今日の一言:人間万事塞翁が馬

R6.8.5-9 地獄の一週間が始まる!いつか来た道!通った道!もともと高値にあったんや!浮かれて忘れてたんやな・・・ここが地獄の一丁目一番地なのか?花の道になるのか? (´・ω・`)

東京ロイター

神経質、米景気懸念や円高を嫌気 為替動向に一喜一憂=今週の東京株式市場

[東京 5日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、神経質な値動きになりそうだ。米国の景気懸念に加え、為替の円高基調が継続すれば、投資家心理の重しになりやすい。大きなイベントの端境期に当たることもあり、ドル/円の値動きへの連動が強まりそうだとみられている。日銀のタカ派化が円高を加速させた側面があり、8日に発表される同会合の主な意見(7月30─31日開催分)への関心は高い。

 日経平均の予想レンジは3万4000円─3万6000円。

 市場では「中銀会合を通過し、米決算も大手は一巡した。イベントに乏しい中、為替動向をみながらボラティリティの高い週になりそうだ」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞かれる。

 米景気では、7月ISM非製造業景況指数(5日)や、週次の新規失業保険申請件数(8日)で、景気の現状を確認することになる。数字が弱い場合、景気懸念が強まりかねないとの警戒感がある。前週末に発表された米7月雇用統計は、景気が想定以上に急速に減速するとの市場の見方を後押しする弱さだった。

 為替に関しては、日銀の年内追加利上げと米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げといった日米金融政策の方向性の違いから、金利差縮小の思惑が円高を促している側面があり、日銀会合の主な意見などを通じて日銀のスタンスを見極めたいという。

 日経平均は最高値から10%超下落し、割安感も意識されてきている。年初からの上昇相場で買い遅れた投資家には絶好の押し目との声もあり、中長期投資家によるマネー流入への期待もある。

 ただ、不透明感が強すぎて買いにくいとの声は根強く、下げ止まったとしても水準の回復には時間がかかりそうとの見方は多い。国内証券のアナリストは「勢いよくリバウンドするとは想定しにくい。当面は為替を気にしながらの相場になりそうだ」と話している。12173

R6.8.5 東京株式市場・大引け=3日続落、過去最大の4451円安 米景気懸念や円高でパニック売り

[東京 5日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比4451円28銭(12.40%)安の3万1458円42銭と、大幅に3日続落して取引を終えた。年初来安値を更新、2023年11月以来の安値水準となり、年初からの上げが帳消しとなった。米国の景気後退(リセッション)懸念、急速なドル安/円高進行などが嫌気された。日経平均は下落率・下落幅ともに今年最大、歴代では過去最大の下落幅、過去2番目の下落率となった。

 日経平均は660円で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、3万5000円、3万4000円、3万3000円と心理的節目を相次ぎ下回って大引け間際に4753円安の3万1156円12銭で安値を付けた。米雇用統計の弱い結果を受けた景気後退懸念を発端に、東京株式市場ではパニック売りが広がり株価の下げが加速。時間外取引での米株先物3指数が下落し、ナスダック先物が大幅安となったことも手掛かりとなった。終値ベースでの下げ幅は、1987年10月20日のブラックマンデー(3836円)を超え、過去最大となった。

 需給面では、信用取引の追い証発生に伴う個人投資家の投げ売りといった短期筋のロスカットのほか、空売りも株価の下落に拍車をかけた。市場では「売りが売りを誘う展開で、下値めどが立たない」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。

 大阪取引所では、指数先物のサーキットブレーカー発動が相次ぎ、日経平均のほか、TOPIX、東証グロース市場250指数、JPX日経400、日経平均VIの先物で2回発動した。サーキットブレーカーは変動率が基準値を超えた場合、自動的に発動される。

 松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「米景気の減速感に加え、日銀の追加利上げ、人工知能(AI)バブル崩壊の予兆など、トリプルパンチの様相。短期のリバウンドは見込めるものの、中長期的なトレンドでは怪しくなってきた」との見方を示す。

 東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、12.23%安の2227.15ポイントで取引を終えた。同じく年初来安値を更新し、23年10月以来の安値水準となった。東証プライム市場指数は前営業日比12.24%安の1146.16ポイントと、同じく年初来安値を更新。プライム市場の売買代金は7兆9674億9900万円だった。

 東証33業種では、全業種が値下がり。保険、銀行、証券、非鉄金属、海運、卸売が値下がり率上位となり、15─17%超下落した。東証プライム市場の時価総額は、1日で約105兆円吹き飛んだ。

