今日の一言:人間万事塞翁が馬

R7.4.21-25 やや落ち着いてきた株式市場・・・ただ半導体と医薬品の関税発表ってまだですよねって思う今週の株式相場はどの様に?!(´・ω・`)

東京ロイター

日米決算にらみ神経質、円高進行に警戒も=今週の東京株式市場

[東京 21日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、日米の企業決算をにらんで神経質な展開となりそうだ。日本株は落ち着きを取り戻しているものの、買い戻しが中心で積極的に上値を追う動きは乏しい。日経平均は決算内容次第で3万5000円台に乗せる可能性はあるが、25日移動平均線が位置する3万5500円近辺が上値めどとなりそうだ。日米財務相会合が今週にも開催されるとの報道もあり、為替が円高に反応すれば株売りが強まるとも警戒されている。

日経平均の予想レンジは3万3500円―3万5500円。

今週はルネサスエレクトロニクス<6723.T>、キヤノン<7751.T>、富士通<6702.T>、日野自動車<7205.T>、デンソー<6902.T>、キーエンス<6861.T>など、主要企業の決算発表が相次ぐ。マーケット参加者の関心は企業の業績見通しに集まり、「最大の焦点はトランプ関税の影響を企業がどうみているかだろう」(楽天証券経済研究所のシニアマーケットアナリスト・土信田雅之氏)との声が聞かれる。
関税の影響を織り込んだ数字を発表する企業や非開示の企業など対応がまちまちになることが予想される中で、「非開示の企業には買いが入りづらく、現時点で分かっていることを踏まえて見通しを出す企業は買われるかもしれない」(土信田氏)という。
ただ、米関税政策を巡る不透明感が残っていることに変わりはなく、決算を手掛かりにどんどん上値を追う展開は見込みづらいとの見方が聞かれた。

為替動向にも注意が必要だ。先週16日に開かれた関税を巡る日米交渉では為替が議題に上がらなかったと伝わり、ドル/円の円高進行は一服した。一方、日米両政府が24日に財務相会合を開くことで調整に入ったとの一部報道もあり、「会合の内容次第では為替が再び円高方向に振れるリスクもある。その場合は(株の)売りが強まりそうだ」(国内運用会社・チーフストラテジスト)との声が聞かれた。
日経平均の下値めどとしては、4月11日の終値(3万3585円)近辺が意識されるという。

R7.4.21 東京株式市場・大引け=日経平均は3日ぶり反落、円高など嫌気 売買代金は今年最低 

[東京 21日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比450円36銭安の3万4279円92銭と3日ぶりに反落した。 前週末の米株市場が休場で手掛かりに乏しい中、為替のドル安/円高や米株先物安が嫌気され、売り優勢の展開となった。 ただ、後場に入ると新たな材料が見当たらず、模様眺めムードが強まり商いは細った。

ドル/円相場は、日本時間早朝の142円前後から140円半ばまで1円以上下落、トランプ米大統領の政策や言動をきっかけとする米国への不信感でドル指数は3年ぶり安値に下落した。 これを受けて、輸出関連株を中心に幅広く売りが出た。

市場では「安全資産への傾斜から円が買われるというよりドル安への警戒が強く、株式市場参加者も気にしている」(国内証券ストラテジスト)との指摘があり、後場に入ると見送りムードが強まって東証プライム市場では売買代金は今年最低に落ち込んだ。

市場では「引き続き日米交渉の行方が最大の関心事となる中、円高の進行に加えて、時間外取引で米株先物が軟調に推移したことが株価全般を重くしている」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。

TOPIXは1.18%安の2528.93ポイントで取引を終えた。 東証プライム市場指数は前営業日比1.18%安の1301.48ポイント。 プライム市場の売買代金は3兆0857億8300万円だった。

東証33業種では、値上がりはパルプ・紙など4業種、値下がりは輸送用機器、石油・石炭製品、非鉄金属など29業種だった。

個別では、トヨタ自動車<7203.T>は小幅安で推移。 指数寄与度の大きい東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファーストリテイリング<9983.T>が総じてさえなかった。 半面、王子ホールディングス<3861.T>が大幅高となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.36%安の667.53ポイントと、下落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが653銘柄(39%)、値下がりは937銘柄(57%)、変わらずは47銘柄(2%)だった。

