今日の一言:人間万事塞翁が馬

R6.8.19-23 FOMC議事要旨にジャクソンホールと盆休み明けの株式投資・・・ワイはしばらく休憩です!修行期間です! (´・ω・`)

東京ロイター

上値重い、3万7000円台で値固め=今週東京株式市場

[東京 19日 ロイター] – 今週の東京株式市場で、日経平均は3万7000円台での値固めが想定されている。注目されていた日米の企業決算、経済指標を通過し、新規の材料に欠ける中、市場は再び日米の金融政策をにらみながらの展開となりそうだ。

 日経平均の予想レンジは3万7000円─3万8100円。

 日経平均は前週、週間で3037円(8.6%)上昇し、史上最高値をつけた7月11日終値から歴史的下げ幅を記録した5日終値の半値戻し(3万6841円)の水準を上回った。ただ、足元は急ピッチな戻りとなっていることから、心理的節目の3万8000円台からは上値が重くなるとの見方が少なくない。

 大和証券の末広徹チーフエコノミストは「株安・円高への過度な不安が後退しているものの、当面は上値が重くなりやすい」との見方を示す。日米の中央銀行が正反対の金融政策をとる中で「さらに円安に進む理由が特段ない」ためという。

 今週は米国で7月30─31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるほか、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催される。国内では日銀の植田和男総裁が23日に閉会中審査に出席する予定で、発言が注目されている。日米の金融政策を探るヒントが示された場合、相場は一時的に神経質になることが見込まれる。

 国内では自民党総裁選挙の行方が注目されているが、市場では「直前まで候補者が定まらない可能性が高く、織り込みづらい」(信託銀行エコノミスト)との声が聞かれる。出馬表明を巡る報道は今週も相次ぐとみられるが、相場に与える影響は限定的となりそうだ。9465

R6.8.19 東京株式市場・大引け=6日ぶり反落、円高で一時700円超安 上昇の反動も

[東京 19日 ロイター] –

東京株式市場で日経平均は、前営業日比674円05銭安の3万7388円62銭と、6営業日ぶりに反落して取引を終えた。為替市場での円高進行を嫌気し、一時下げ幅は700円を超えた。前週末まで5連騰しており、上昇の反動も出た。

 日経平均は前営業日比198円安と軟調にスタート、その後、300円超安となった。売りが一服すると次第に下げ幅を縮小し、小幅高に転じる場面もあった。後場に入ると為替の円高進行を受けて、再び売りが強まった。朝方147円台で推移していたドルが145円台半ばまで下落すると、732円安の3万7330円63銭まで値を消した。

 いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は、「8月初旬にみられた株価の急落の要因として、円キャリートレードの巻き戻しも挙げられるため、引き続き(日本株は)為替動向に左右されやすい地合いが続くのではないか」とみている。
 一方、企業業績やマクロ指標の底堅さから日本経済のファンダメンタルズは悪くないとして、「日経平均がずるずると下落する可能性は低いのではないか」(及川氏)という。

 TOPIXは1.4%安の2641.14ポイントで取引を終了。プライム市場指数は1.4%安の1359.35ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆1613億5400万円だった。東証33業種では、小売、海運以外の31業種が値下がり。
 鉱業、機械、輸送用機器などの下落が目立った。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.48%高の612.03ポイントと、続伸した。

 個別では、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が後場急伸し、ストップ高水準で取引を終えた。日本経済新聞電子版が19日、同社がカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタール<ATD.TO>から買収提案を受けたことが分かったと報じ、手掛かりとなった。
 その他、エムスリー<2413.T>、ニトリホールディングス<9843.T>も堅調。
 一方、ハイテク株は軟調で、東京エレクトロン<8035.T>が3%超安、アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が2%安だった。

