと、反発しました。

個別では、アドバンテスト<6857.T>が9%超高となり、日経平均を215円ほど押し上げました。特段の新規材料は出ていないものの、買い戻しが継続しているとの見方がありました。ディスコ<6146.T>は4%超高、東京エレクトロン<8035.T>は小幅高でした。 日本製鉄<5401.T>は1%超高、主力のトヨタ自動車<7203.T>は小幅に下落。任天堂<7974.T>は1%超高でした。

プライム市場の騰落数は、値上がり1132銘柄(69%)に対し、値下がりが432銘柄(26%)、変わらずが64銘柄(3%)でした。


市場終値詳細

指数終値前日比寄り付き安値/高値
日経平均38311.33+477.0838056.8638,055.52─38,342.52
TOPIX2777.13+20.662773.832,765.40─2,784.83
プライム市場指数1429.15+10.621428.491,423.15─1,432.76
スタンダード市場指数1364.64+11.431357.301,357.30─1,364.64
グロース市場指数976.93+14.28965.46964.33─979.14
グロース250指数762.74+10.22754.67753.69─764.75
東証出来高(万株)160060東証売買代金(億円)40712.34

 

R7.6.17 東京株式市場・大引け=

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