東京ロイター
📅 今週の東京株式市場見通し:FOMC利下げ期待で底堅い展開を想定
[東京 8日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、しっかりとした展開が想定されています。
最大の注目イベントである米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ決定の公算が大きいことが、米ハイテク株の上昇を通じて日本株の支えになると見られています。来年相場への期待感や年末高のアノマリーも、投資家心理を上向かせそうです。
日経平均の予想レンジは5万0500円─5万2500円です。
INDEX
💡 今週の主な注目ポイント
1. 🇺🇸 FOMC(9日〜10日)と利下げ期待が中心
今週はFOMCが最大の焦点となります。
追加利下げの公算大: ロイター調査では、エコノミストの8割超が0.25%ポイントの利下げが決定されると予想しています。
ドットチャートへの関心: FOMCでは最新の経済・政策見通し(SEP)が公表され、特にメンバーの政策金利予想を示すドットチャートに市場の関心が集まります。
ソフトランディング期待: SEPの内容次第で来年のソフトランディング(軟着陸)が示され、株価上昇のシナリオが描かれるとの期待があり、これが日本株にも追い風となる可能性があります。
2. 🇯🇵 年末・来年相場への思惑と政局
年末ラリーと楽観シナリオ: マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは、「2026年相場への期待は根強い」とし、年末ラリーのアノマリーや来年の楽観シナリオがプラスに働くとみています。
長期政権への期待: 高市早苗内閣の支持率が高水準を維持し、長期政権が視野に入る中、市場では来年の解散・総選挙や政策の推進を見越したムードが形成されつつあり、早くも年末や来年の株高を意識した動きとなりそうです。
3. 経済指標とイベント
| 日程 | イベント/指標 | 国 | 注目度 |
| 9日〜10日 | FOMC(経済・政策見通し/ドットチャート公表) | 米国 | 特高 |
| 週央 | 7月〜9月期 実質国内総生産(GDP)2次速報 | 日本 | 高 |
| 週央 | 10月 雇用動態調査(JOLTS)求人件数 | 米国 | 中 |
| 決算発表 | ブロードコム<AVGO.O>、コストコ・ホールセール<COST.O> | 米国 | 中 |
| 週末 | メジャーSQ(特別清算指数)算出 | 日本 | 高 |
4. 週末のメジャーSQに注意
週末にはメジャーSQの算出を控えており、その前後では指数が不安定に推移する可能性があるため、需給面での変動に注意が必要です。
今週はFOMCの結果が最も重要な手掛かりとなります。
📊 12月8日 東京株式市場の概況:小幅反発、SBGの下げをプライム市場の底堅さが相殺
[東京 8日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比90円07銭高の5万0581円94銭で取引を終えました。新規の材料が乏しく指数の方向感は出づらく一進一退の動きが続きましたが、プライム市場では8割近くの銘柄が値上がりし、相場全体の底堅さが確認されました。
日経平均は朝方に高く始まった後、すぐにマイナスに転換し、一時267円安まで値下がりしましたが、後場は前日終値を挟んでもみ合いが継続しました。
💡 市場の主な動向と要因
指数寄与度の高い銘柄の重し
指数寄与度の大きいソフトバンクグループ(SBG)<9984.T>が3%超安となり、日経平均を123円ほど押し下げ、上値を抑える要因となりました。
レーザーテック<6920.T>、ファーストリテイリング<9983.T>も値下がりしました。
市場全体の底堅さと循環物色
TOPIXは0.65%高の3384.31ポイントで取引を終了しました。
東証プライム市場の騰落数は、**値上がり1267銘柄(78%)**に対し、値下がりは283銘柄(17%)でした。
フジクラ<5803.T>、三菱重工業<7011.T>、三菱商事<8058.T>、伊藤忠商事<8001.T>といった幅広い銘柄が堅調に推移しました。
先週買われた銀行株などに売りが出た一方、軟調だったセクターに買い戻しが入り、循環的な動きが見られました。
主要イベントを控えた様子見ムード
GCIアセットマネジメントの池田隆政ポートフォリオマネージャーは、「今週は**米連邦公開市場委員会(FOMC)**を控えているほか、年末という季節柄もあり、なかなか上値を追いにくい状況」と述べました。
日銀会合への思惑
日銀の会合にも関心が集まる中、池田氏は「仮に植田和男総裁の会見でタカ派的な姿勢が確認された場合、銀行株の上昇を伴いTOPIXは堅調に推移しそうだ」との見方を示しました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50581.94 | +90.07 | 50,224.65─50,678.05 |
| TOPIX | 3384.31 | +21.75 | 3,355.45─3,385.27 |
| プライム市場指数 | 1742.98 | +11.23 | 1,728.23─1,743.42 |
| 東証売買代金(億円) | 50191.85 |
日経平均は小幅反発となりましたが、今週はFOMC、そして日銀会合の結果待ちで、方向感の出にくい展開が予想されます。
⚖️ 12月9日 東京株式市場の概況:小幅続伸、FOMC控え方向感に乏しい展開
[東京 9日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸し、前営業日比73円16銭高の5万0655円10銭で取引を終えました。前日の米市場での半導体株高を受けて国内関連株の一角が買われましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて積極的な売買は手控えられ、指数は前日終値を挟んだ一進一退となり、方向感に乏しい展開でした。