終値    前日比  寄り付き  安値/高値  

日経平均  34279.92  -450.36  34556.23  34,216.98─34,610.60

TOPIX  2528.93  -30.22  2547.81  2,521.35─2,550.18

プライム指数  1301.48  -15.55  1309.05  1,297.64─1,312.35

スタンダード指数  1247.96  -0.44  1248.30  1,245.25─1,251.47

グロース指数  851.02  -2.15  852.91  849.13─859.98

グロース250指数  667.53  -2.43  669.61  666.16─675.58

東証出来高(万株)  142400  東証売買代金(億円)  30857.83

R7.4.22 東京株式市場・大引け=小幅続落、一時170円安 円高進行嫌気も下げ幅限定的

[東京 22日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比59円32銭安の3万4220円60銭と、小幅に続落した。 ドル/円相場で円高が進行したことが嫌気され、一時170円安となる場面があったが、下げ幅は限定的だった。 新規材料が乏しいことに加えて、日米財務相会談の内容を見極めたいとするムードもあり、後場は様子見姿勢が強まった。TOPIXは小幅にプラスだった。

日経平均は前営業日比168円安でスタートした後、下げ幅を縮小し、小幅高に転じる場面もあった。 お昼休み中にドル/円の円高が進むと、後場前半に日経平均も下げ幅を広げる場面があった。 ドルは一時140円を割り込み、7カ月ぶりの安値水準となった。 ただ、日本株はどんどん売りが強まる動きにはならず、後場は一進一退となった。 前日の米国株市場では、トランプ米大統領のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長に対する批判が嫌気され大幅安となったが、「米国固有の問題との受け止めもあり、日本株の下げは限定的となっている」(国内証券・ストラテジスト)との指摘があった。

日経平均は3万4000円台を維持する動きとなっており、市場では「下がったところでは機関投資家などによる押し目買いも入っているとみられる」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との声が聞かれた。 池田氏は「目先の日経平均はボックス圏の推移となり、居どころを探るような動きになるのではないか」とみている。

TOPIXは0.13%高の2532.12ポイントで取引を終了。 プライム市場指数は0.13%高の1303.12ポイントだった。 東証33業種ではパルプ・紙、卸売、電気・ガスなど24業種が値上がり。ゴム製品は変わらずで、電気機器、銀行、精密機器など8業種は値下がりした。 東証プライム市場の売買代金は3兆2838億5100万円となり、今年2番目の低さだった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.32%安の658.73ポイントとなった。 きょうグロース市場に新規上場したデジタルグリッド<350A.T>は公開価格を17.4%上回る5310円で初値を付け、一時6290円まで上昇。6040円で取引を終えた。

個別では、日野自動車<7205.T>が5%超高。独ダイムラートラック傘下の三菱ふそうトラック・バスと経営統合で最終合意する方向で調整に入ったと一部で報じられ、手掛かりとなった。 一方、指数寄与度の大きい東京エレクトロン<8035.T>は1%超安、アドバンテスト<6857.T>は小幅安だった。主力のトヨタ自動車<7203.T>は小幅安だった。 内需株が堅調でサンリオ<8136.T>が6%超高、大王製紙<3880.T>が9%高と大幅上昇、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が1%超高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1113銘柄(67%)に対し、値下がりが483銘柄(29%)、変わらずが41銘柄(2%)だった。

終値    前日比  寄り付き  安値/高値 

日経平均  34220.60  -59.32  34111.14  34,109.85─34,340.57

TOPIX  2532.12  +3.19  2516.36  2,516.36─2,536.06

プライム指数  1303.12  +1.64  1296.83  1,296.63─1,305.14

スタンダード指数  1250.97  +3.01  1244.55  1,244.39─1,251.32

グロース指数  841.39  -9.63  845.53  837.21─850.47

グロース250指数  658.73  -8.80  662.81  655.18─666.92

東証出来高(万株)  143059  東証売買代金(億円)  32838.51

R7.4.23 東京株式市場・大引け=反発、一時3万5000円回復 世界景気巡る過度な警戒和らぐ

[東京 23日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比648円03銭高の3万4868円63銭と、反発して取引を終えた。 前日のトランプ米大統領やベッセント米財務長官の発言を受けて、世界景気に対する過度な警戒感が和らぎ、東京市場では買い戻しが先行した。 日経平均は朝方に節目の3万5000円台を回復する場面もあった。ただ、買いが一巡した後は上げ幅を縮小し、もみ合いが続いた。