 プライム市場の騰落数は、値上がり252銘柄(15%)に対し、値下がりが1373銘柄(83%)、変わらずが21銘柄(1%)だった。9429

R6.8.20 東京株式市場・大引け=反発、米株高や円安が支援 ハイテク株主導

[東京 20日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比674円30銭高の3万8062円92銭と反発して取引を終えた。米国市場での株高や為替の円安を追い風に、半導体関連やハイテク株を中心に堅調に推移。後場にかけてドル/円が147円台を回復する中、株価も一段高となった。
 日経平均は459円高で寄り付いた後も徐々に水準を切り上げ、午後には一時847円高の3万8236円39銭に上昇した。25日移動平均線(3万7623円04銭)をしっかり上回って上昇に弾みがつき、先物の断続的な買いも観測された。
 市場では「米株が崩れておらず、出遅れ感のある日本株の戻りが強くなった」(三菱UFJアセットマネジメントの石金淳チーフファンドマネジャー)との声が聞かれた。東証プライム市場の値上がり銘柄数は9割と幅広く買われた。
 米国市場での半導体株高を受け、指数寄与度の高い半導体関連株が堅調に推移し、相場の上昇をけん引した。ドル/円は朝方に一時145円後半に弱含んだが、午後にかけて147円前半へと徐々に持ち直し、輸出関連株を中心に支えになった。
 一方、3万8000円台は累積売買代金が積み上がるゾーンで、しこりも意識されてくる。先行きの米国での早期利下げへの思惑がある中、「金利低下による円高プレッシャーがかかってくると見込まれ、株価の上値は抑えられやすくなってくるのではないか」(三菱UFJAMの石金氏)との見方もあった。
 TOPIXは1.11%高の2670.54ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.11%高の1374.45ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆9630億9200万円だった。東証33業種では、値上がりはパルプ・紙や陸運、非鉄金属など31業種、値下がりは銀行と小売の2業種だった。

 寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>に加え、ソフトバンクグループ<9984.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>といった半導体関連、ハイテク株が堅調となり、4銘柄で指数を270円程度押し上げた。一方、前日にストップ高まで買われたセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が大幅安だった。味の素<2802.T>は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.72%高の634.78ポイントと3日続伸した。

 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1488銘柄(90%)、値下がりは128銘柄(7%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。9540

R6.8.21 東京株式市場・大引け=反落、円高・米株安で一時450円超安 買い戻しも

[東京 21日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比111円12銭安の3万7951円80銭と、反落して取引を終えた。前日の米株安や為替の円高進行を受けて軟調に推移し、朝方に一時450円超安となった。ただ、円高が一服すると買い戻しが入るなど、底堅さもみられた。

 日経平均は前営業日比409円で寄り付いた後、下げ幅を拡大し、前場序盤に一時457円安の3万7605円83銭で安値を付けた。寄与度の大きい半導体関連株などの下落が指数を押し下げたほか、円高が重しとなり輸出関連株が売られた。
 後場に入ってからはドル/円の円高進行が一服したことで、日経平均は下げ幅を縮小。43円安まで値を戻す場面もあった。終盤にかけては3万7900円台を中心にもみ合った。市場では「為替動向に左右されやすい地合いは続くだろう」(国内運用会社・チーフポートフォリオマネージャー)との声が聞かれた。

 今晩は米国で雇用統計の改定値が公表される予定で、「昨年分の数字が下方修正されるのではないかとの警戒感でドル安圧力が強まり、日本株にも重しとなった面がある」(フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏)との指摘が聞かれた。
 一方、笹木氏は「国内のGDP(実質国内総生産)が堅調だったほか、賃金上昇と物価の好循環がみえてきており、日本株を売り込む材料はない」と話し、目先の日経平均が大きく下落する可能性は低いのではないか、とみている。

 TOPIXは0.21%安の2664.86ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.21%安の1371.53ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆4629億3900万円だった。東証33業種では、精密機器、空運、サービスなど9業種が値上がり。石油・石炭製品、保険、非鉄金属など24業種は値下がりした。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.64%安の630.74ポイントと反落した。

 個別では、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>がそれぞれ1%超安とハイテク株が軟調。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ<9984.T>が小幅高、ファーストリテイリング<9983.T>は小幅安だった。トヨタ自動車<7203.T>は小幅高となった。
 一方、コロワイド<7616.T>が9%超安と大幅下落。前日に公募増資などで最大367億円を調達すると発表したことが嫌気された。