日経平均は小幅高でスタートした後、終日、前営業日終値を挟んでもみ合いが続きました。
ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長は、「最近のレンジの中央付近でもあり、イベント前にあえてポジションを傾ける動きは限られた」と述べています。
💡 市場の主な動向と要因
FOMC前の様子見ムード
FOMCの結果発表と米連邦準備理事会(FRB)議長会見は、日本時間の11日早朝に予定されています。この重要イベントを前に、市場では積極的な売買が控えられました。
TOPIXも0.02%高の3384.92ポイントと、ほぼ横ばいで取引を終えました。
相場の下支え要因
ドル/円が前日大引け時点に比べ円安方向だったことや、時間外取引の米株先物が横ばい圏で底堅い動きだったことが、投資家心理を支えました。
前日夜遅くに発生した青森県東方沖での地震について、これまでのところ供給網などへの大きな被害は伝わっておらず、相場への影響は限定的でした。
物色の特徴と持ち高調整
手掛かりを欠く中、物色に目立った特徴はみられず、前日に値上がりした不動産が売られるなど持ち高調整的な動きが意識されました。
東証プライム市場の騰落数は、**値上がり567銘柄(35%)**に対し、**値下がりが971銘柄(60%)**と、値下がり銘柄数が上回りました。
個別株の動向
決算を手掛かりにした学情<2301.T>や、証券会社の目標株価見直しなどを受けたコスモス薬品<3349.T>やコニカミノルタ<4902.T>が堅調でした。
一方、任天堂<7974.T>、JX金属<5016.T>が軟調、ファーストリテイリング<9983.T>は小安く推移しました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50655.10 | +73.16 | 50,417.11─50,793.69 |
| TOPIX | 3384.92 | +0.61 | 3,377.41─3,397.46 |
| プライム市場指数 | 1743.25 | +0.27 | 1,739.45─1,749.59 |
| 東証売買代金(億円) | 48935.08 |
日経平均は小幅続伸しましたが、市場の関心は日本時間明朝のFOMCに集まっています。
📉 12月10日 東京株式市場の概況:FOMC控え利益確定売り優勢で反落
[東京 10日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は小幅に反落し、前営業日比52円30銭安の5万0602円80銭で取引を終えました。朝方は米ナスダック株の上昇やドル高/円安進行が支えとなり、節目の5万1000円台を回復しましたが、次第に利益確定売りが優勢となり、後場にかけてはマイナス圏で推移しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を翌日早朝に控え、大引けにかけてはもみ合いとなりました。
日経平均は寄り付きで223円高と底堅くスタートした後、一時452円高の5万1107円77銭まで値上がりしましたが、その後はマイナスに転じました。
後場に入ってからは様子見姿勢が強まり、マイナス圏での推移が続きました。
💡 市場の主な動向と要因
ハイテク株の軟調と利下げペースへの懸念
半導体関連銘柄の一角が軟調で、相場の重しとなりました。
市場では、明日のFOMCで25ベーシスポイント(bp)利下げ予想が優勢な一方、利下げペースが緩やかになる可能性が意識されています。
三菱UFJアセットマネジメントの石金淳エグゼクティブ・ファンド・マネージャーは、「意外と米景気が底堅く、利下げペースが緩やかになる可能性も意識される」と述べ、FRBの利下げ期待が支援材料の一つとなっていたハイテク株は、上値が重くなるリスクがあるとの見方を示しました。
日本株の横ばい圏推移の指摘
石金氏は、今後の日本株について、金利高の中で上方向を積極的に試すのは難しいとの指摘から、「金利の上昇ペースにもよるが、横ばい圏での推移が続くのではないか」と話しています。
物色動向と市場全体の底堅さ
指数は反落しましたが、TOPIXは0.12%高の3389.02ポイントと小幅ながら続伸しました。
プライム市場の騰落数は、**値上がり992銘柄(61%)**に対し、値下がりが562銘柄(34%)と、値上がり銘柄が優勢でした。
物色面では、自動車株(トヨタ、ホンダ、SUBARU)や電力株が買われました。
業種別では、証券、商品先物取引、電気・ガスなど22業種が値上がり。電気機器、機械など11業種は値下がりしました。
指数寄与度の高い銘柄
アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が値下がりしました。
一方、ファーストリテイリング<9983.T>は小幅高でした。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50602.80 | -52.30 | 50,329.27─51,107.77 |
| TOPIX | 3389.02 | +4.10 | 3,376.40─3,408.99 |
| プライム市場指数 | 1745.38 | +2.13 | 1,738.91─1,755.61 |
| 東証売買代金(億円) | 56697.03 |
日経平均は反落しましたが、市場は明朝のFOMCの結果待ちで様子見ムードが強まっています。
📉 12月11日 東京株式市場の概況:FOMC通過で材料出尽くし、SBG大幅安で続落
[東京 11日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比453円98銭安の5万0148円82銭で取引を終えました。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで反発して始まったものの、その後は材料出尽くしとの見方から利益確定売りが広がりました。為替相場で円がじり高になったことも株価の重しとなりました。