日経平均は前営業日比567円高でスタートした後、一時921円高の3万5142円12銭まで上昇した。 3万5000円を回復するのは取引時間中では4月3日以来。 指数寄与度の大きいハイテク株や主力株が大幅高となり、相場を押し上げた。 トランプ米大統領は22日、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向はないと発言。外国為替市場ではドル高/円安が進行し、日本株を支えた。 ベッセント財務長官が、米中とも現状が持続可能とは考えておらず、米中貿易摩擦が緩和されると確信していると発言したことも好感された。 ただ、買いが一巡すると日経平均は一進一退の展開が続き、後場の値幅は190円程度にとどまった。 市場では「きょうは売りが強かった銘柄を買い戻す動きが中心で、新規の買いが入ってくるのはまだ先だとみている」(国内証券・ストラテジスト)との声も聞かれた。

目先は企業決算に投資家の関心が集まるが、「なかなか先行きを見通すのが難しい中でも、できる限りの予想を開示したり、関税の影響を回避できるような対策を打ち出したりする企業は評価されやすいのではないか」(三菱UFJアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネジャー・石金淳氏)との指摘があった。

TOPIXは2.06%高の2584.32ポイントで取引を終了。 プライム市場指数は2.06%高の1330.02ポイントだった。 東証33業種では、水産・農林以外の32業種が値上がり。輸送用機器、ゴム製品、保険などが上昇率上位に並んだ。 東証プライム市場の売買代金は4兆2914億4500万円だった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.11%高の659.47ポイントと、小幅に反発した。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロン<8035.T>が2%超高、アドバンテスト<6857.T>が3%超高、主力のトヨタ自動車<7203.T>が5%高だった。 富士フイルムホールディングス<4901.T>は8%高で大幅上昇した。 22日に、米国のバイオ医薬品企業のリジェネロン・ファーマスーティカルズと総額30億ドル(約4200億円)超の製造受託契約を結んだと発表し、手掛かりとなった。 ジャフコ グループ<8595.T>は後場に急伸し、17%超高でプライム市場の値上がり率トップ。配当引き上げ方針などを公表し、好感する買いが入った。

プライム市場の騰落数は、値上がり1347銘柄(82%)に対し、値下がりが244銘柄(14%)、変わらずが44銘柄(2%)だった。

終値    前日比  寄り付き  安値/高値 

日経平均  34868.63  +648.03  34787.93  34,682.28─35,142.12

TOPIX  2584.32  +52.20  2572.96  2,570.32─2,592.65

プライム指数  1330.02  +26.90  1324.17  1,322.79─1,334.02

スタンダード指数  1258.71  +7.74  1259.68  1,256.39─1,261.53

グロース指数  842.66  +1.27  851.23  840.18─851.43

グロース250指数  659.47  +0.74  666.96  657.42─667.05

東証出来高(万株)  145283  東証売買代金(億円)  42914.45

R7.4.24 東京株式市場・大引け=続伸、米中摩擦緩和の思惑 イベント控え様子見も

[東京 24日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円52銭高の3万5039円15銭と続伸して取引を終えた。 米中貿易摩擦の緩和期待で前日の米国株が上昇したことを好感し、堅調に推移した。 心理的節目の3万5000円を2日以来、約3週ぶりに終値で上回った。買い一巡後は、日米財務相会談を控えて伸び悩んだ。

日経平均は朝方に326円高で寄り付き、一時419円高の3万5287円95銭に上昇した。 米国市場での半導体株高を受け、日経平均への寄与度の高い半導体関連株がしっかりとなり、指数を押し上げた。

一方、買い一巡後は伸び悩み「総じてイベント待ちの状態となった」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)と受け止められた。 後場にはやや上げ幅を削る場面もあり、イベント前の持ち高調整売りが出たとの観測もあった。

日経平均は3万5000円を上回る時間帯が長く「下値の堅さを印象付けたが、目先の方向感は日米協議の結果次第といえる」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)とみられており、手掛けにくさも意識された。

