東京ロイター
📅 今週(11月25日)の東京株式市場見通し:慎重に戻りを試す展開へ
[東京 25日 ロイター] – 今週の東京株式市場で日経平均は、慎重に戻りを試す展開が予想されています。
先週は米半導体大手エヌビディアの好決算を受けてもハイテク株の戻りが鈍かったですが、今週にかけてはAI(人工知能)・半導体関連株を中心に買い戻しが入りそうです。一方で、日米ともに決算発表が一巡し手掛かりが少ない中、上値を追いにくい環境との指摘も聞かれました。
日経平均の予想レンジは4万9000円―5万0500円です。
INDEX
💡 今週の主な注目点と見方
ハイテク株の買い戻し期待
週明けの米国株式市場では、12月の利下げ観測が高まり、ハイテク株の割高なバリュエーションを巡る懸念が和らぎ、ハイテク株が上昇しました。
市場では「少しマーケットも落ち着きを取り戻しており、東京市場でも半導体関連は買い戻しが入るのではないか。日経平均は5万円台を維持できるかが焦点となる」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏)との見方が聞かれます。
地政学リスク(日中関係)への警戒
「足元ではインバウンド(訪日外国人)関連株や水産株に売りが出たが、他の産業にも影響が広がらないか注意が必要」(外資証券・アナリスト)など、日中問題の悪化を警戒する見方も聞かれました。
年末商戦と小売関連株
米国では年末商戦が本格化するタイミングに入ります。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、「最近では日本でもブラックフライデーのセールが活発なため、小売関連は相対的に底堅く推移する可能性がある」と話しています。
日経平均は5万円台を巡る攻防が焦点となりそうです。
📈 11月24日 東京株式市場の概況:振替休日のため休場
株式市場は休場でした。
📈 11月25日 東京株式市場の概況:ソフトバンクG急落で日経平均は小幅反発にとどまる
[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比33円64銭高の4万8659円52銭で取引を終えました。国内連休中の米ハイテク株高を受けて、主力のハイテク株が底堅く推移したものの、指数寄与度の高いソフトバンクグループ<9984.T>の株価が9%超と大幅に下落し、日経平均の上値を抑えました。
日経平均は寄り付きで487円高と心理的節目の4万9000円を回復しましたが、後場にマイナス圏に転落し、安値4万8511円をつけました。
TOPIXは続落し、0.21%安の3290.89ポイントで取引を終えました。
💡 市場の主な動向と要因
ソフトバンクGの急落とAI競争激化への警戒
ソフトバンクGは9.95%下落し、この1銘柄で日経平均を333円程度押し下げました。
下落の背景には、米アルファベット傘下のグーグルが発表した最新生成AI(人工知能)モデル「Gemini(ジェミニ)3」への好評価があり、ソフトバンクGが出資するオープンAIとの競争激化が警戒されました。
アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長は、「ジェミニがオープンAIのチャットGPTと比較して、より正確で新しい情報を提供することが確認されている。収益化を巡ってはジェミニが優れているとの見方もある」とコメントしました。
その他のハイテク株と主力株の動向
アドバンテスト<6857.T>が4%超高、東京エレクトロン<8035.T>が3%超高と、半導体関連株は堅調でした。
ファーストリテイリング<9983.T>も2%超高。
エーザイ<4523.T>が7%超高、住友電気工業<5802.T>が6%超高と、個別銘柄でも大幅高となるものが見られました。
市場の不安定な値動き
AI相場を巡る楽観と悲観が交錯する中、ソフトバンクGが後場に下げを強めたことや、日中関係の緊張感の高まりなども相場の重しとなりました。
市場では「日経平均は当面ソフトバンクGの株価に左右され、NT倍率も下落する局面が続きそうだ」(国内証券ストラテジスト)との声も聞かれています。
業種別動向
東証33業種では、非鉄金属、鉱業、医薬品など20業種が値上がり。値下がりは情報・通信、保険、空運など13業種でした。
東証プライム市場の騰落数は、値上がり772銘柄(47%)に対し、値下がりが787銘柄(48%)と、ほぼ拮抗しました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 48659.52 | +33.64 | 48,511.95─49,182.32 |
| TOPIX | 3290.89 | -6.84 | 3,279.90─3,322.02 |
| プライム市場指数 | 1694.48 | -3.49 | 1,688.95─1,710.29 |
| グロース250指数 | 667.31 | -13.12 | 666.42─683.94 |
| 東証売買代金(億円) | 61958.32 |
日経平均は小幅反発でしたが、ソフトバンクGの急落が指数の上値を抑えました。今後の市場は、AI分野におけるグーグルとオープンAI(ソフトバンクG出資先)の競争や、ソフトバンクGの株価動向に大きく左右されそうです。
📈11月26日 東京株式市場の概況:早期利下げ思惑で続伸、日経平均は一時1000円超高