日経平均は一時215円高で始まりましたが、後場には一時676円安の4万9926円27銭まで下落し、心理的節目の5万円を下回る場面がありました。
TOPIXは朝方に続伸し史上最高値を更新しましたが、その後軟化し0.94%安の3357.24ポイントで取引を終了しました。
💡 市場の主な動向と要因
ソフトバンクGの大幅安とAIインフラ懸念
指数寄与度の高いソフトバンクグループ(SBG)<9984.T>が7%超下落し、1銘柄で日経平均を280円程度押し下げました。
これは、米IT大手オラクル<ORCL.N>の時間外取引での株価急落を受けたものです。SBGがオラクル、オープンAIと進めている5000億ドル規模のAIインフラ合弁事業「スターゲート」計画の先行きを不安視する声が聞かれました。
材料出尽くしと物色の変化
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、「これまで相場をけん引してきた主役が変わりそうな雰囲気になってきた。買われ過ぎ銘柄の修正が進む中、出遅れや配当利回りに注目した買いが入っている」と述べ、物色のテーマが変化していることを示唆しました。
東証プライム市場の騰落数は、**値上がり207銘柄(12%)**に対し、**値下がりは1361銘柄(84%)**と、全面安の展開でした。
円高と時間外取引の米株先物
後場は、時間外取引での米株先物の下げ幅拡大に加え、**ドル安/円高(円のじり高)**が株価の重しとなりました。
セクター別の動向
防衛関連株(IHI<7013.T>、川崎重工業<7012.T>、三菱重工業<7011.T>など)が3─4%超安となりました。
情報・通信、非鉄金属、電気・ガス、機械、石油・石炭製品など28業種が値下がりしました。
一方、アドバンテスト<6857.T>、三井物産<8031.T>、パナソニック ホールディングス<6752.T>は4%超上昇する銘柄も見られました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50148.82 | -453.98 | 49,926.27─50,875.98 |
| TOPIX | 3357.24 | -31.78 | 3,352.13─3,410.97 |
| プライム市場指数 | 1728.91 | -16.47 | 1,726.49─1,756.21 |
| グロース250指数 | 653.07 | -14.61 | 650.73─667.26 |
| 東証売買代金(億円) | 53942.03 |
日経平均は続落し、市場の焦点はAI関連株の動向と、利上げ観測が根強い日銀の金融政策決定会合に移っています。
🚀 12月12日 東京株式市場の概況:大幅反発、TOPIXが終値で史上最高値を更新
[東京 12日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反発し、前営業日比687円73銭高の5万0836円55銭で取引を終えました。前日安からの自律反発を期待した買いが入ったほか、米市場の流れを受け景気敏感株の物色が支えとなりました。
特筆すべき点として、TOPIXは終値で1.98%高の3423.83ポイントとなり、史上最高値を更新しました。東証プライム市場指数も年初来高値を更新しました。
日経平均は寄り付きで約300円超高、一時978円高の5万1127円まで上値を伸ばし、節目の5万1000円を回復しました。
後場は上げ幅を縮小し、レンジ内でのもみ合いが続きました。
💡 市場の主な動向と要因
利下げ期待が株高サイクルを形成
りそなアセットマネジメントの下出衛チーフ・ストラテジストは、株高の根底には米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定があるとみています。
「経済指標や人工知能(AI)関連で目立ったドライバーがない中、米国での利下げが株高のサイクルを形成している。米株から出遅れる形で日本株も追い上げている」との見解を示しました。
トヨタ自動車の上昇とテクニカル的な買い
トヨタ自動車<7203.T>が4.83%上昇し、年初来高値を更新しました。
FOMC通過でドル安/円高に一服がみられる中、後場に昨年12月と今年10月の高値を相次いで上回り、テクニカル的な買いが加速したとの見方がありました。
幅広い景気敏感株の物色
東証33業種では、鉱業と水産・農林の2業種以外の31業種が値上がりする全面高の展開でした。
輸送用機器、保険、繊維製品、鉄鋼、銀行などの景気敏感株やバリュー株が買われました。
プライム市場の騰落数は、**値上がりが1382銘柄(85%)**と圧倒的多数でした。
主力銘柄の動向
住友金属鉱山<5713.T>が9%超高、パナソニックホールディングス<6752.T>が6%超高となりました。
ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>も2─3%超の上昇と堅調でした。
半面、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>はさえませんでした。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50836.55 | +687.73 | 50,457.42─51,127.69 |
| TOPIX | 3423.83 | +66.59 | 3,388.87─3,428.34 |
| プライム市場指数 | 1763.18 | +34.27 | 1,745.74─1,765.50 |
| 東証売買代金(億円) | 64264.70 |
日経平均は大幅反発し、TOPIXが終値で史上最高値を更新するなど、強い地合いとなりました。景気敏感株の物色が広がっており、米国の利下げサイクルへの期待感が市場を押し上げています。
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