TOPIXは0.32%高の2592.56ポイントで取引を終えた。 東証プライム市場指数は前営業日比0.32%高の1334.27ポイントだった。 プライム市場の売買代金は4兆1451億0700万円。 東証33業種では、値上がりはその他製品や非鉄金属、保険など17業種、値下がりは陸運や食料品、不動産など16業種だった。 家庭用ゲーム機「スイッチ2」の需要の強さが示された任天堂<7974.T>が大幅高だったほか、前日に決算を発表したファナック<6954.T>は堅調だった。 米投資拡大が伝わったトヨタ自動車<7203.T>はしっかり。一方、KDDI<9433.T>やコナミグループ<9766.T>、ニトリホールディングス<9843.T>はさえなかった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.04%安の659.21ポイントと小反落した。

新規上場のLIFE CREATE<352A.T>の初値は公開価格を2.4%上回る1280円で、終値は初値を下回る1250円だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが605銘柄(37%)、値下がりは985銘柄(60%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。

終値    前日比  寄り付き  安値/高値 
日経平均  35039.15  +170.52  35194.71  34,960.65─35,287.95
TOPIX  2592.56  +8.24  2606.41  2,586.96─2,610.63
プライム指数  1334.27  +4.25  1341.39  1,331.48─1,343.56
スタンダード指数  1255.19  -3.52  1261.76  1,254.16─1,262.62
グロース指数  842.34  -0.32  846.27  840.44─847.47
グロース250指数  659.21  -0.26  662.25  657.36─663.44
東証出来高(万株)  188797  東証売買代金(億円)  41451.07

R7.4.25 東京株式市場・大引け=3日続伸、米中貿易対立緩和期待で 円安も支え

[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比666円59銭高の3万5705円74銭と3日続伸した。
米中貿易摩擦の緩和期待で前日の米国株が上昇した流れを引き継ぎ、堅調な展開となった。
後場には中国が対米関税の一部免除を検討していると伝わり、日経平均は一段と上げ幅を拡大。為替が円安方向に振れたことも支えとなり、800円近く値上がりする場面もあった。

日経平均は前営業日比348円高でスタートし、その後も上げ幅を広げ後場序盤に一時796円高の3万5835円28銭まで上昇した。
主力銘柄や指数寄与度の大きい半導体株が堅調だったほか、決算発表を手掛かりにした個別物色も活発となった。
ドルが143円台後半まで上昇したことも好感された。週末を控えていることもあり、買いが一服した後は3万5600円台を軸に一進一退となった。

中国政府は米国からの輸入品に対する125%の関税について、一部品目を対象から除外することを検討していると、関係筋が明らかにした。
対象となり得る品目について企業側に意見を求めているという。
市場では「今後日米の交渉もうまく進むのではないか、との期待感も意識され、日本株は堅調な動きとなったようだ」(水戸証券の投資情報部情報課長・岩崎利昭氏)との声が聞かれた。
日経平均は3万5000円台後半まで水準を戻しており、目先は「トランプ氏の発言には注意が必要だが、業績見通しが堅調な企業が多ければ、戻り売りをこなしつつ上方向を試しそうだ」(岩崎氏)という。

TOPIXは1.37%高の2628.03ポイントで取引を終了。
東証プライム市場指数は1.37%高の1352.52ポイントだった。
東証プライム市場の売買代金は4兆4020億2000万円だった。
東証33業種では、非鉄金属、電気機器、その他製品など26業種が値上がり。空運、食料品、不動産など7業種は値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.31%高の667.84ポイントと、反発した。

個別では、前日に公表した決算が好感されニデック<6594.T>が12%超高となった。
25日に自社株買いを発表したアイシン<7259.T>は9%超高。
指数寄与度の大きい東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>はそれぞれ4%超高、主力のトヨタ自動車<7203.T>は1%超高だった。
前日に業績見通しの下方修正を発表した日産自動車<7201.T>は1%超高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1067銘柄(65%)に対し、値下がりが510銘柄(31%)、変わらずが58銘柄(3%)だった。

終値    前日比  寄り付き  安値/高値  
日経平均  35705.74  +666.59  35387.67  35,337.98─35,835.28
TOPIX  2628.03  +35.47  2613.26  2,609.74─2,638.14
プライム指数  1352.52  +18.25  1345.42  1,343.70─1,357.64
スタンダード指数  1262.39  +7.20  1260.58  1,260.03─1,264.11
グロース指数  852.66  +10.32  846.71  846.08─858.04
グロース250指数  667.84  +8.63  662.83  662.21─672.69
東証出来高(万株)  187254  東証売買代金(億円)  44020.20