プライム市場の騰落数は、値上がり480銘柄(29%)に対し、値下がりが111
5銘柄(67%)、変わらずが51銘柄(3%)だった。9433

R6.8.22 東京株式市場・大引け=反発、為替にらみ方向感欠く 「ハリストレード」の観測も

[東京 22日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円21銭高の3万8211円01銭と2日ぶりに反発して取引を終えた。為替の動向をみながらの上下動が続き、方向感を欠いた。市場で注目されるイベントを控えて商いは薄く「嵐の前の静けさ」との指摘が聞かれた。一方、米大統領選の民主党候補ハリス氏の政策に基づく物色が一部でみられるとの観測もあった。
 日経平均は、米早期利下げへの思惑を背景にした米株高の流れを引き継いで81円高で始まった。その後、いったんマイナスに沈む場面もあったが、短時間で切り返し、一時456円高の3万8408円19銭に上げ幅を拡大した。為替の円安方向への動きに歩調を合わるように、先物に買いが入った。
 午後にかけてドル/円の上値が重くなると、徐々に上げ幅を削った。イベントを控えて商いは細っており、為替の値動きに連動した売買の影響を受けやすいとの見方が聞かれた。方向感を欠く値動きで「来週にかけて波乱含みが見込まれ、嵐の前の静けさといえる」(野村証券・投資情報部の神谷和男ストラテジスト)との見方もあった。
 あすは衆参両院の閉会中審査で日銀の植田和男総裁の発言機会があるほか、日本時間の夜には経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での米連邦準備理事会(FRB)議長の講演がある。来週半ばには米エヌビディア<NVDA.O>の決算も控えている。
 一方、住友林業<1911.T>や建材で用いる塩ビを手掛ける信越化学工業<4063.T>、電動工具のマキタ<6586.T>など住宅関連の物色が目立った。民主党候補のハリス氏が住宅支援の意向を示す中、米大統領選にはまだ距離があるが「手掛かりを欠いていることもあり、一部では打診買い的なハリストレードの動きもあるようだ」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。
 TOPIXは0.25%高の2671.40ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.24%高の1374.87ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆6468億4600万円。東証33業種では、値上がりは医薬品や倉庫・運輸関連、化学など22業種、値下がりは銀行や証券、ゴム製品など11業種だった。
 アステラス製薬<4503.T>、さくらインターネット<3778.T>がしっかり。一方、トヨタ自動車<7203.T>や三井E&S<7003.T>は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.34%高の639.19ポイントと反発した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1033銘柄(62%)、値下がりは547銘柄(33%)、変わらずは66銘柄(4%)だった。9452

R6.8.23 東京株式市場・大引け=続伸、日銀総裁発言が左右 安心感も

[東京 23日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比153円26銭高の3万8364円27銭と、続伸して取引を終えた。取引時間中に日銀の植田和男総裁の発言機会があり、日本株は一日を通して発言を受けたドル/円の動向に左右される展開となった。
 日経平均は67円高で寄り付いた後、為替が徐々に円高方向に振れ、マイナス圏に沈んだ。後場は円高が一服し、日経平均は再びプラス圏に浮上、213円高の3万8424円27銭で高値を付けた。買い一巡後は今晩のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を控え、もみ合いとなった。 
 午前の衆院財務金融委員会の閉会中審査での植田総裁の発言は、市場が想定していたよりもタカ派だったとの指摘があった。午後の参院財政金融委員会の閉会中審査で植田総裁は、金融政策の考え方について「私と内田(真一)副総裁に違いはない」などと述べ、「午前から一転、マーケットに配慮した内容となり、安心感が広がっている」(信託銀行ストラテジスト)との受け止めがあった。
 東証株価指数(TOPIX)は0.5%高の2684.72ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.5%高の1381.74ポイント。プライム市場の売買代金は3兆4008億5300万円と、薄商いだった。東証33業種では、値上がりはその他金融、精密機器、建設、証券など29業種、値下がりは卸売、海運など4業種だった。
 りそなホールディングスの武居大暉ストラテジストは「午前中は植田総裁の発言を警戒する動きがあったが、特段ネガティブな材料もなかったので、次第に安心感が広がったようだ」との見方を示す。米国の主要株価3指数が史上最高値圏に迫る中、日本株には相対的に割安感もあり、足元では買われやすいという。
 指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>、信越化学工業<4063.T>、テルモ<4543.T>が日経平均を押し上げた一方、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、レーザーテック<6920.T>などの半導体関連株はさえなかった。前日の米国株式市場で半導体株が下落し、重しとなった。
 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.21%高の640.52ポイントと、続伸した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが949銘柄(57%)、値下がりは641銘柄(38%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。9398