[東京 26日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比899円55銭高の4万9559円07銭と続伸して取引を終えました。米国市場で早期利下げへの思惑が高まり株高となったことが投資家心理を支援しました。日経平均への寄与度の高いハイテク株の一角に買いが入って指数を押し上げ、上昇幅は一時1000円を超えました。
日経平均は352円高で始まった後も徐々に上げ幅を拡大し、後場入り後に一時1090円高の4万9749円に上昇しました。
米国の弱い経済指標や、次期米連邦準備理事会(FRB)議長の人選が進む中で次期体制がハト派寄りになるとの思惑から、早期の利下げが意識されました。
💡 市場の主な動向と要因
ハイテク株の買い戻しと指数上昇
AI(人工知能)関連株が買われ、アドバンテスト<6857.T>やフジクラ<5803.T>がしっかりでした。
前日に大きく売られたソフトバンクグループ<9984.T>にも押し目買いが入りました。
その他、信越化学工業<4063.T>やソニーグループ<6758.T>、ファーストリテイリング<9983.T>も堅調でした。
銀行株の堅調
日銀による早期利上げへの思惑から、銀行株もしっかりでした。
アノマリーと需給要因
市場では12月株高のアノマリーを意識する声が聞かれました。
目先では「中間配当の支払いが今週から始まる。再投資に回れば需給面でプラス」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との思惑が聞かれました。
全面高の展開
TOPIXは1.96%高の3355.50ポイントで取引を終えました。
東証33業種では、証券や電気・ガス、銀行など32業種が値上がりし、値下がりは海運の1業種のみでした。
東証プライム市場の騰落数は、**値上がりが1422銘柄(88%)**に達する全面高の展開でした。
新興株式市場の東証グロース市場250指数も2.6%高の684.67ポイントと反発しました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 49559.07 | +899.55 | 48,964.19─49,749.59 |
| TOPIX | 3355.50 | +64.61 | 3,313.26─3,360.50 |
| プライム市場指数 | 1727.82 | +33.34 | 1,706.83─1,730.35 |
| グロース250指数 | 684.67 | +17.36 | 669.83─684.67 |
| 東証売買代金(億円) | 61067.61 |
日経平均は米国の早期利下げ観測を背景に大幅に続伸しました。ハイテク株や銀行株が指数を押し上げ、市場は全面高の展開となりました。
🚀 11月27日 東京株式市場の概況:3日続伸で7営業日ぶりに5万円台回復
[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3日続伸し、前営業日比608円03銭高の5万0167円10銭で取引を終えました。終値ベースでは17日以来7営業日ぶりに5万円台を回復しました。
米利下げ期待の継続で前日の米国株が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でもハイテク株を中心に堅調な展開となりました。日経平均は節目の5万円台を回復しましたが、買いが一巡した後はもみ合いが続きました。
日経平均は前営業日比309円高でスタートした後も上げ幅を拡大し、一時763円高の5万0322円14銭まで上昇しました。
後場に入ってからは一進一退の展開となり、5万0100円―5万0200円を軸に小動きが継続しました。
💡 市場の主な動向と要因
ハイテク株主導による5万円台回復
指数寄与度の大きいアドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>が堅調に推移し、相場を押し上げました。
レゾナック・ホールディングス<4004.T>はモルガン・スタンレーMUFG証券の目標株価引き上げを受け、8%超の大幅高となりました。
東証33業種では、電気機器、非鉄金属、鉱業など19業種が値上がりしました。
AI相場の選別化
楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは、「AI(人工知能)相場は続いているものの、足元では銘柄の選別が進んできている」と指摘。AI関連がまとめて物色される局面は終わり、「競争力や業績などを見極めた売り買いが続きそうだ」との見方を示しました。
日銀委員発言の影響は限定的
日銀の野口旭審議委員は、政策調整について「非常に注意深く適切に、遅すぎず早すぎずやらなければならない状況に入っている」と述べましたが、特段のサプライズはなく、株式相場の反応は限定的でした。
テクニカル面での焦点
テクニカル面では、日経平均が5万0100円台に位置する25日移動平均線を明確に上抜けられるかが焦点になるとの指摘がありました。これを上抜けられれば、再び5万2000円台に向けて上方向を試す可能性があるとされます。
終値5万0167円10銭は、25日移動平均線(約50,100円)を上回っています。
その他の市場動向
TOPIXは0.39%高の3368.57ポイントで取引を終了しました。
プライム市場の売買代金は4兆9659億7400万円でした。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50167.10 | +608.03 | 49,865.17─50,322.14 |