個別では、トヨタ自動車<7203.T>が13%超安、東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が18%超安、アドバンテスト<6857.T>、TDK<6762.T>が15─16%超安となるなど主力株が軒並み大幅安。東京エレクのほか、ディスコ<6146.T>、商船三井<9104.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など、ストップ安水準まで売られる主力株も少なくなかった。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が15.84%安の485.02ポイントと、大幅に3日続落。20年3月以来の安値水準となった。

 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが14銘柄、値下がりは1625銘柄(98%)、変わらずは7銘柄だった。10637

R6.8.6 東京株式市場・大引け=大幅反発、3200円超高 自律反発期待で過去最大の上昇幅

[東京 6日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比3217円04銭高の3万4675円46銭と大幅反発して取引を終えた。前日に公表された米国の経済指標が市場予想を上回り、米景気への過度な懸念が和らいだことや、前日までの大幅下落の反動で自律反発を期待した買いが入った。為替の円高進行が一服したことも支えになった。1990年10月2日の終値ベースの上昇幅2676円を上回り、過去最大の上げ幅となった。

 日経平均は前営業日比618円高でスタートした後、上げ幅を拡大し、前場中盤に一時3453円高の3万4911円80銭で高値を付けた。買いが一服した後は上げ幅を縮小したが、後場には再び強含む場面もあった。前日とは反対で、プライム市場では9割超が値上がりし全面高となった。後場は一進一退の展開となったが、好業績銘柄が堅調に推移するなど、個別材料を手掛かりにした物色もみられた。

 市場では「前日の下げはファンダメンタルズやテクニカルを無視した売られ方だったので、今日は自律反発狙いの買いが強まっている」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。

 楽天証券のシニアマーケットアナリスト・土信田雅之氏は、目先の日経平均について「3万5000―3万6000円程度までは戻りを試しそうだ」とみる。ただ、8月下旬にジャクソンホール会合や米エヌビディアの決算を控え、内容を見極めたいとのムードも強まりやすく「8月下旬まではレンジ相場が続くのではないか」(土信田氏)という。目先は為替動向も注目され、「ドルが145円前後で値固めとなれば、日本企業の業績を大きく棄損する可能性は低く、株価にとってポジティブ」(前出の国内証券・ストラテジスト)との見方があった。

 TOPIXは9.3%高の2434.21ポイントで取引を終了。プライム市場指数は9.31%高の1252.83ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は7兆7500億3200万円だった。東証33業種では、全業種が値上がり。海運、ゴム製品、その他金融などが上昇率上位に並んだ。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が10.06%高の533.79ポイントと、4日ぶりに反発した。

 個別では、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が19%高、東京エレクトロン<8035.T>が16%超高、レーザーテック<6920.T>が15%超高だった。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>が7%超高、ソフトバンクグループ<9984.T>が12%高だった。トヨタ自動車<7203.T>は12%超高。後場に決算を発表した三菱重工業<7011.T>は19%超高。大林組<1802.T>は17%超高と大幅上昇した。

 プライム市場の騰落数は、値上がり1575銘柄(95%)に対し、値下がりが64銘柄(3%)、変わらずが7銘柄だった。11891

R6.8.7 東京株式市場・大引け=続伸、900円超安から一転 日銀副総裁発言に神経質に反応

[東京 7日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比414円16銭高の3万5089円62銭と、続伸して取引を終えた。前日の大幅反発の反動で朝方は軟調だったが、注目されていた日銀の内田真一副総裁の発言がハト派的と受け止められ急速に買い圧力が強まった。1日を通して荒い値動きで、日経平均の値幅は上下2110円となった。

 日経平均は前営業日比553円安でスタートし、936円安の3万3739円46銭で安値を付けた。その後は一進一退となったが、内田副総裁の発言が伝わるとドルが急速に147円台後半まで上昇し、日経平均は一時1174円高の3万5849円77銭まで上値を伸ばした。後場は再びもみ合った後、内田副総裁の会見での発言に反応し上げ幅を縮小した。

 内田副総裁は函館市での金融経済懇談会のあいさつで、「市場変動の結果、見通しの確度が変われば当然金利のパスは変わってくる」、「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」などと述べた。午後の会見では「市場変動の影響注視し、そのことを政策に反映していくのは当然」などと指摘。市場では「(会見では)もう少し踏み込んだ発言が期待されていたが、そうならなかったためいったん利益確定売りが広がったようだ」(信託銀行ストラテジスト)という。

 T&Dアセットマネジメント浪岡宏チーフストラテジスト「足元のドル高/円安基調に持続性があるとは言い難く、(株価の)上値追いは限定的になってしまう」と話す。ボラティリティーが再び高まる可能性もありポジションを傾けづらく、「時間の経過とともに落ち着きを待つしかない」(同)という。日経平均は当面、200日移動平均線(3万6800円)や、直近高値からの半値戻し(3万5000円)の水準が意識されやすいとみている。

