今日の一言:人間万事塞翁が馬

7.12.15-19 雇用統計やらCPIやらのあとに今年最後の日銀金融政策決定会合・・・なんだか織り込んでるように見えて・・・実は・・・(´・ω・`)

東京ロイター  

📅 今週の東京株式市場見通し(12月15日週):日銀会合と米経済指標に注目

[東京 15日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、前週末の米国市場でのハイテク株を中心とした株安を受けて売りが先行しそうです。週後半に日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見を控え、手掛けにくさが意識されます。

米国では雇用統計(16日)など重要指標の発表が相次ぎ、米国株が不安定となる中、米利下げの正当性を確認する展開となるでしょう。クリスマスシーズンで商いが薄くなることから、材料次第ではボラティリティーが高まる可能性もあります。

日経平均の予想レンジは4万9000円─5万1500円です。


💡 今週の主な注目ポイント

1. 🇯🇵 日銀金融政策決定会合(19日)

  • 利上げは織り込み済み:

    • 植田和男総裁の利上げに向けた「地ならし」発言を受けて、足元では今回会合での利上げが9割織り込まれており、利上げ自体はサプライズ視されそうにありません

    • 市場の関心は、利上げの有無よりも、追加利上げのペースや**ターミナルレート(政策金利の到達点)**の行方に向いており、総裁会見でヒントを探ることになります。

  • 日銀短観(15日)の影響:

    • 先行して日銀短観が発表されます。市場予想から大きく乖離しなければ相場への影響は限定的とみられますが、設備投資計画などが過度に弱い場合利上げペース鈍化の思惑につながる可能性があります。

2. 🇺🇸 米国の重要経済指標と利下げ正当性の確認

  • 重要指標の発表ラッシュ:

    • 雇用統計(16日)

    • 10月小売売上高(16日)

    • 11月消費者物価指数(18日)

  • 利下げ軌道の確認:

    • FOMC通過直後ですが、「投資家は最新の情報を持っておらず、利下げ軌道を確認した上で安心してクリスマス休暇に入りたいところ」との声があり、米国の金融緩和路線を支えるために、利下げを正当化する内容かどうかが確認されます。

3. 📉 市場の不安定要因

  • ハイテク株の割高感と売り先行:

    • 前週末の米国市場では、オラクルブロードコムの決算を経てハイテク株の割高感が意識され株安となっており、東京市場も弱い地合いで始まるとみられています。

  • 薄い商いとボラティリティー:

    • クリスマスムードの高まりとともに流動性が薄くなり、「材料次第では価格が振れやすくなる」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との見方もあり、引き続きボラティリティーの高まりには注意が必要になりそうです。


今週は、週後半の日銀会合、そして週を通して発表される米国の重要経済指標が相場を動かす中心材料となります。

 

📉 12月15日 東京株式市場の概況:日経平均反落もTOPIXは史上最高値更新

[東京 15日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比668円44銭安の5万0168円11銭で取引を終えました。前週末の米国市場でのハイテク株安や外為市場でのドル安/円高を受けて、指数寄与度の高い主力株の下落が指数を押し下げました。

一方、日銀の利上げへの思惑から金融株などがしっかりとなり、TOPIXは0.22%高の3431.47ポイントで終値として史上最高値を更新しました。

  • 日経平均は後場に一時870円安の4万9965円まで下落し、心理的節目の5万円を下回る場面がありましたが、押し目買いが入り、下値の堅さが示されました。


💡 市場の主な動向と要因

  1. ハイテク株安と円高による日経平均の下落

    • 週末の米ハイテク株安の流れに加え、ドル/円の円高傾向を受け、人工知能(AI)や半導体関連株などが軟調に推移しました。

    • アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が5─6%超下落し、2銘柄で日経平均を550円程度押し下げました。

    • 16日に公表を控えている11月の米雇用統計も見送り要因となりました。

  2. 日銀短観とTOPIX史上最高値更新

    • 朝方発表された12月日銀短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス15と3期連続で改善し、市場の利上げ観測を裏付けました。

    • T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは、「日銀短観は今週の利上げ決定を裏付けるだけでなく、金融株のほか内需株の買いにもつながっているようだ」との見方を示しました。

    • この流れを受け、TOPIXは値上がり銘柄が圧倒的な全面高となり、終値での史上最高値を更新しました。

  3. セクター別の動き(内需・バリュー株の強さ)

    • 銀行、陸運、輸送用機器、サービス、小売、保険など25業種が値上がりし、内需・バリュー株の強さが際立ちました。

    • イオン<8267.T>が7%超高リクルートホールディングス<6098.T>、信越化学工業<4063.T>も堅調でした。

    • プライム市場の騰落数は、**値上がりが1218銘柄(75%)**と、市場全体では買いが優勢でした。


📊 市場指数終値一覧

指数終値前日比安値/高値
日経平均50168.11-668.4449,965.68─50,432.10
TOPIX3431.47+7.643,409.34─3,434.60
プライム市場指数1767.19+4.011,756.36─1,768.76
東証売買代金(億円)51128.09  

日経平均はハイテク株の下落で反落しましたが、日銀短観の好結果と利上げ観測を背景にTOPIXは史上最高値を更新し、日経平均とTOPIXの二極化が顕著になりました。

 

R7.12.16 東京株式市場・大引け=

 

R7.12.17 東京株式市場・大引け=

 

R7.12.18 東京株式市場・大引け=

 

R7.12.19 東京株式市場・大引け=