今日の一言:人間万事塞翁が馬

R6.9.16-20 FOMCと日銀決定会合がはじまる!0.25なのか0.5なのかそれが問題だ!

東京ロイター

日経平均はもみ合い、日米中銀会合を前に為替にらみ=今週の東京株式市場

[東京 17日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、もみ合いが想定されている。週の後半に控える米連邦準備理事会(FRB、日本時間19日未明)と日銀(20日)の金融政策決定会合の結果発表、記者会見に向けて、為替動向を見据えた相場展開が継続しそうだ。

 日経平均の予想レンジは3万5500円─3万7500円。

 日経平均は足元で為替動向に敏感になっており、為替への影響が大きい日米の中銀会合を控える中で神経質な値動きになりやすいとみられている。米利下げへの思惑で米株が強含む場合でも「米株の上昇圧力と円高のマイナス圧力が相殺し合い、日本株は動きづらい」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との声が聞かれる。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)では50bpの思惑がぶり返してきており「25bpではネガティブサプライズにないかねない」(窪田氏)との見方がある。17日に発表される8月米小売売上高が過度に弱い数字の場合、その後のFOMCでの利下げは25ベーシスでは物足りないとの受け止めにつながりやすいとみられている。

 前週末にかけて、ニューヨーク連銀のダドリー前総裁が、50bpの利下げを実施する強い論拠があるとの認識を示したほか、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルと英紙ファイナンシャル・タイムズが50bpの利下げが実施される選択肢はなお残っていると報じた。ドル/円は国内の連休中に約1年2カ月ぶりの低水準となる139円台に下落した。

 日銀会合は政策の現状維持がメインシナリオで、大きな波乱は見込まれていない。ただ、総裁会見の内容に応じて「為替が動意付くリスクはくすぶり、翌週の相場に向けて目配りは必要」(国内証券のアナリスト)という。

 

R6.9.16 東京株式市場・大引け=敬老の日のため休場

R6.9.17 東京株式市場・大引け=続落、米ハイテク株安や円高で 主力株に売り

 [東京 17日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比378円54銭安の3万6203円22銭と、続落して取引を終えた。週明けの米国株式市場でのハイテク株安のほか、前日に139円台までドル安・円高が進行し、警戒感が強まった。個別では半導体関連などの主力ハイテク株が軒並み売られ、日経平均を押し下げた。
 日経平均は20円高と小幅に反発してスタート。間もなくマイナス圏に転落し、753円安の3万5828円54銭で安値をつけた。後場ではドル安・円高に一服感がみられ、下げ幅を縮小。日経平均は心理的節目の3万6000円割れとなる場面がみられたが、後場終盤にかけては上回った水準での推移となった。
 今週は米連邦準備理事会(FRB、日本時間19日未明)と日銀(20日)の金融政策決定会合の結果発表と記者会見を控えている。市場では「目立った材料は特段ないが、中銀イベントを控え、リスクを抑える動きに傾いている」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との見方があった。
 東証株価指数(TOPIX)は0.6%安の2555.76ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.6%安の1315.17ポイント。プライム市場の売買代金は4兆2028億8200万円だった。
 東証33業種では保険、銀行、証券商品先物取引など18業種が値下がり、海運、水産・農林、陸運など14業種が値上がり。非鉄金属は変わらずだった。
 主力株では、トヨタ自動車<7203.T>が2%安。半導体関連株は東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>が4─5%超安。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>は小幅高、ソフトバンクグループ<9984.T>は3%超安となった。そのほか、メルカリ<4385.T>、シャープ<6753.T>が4%超高、りそなホールディングス<8308.T> は6%超安だった。
 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.87%安の638.89ポイントと、続落した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが960銘柄(58%)、値下がりは631銘柄(38%)、変わらずは52銘柄(3%)だった。8666

R6.9.18 東京株式市場・大引け=反発、円安で自動車株に買い FOMC控え手掛けにくさも

[東京 18日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比176円95銭高の3万6380円17銭と3日ぶりに反発して取引を終えた。ドル/円が前日の大引け時に比べ円安方向に振れ、輸出関連株を中心に買いが先行した。為替が次第に円高方向へ揺り戻すと上げ幅を削り、マイナスに沈む場面もあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、手掛けにくさが意識された。

 日経平均は前営業日比342円高で寄り付いた後、一時471円高の3万6675円07銭に上昇した。円安を好感した買いが自動車などの輸出関連株で優勢になったほか、ハイテク株比率の高い米ナスダック総合の底堅い動きを好感し半導体関連やハイテク株が買い戻され、指数を押し上げた。

 市場では「短期的に売っていた投資家によるテクニカル的な買い戻しが中心だろう。日米金利差縮小の方向で考えると円安継続は想定しにくく、目先の上値は限られるのではないか」(内藤証券の田部井美彦・投資調査部長)との声が聞かれた。
 ドルが朝方の142円付近から次第に水準を切り下げると日経平均も上げ幅を縮めて一時マイナスに転じ、75円安の3万6127円45銭に下落した。終盤にかけて為替の円高方向の動きが一服すると、日経平均はプラスを回復した。