 東証株価指数(TOPIX)も続伸し、2.26%高の2489.21ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.26%高の1281.17ポイント。プライム市場の売買代金は7兆3744億9700万円だった。東証33業種では、銀行、卸売、証券、保険など27業種が値上がり、ゴム製品、鉱業、海運など6業種が値下がりした。

 主力株では、ディスコ<6146.T>、キヤノン<7751.T>が大幅高、ソフトバンクグループ<9984.T>、KDDI<9433.T>がしっかり。ダイキン工業<6367.T>、NTTデータグループ<9613.T>は9─10%超安。東京エレクトロン<8035.T>、ファーストリテイリング<9983.T>、アドバンテスト<6857.T>はマイナス圏に転落し、小幅安となった。

 銀行株はしっかり。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、りそなホールディングス<8308.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は8─10%超高となった。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.29%高の551.37ポイントと、続伸した。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1092銘柄(66%)、値下がりは526銘柄(31%)、変わらずは28銘柄(1%)だった。11872

R6.8.8 東京株式市場・大引け=反落、為替連動で方向感なく 好業績物色は活発

[東京 8日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比258円47銭安の3万4831円15銭と、3日ぶりに反落して取引を終えた。前日の米株安や為替の円高進行を受けて売りが強まり、前場に800円超安となる場面があった。後場は一転して290円高となるなど、終日、為替動向に振らされる展開となった。一方、好決算銘柄には買いが入り、個別物色の意欲は確認された。

 日経平均の1日の値幅は1172円となり、「週初に比べれば値幅は縮小してきているが、依然としてボラタイルな動きになりやすい」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。

 なかのアセットマネジメントのチーフポートフォリオマネージャー、山本潤氏は、為替と株価の相関関係に着目した機械取引の影響で「日本株は為替動向に左右されやすい地合いが続きそうだ」と話す。足元の日経平均は落ち着きどころを探るような状況で、水準としては3万5000円を挟んでの値動きが続くのではないか、という。

 TOPIXは1.11%安の2461.70ポイントで取引を終了。プライム市場指数は1.11%安の1266.93ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆3509億2000万円だった。東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品、小売など7業種が値上がり。金属製品、非鉄金属、銀行など26業種は値下がりした。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.15%高の557.73ポイントと、3日続伸した。

 個別では、好決算銘柄への物色が活発となり、レーザーテック<6920.T>、ニトリホールディングス<9843.T>、アサヒグループホールディングス<2502.T>が大幅高となった。半導体関連はまちまちで、東京エレクトロン<8035.T>が小幅高、アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>はそれぞれ4%超安だった。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>は2%高、主力のトヨタ自動車<7203.T>は1%超安だった。

 プライム市場の騰落数は、値上がり588銘柄(35%)に対し、値下がりが1027銘柄(62%)、変わらずが31銘柄(1%)だった。11886

R6.8.9 東京株式市場・大引け=反発、米株高や円高一服が支え 連休前の手仕舞いも

[東京 9日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円85銭高の3万5025円00銭と反発して取引を終えた。米株高や円高の一服を好感した買いが優勢だった。国内の連休を前にして手仕舞い売りが強まりマイナスに転じる場面もあったが、大引けにかけて持ち直した。
 日経平均は441円高で始まり、一時840円高の3万5671円31銭に上値を伸ばした。米国市場でのハイテク株高を受けて、寄与度の高い半導体関連株などで買いが先行した。ドル/円が147円台後半と円安方向だったことも投資家心理を支えた。
 買い一巡後は、次第に上値が重くなった。後場にドル/円が146円後半に弱含むと、日経平均は一時マイナスに転じた。神経質な相場が続く中、国内の3連休を控えた週末で手仕舞い売りが強まった。一時385円安に下落した。前日に宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生したことも投資家心理の重しになった。
 大引けにかけては、再び持ち直した。市場では「二番底への警戒感はあるが、中小型株を含めてリバウンドの動きが幅広くみられており、いい方向に向かっている感触は強い」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。
 TOPIXは0.88%高の2483.3ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.88%高の1278.03ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆3348億2300万円と膨らんだ。東証33業種では、値上がりは非鉄金属やその他金融、サービスなど23業種、値下がりは電気・ガスや空運、ゴム製品など10業種だった。
 前日に決算を発表したリクルートホールディングス<6098.T>が6%超高だったほか、業績予想の上方修正を発表したフジクラ<5803.T>はストップ高だった。ソフトバンクグループ<9984.T>は5%高。一方、資生堂<4911.T>は12%安、ネクソン<3659.T>は15%安だった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1225銘柄(74%)、値下がりは392銘柄(23%)、変わらずは29銘柄(1%)だった。10269