| TOPIX | 3368.57 | +13.07 | 3,365.26─3,381.74 |
| プライム市場指数 | 1734.58 | +6.76 | 1,732.87─1,741.32 |
| グロース250指数 | 695.05 | +10.38 | 685.45─695.59 |
| 東証売買代金(億円) | 49659.74 |
日経平均は3日続伸し、終値で5万円台を回復しました。今後は、ハイテク株が競争力や業績に応じて選別される展開となりそうです。また、テクニカル面では25日移動平均線を上回ったことで、さらなる上昇への期待が高まります。
📈 11月28日 東京株式市場の概況:4日続伸、米国休場と月末要因で小動き
[東京 28日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は4日続伸し、前営業日比86円81銭高の5万0253円91銭で取引を終えました。米国市場が感謝祭で休場となり手掛かりが不足したことに加え、週末や月末要因も重なり手控えムードが広がりました。日経平均は1日を通して狭いレンジ内で推移しました。
日経平均は小幅高で寄り付いた後、心理的節目の5万円割れとなる場面も見られましたが持ち直し、終値は5万0253円91銭で引けました。
この日の値幅は上下268円と限定的でした。
終値は前日までの7営業日で下回っていた25日移動平均線をわずかに上回りました。
💡 市場の主な動向と要因
動意に乏しい展開
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャーは、「足元の株価は過去に商いが膨らんだボリュームゾーンでもあるため、明確な材料がない限り、同水準でのもみ合いが継続しやすい」との見方を示しました。
主力株は高安まちまち
指数寄与度の高い主力株は方向感に欠けました。
アドバンテスト<6857.T>、信越化学工業<4063.T>がしっかり、イビデン<4062.T>が3%超高と堅調。
半面、東京エレクトロン<8035.T>、ファーストリテイリング<9983.T>はさえませんでした。
業種別動向と騰落
TOPIXは3日続伸し、0.29%高の3378.44ポイントで取引を終えました。
東証33業種では、鉄鋼、その他金融、パルプ・紙、機械など25業種が値上がり。値下がりは空運、陸運など8業種となっています。
東証プライム市場の騰落数は、**値上がりが1149銘柄(71%)**と、市場全体としては底堅さが継続しました。
📊 市場指数終値一覧
| 指数 | 終値 | 前日比 | 安値/高値 |
| 日経平均 | 50253.91 | +86.81 | 49,989.54─50,258.25 |
| TOPIX | 3378.44 | +9.87 | 3,363.05─3,381.42 |
| プライム市場指数 | 1739.64 | +5.06 | 1,731.96─1,741.14 |
| グロース250指数 | 699.53 | +4.48 | 693.71─702.34 |
| 東証売買代金(億円) | 46995.52 |
日経平均は4日続伸となりましたが、米国市場休場の影響で商いは細り、終日小動きでした。相場に方向感が見えない中、今後は明確な材料を待つ展開となりそうです。
📅 来週の東京株式市場見通し:底堅く戻り歩調継続の見込み
[東京 28日 ロイター] – 来週の東京株式市場で日経平均は、戻り歩調が継続すると想定されています。
大型イベントに乏しく、翌週にFOMC(米連邦公開市場委員会、9─10日)を控えて模様眺めが強まりやすい局面ではありますが、米早期利下げへの思惑や、決算を通じて堅調な企業業績が示されたとの見方から、底堅さが意識されそうです。
日経平均の予想レンジは4万9500円─5万1000円です。
💡 市場の主な注目ポイント
1. 継続する戻り歩調と需給要因
岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長は、「年末相場の機運もあり、やや強めではないか。戻り歩調が継続するだろう」との見方を示しています。
中間配当の再投資の思惑も、相場の下支えになるとみられます。
2. 米国の早期利下げ思惑の持続性
足元の株価を支えている米早期利下げへの思惑が継続するかが最大のポイントです。
CMEのフェドウォッチによると、12月の利下げ確率は8割超に高まっています。
来週発表される以下の経済指標で、米国の景気基調に変化がないかを見極めることになります。
11月米ISM製造業景況指数(1日)
11月米ISM非製造業景況指数(3日)
また、米国では年末商戦が本格化しており、これに関連した報道も材料視される可能性があります。
3. 日銀総裁発言と金利・為替の動向
国内金利の上昇基調は「緩やかなら株価への影響は限定的」との見方もありますが、警戒感はくすぶっています。
日銀の利上げの行方を見極める上で、**植田和男総裁の発言機会(1日)**後の金利や為替の動向には注意が必要になります。
4. 日中関係の動向
悪化している日中関係の動向への目配りも必要です。「関係悪化がエスカレートしないか、内閣支持率に影響が及ばないかには目配りが必要」(岩井コスモ証券・林氏)との見方があります。
来週の東京市場は、米国の経済指標結果と、日銀の植田総裁の発言が主要な手がかりとなりそうです。
- 1
- 2