 FOMCを控えて手掛けにくさも意識され、商いは膨らまなかった。今回のFOMCでの利下げは確実視されているが、利下げ幅が0.25%か0.5%かで市場の見方は定まっていない。加えて、FOMCメンバーによる政策金利見通しも示される予定で、イベント通過に伴う市場の反応は読みにくいとの声が多く聞かれた。

 TOPIXは0.38%高の2565.37ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.38%高の1320.12ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4707億3900万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器や石油・石炭製品、鉱業など23業種、値下がりは陸運や空運、医薬品など10業種だった。

 トヨタ自動車<7203.T>やファーストリテイリング<9983.T>が堅調。MBO(経営陣が参加する買収)の方針を発表したトランコム<9058.T>はストップ高買い気配。一方、中外製薬<4519.T>やニトリHLDG<9843.T>は軟調だった。新興株式市場は、新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.2%高の640.19ポイントと、反発した。

 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1190銘柄(72%)、値下がりは413銘柄(25%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。8670

R6.9.20 東京株式市場・大引け=続伸、FOMC通過後の円安を好感 3万7000円台回復

[東京 19日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比775円16銭高の3万7155円33銭と、続伸して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後にドル高/円安が進行し、幅広い業種で買いが先行した。日経平均は心理的節目の3万7000円を回復し、約2週間ぶりの高水準となった。
 日経平均は578円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、前場終盤に1014円高の3万7394円52銭で高値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げたが、年内の利下げ見通しについては必ずしも急がない姿勢を示した。

 前日の米国株式市場では主要3株価指数が小幅安となる一方、時間外取引では軒並み上昇。外為市場ではドル/円が一時143.95円付近まで上昇し、日本株の上昇に弾みをつけた。買い一巡後はドル高・円安に一服感がみられ、後場の日経平均は前場レンジ内でのもみ合いとなった。
 あすは日銀の金融政策決定会合の結果公表を控えており、政策金利(無担保コール翌日物金利=短期金利)は0.25%で据え置きとなる見方が優勢となっている。市場では「植田和男日銀総裁の発言次第ではドル/円が再び円高に振れる可能性があるため、きょうの株高は一時的となるのではないか」(SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長)との声が聞かれる。日経平均は当面ボックス圏内での推移となりやすいという。

 東証株価指数(TOPIX)は2.01%高の2616.87ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.01%高の1346.66ポイント。プライム市場の売買代金は4兆0594億7400万円だった。東証33業種では、全業種が上昇。海運、保険、輸送用機器、非鉄金属、サービスなどが値上がり率上位となった。
 主力株では、トヨタ自動車<7203.T>が5%超高となったほか、指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>、東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>も2%超高としっかり。リクルートホールディングス<6098.T>、フジクラ<5803.T>、メルカリ<4385.T>も6%超高と大幅高だった。半面、三菱電機<6503.T>、富士フイルムホールディングス<4901.T>はさえなかった。
 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.42%高の662.06ポイントと、大幅に続伸した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1340銘柄(81%)、値下がりは257銘柄(15%)、変わらずは46銘柄(2%)だった。

R6.9.20 東京株式市場・大引け=3日続伸、米株高を好感 大型株中心に買い

[東京 20日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比568円58銭高の3万7723円91銭と3日続伸して取引を終えた。前日の米国株高を好感し、大型株を中心に幅広く買われた。一時800円超高となり、節目の3万8000円に迫る場面もあった。日銀は政策金利の現状維持を決めたが、株価の反応は乏しかった。
 日経平均は558円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時819円高の3万7974円72銭に上昇した。大台に迫ったが、戻り待ちや利益確定の売りに上値を抑制された。買いの中心は大型株で、グロース株とバリュー株との間で物色の大きな偏りはみられなかった。
 寄与度の大きい半導体関連株やハイテク株が買われて指数を押し上げた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が大幅高だったことが好感された。為替の円高一服は安心感につながり、自動車株は引き続きしっかり。金利の上昇基調を背景に銀行など金融株も堅調だった。
 午後には、徐々に上げ幅を縮めた。日銀が政策金利の現状維持を決めたことが昼休み時間中に伝わった直後の先物の反応は限られた。その後、ドル/円がやや円高で反応したことが投資家心理の重しになった。国内で3連休を控えた週末で持ち高調整の売りも出たとみられる。
 来週も「為替への感度が高い状態は続きそうだ。指数がレンジ推移となる中で、個別物色が中心になるのではないか」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との見方が聞かれた。自民党の総裁選を控えており「とりわけ週後半は動きにくさも意識されるだろう」という。
 TOPIXは0.97%高の2642.35ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.97%高の1359.78ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆9244億0400万円だった。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品や非鉄金属、電気機器など29業種、値下がりは電気・ガスや陸運、海運など4業種だった。

 東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>がしっかりだった一方、NTTデータグループ<9613.T>、セブン&アイHLDG<3382.T>は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.61%高の666.08ポイントと3日続伸した。

 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1077銘柄(65%)、値下がりは504銘柄(30%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。