今日の一言:人間万事塞翁が馬

R6.5.27-31 セルインメイが今週で終わる・・・来週はいよいよMSQ!大した指標もないなか今週はどのような相場展開になるのか!? ヨコヨコなのかどうなのか?さっぱりわかりません(´・ω・`)

東京ロイター

上値重い、材料難のなか外部環境に左右=今週の東京株式市場

[東京 27日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、上値の重い展開が想定される。注目されていた米エヌビディア<NVDA.O>の決算を通過し新規材料に欠ける中、日本株は日米金利やドル/円などの外部環境に左右される値動きとなりそうだ。

日経平均の予想レンジは3万8000円─3万8900円。

 24日の東京株式市場で日経平均は前営業日比457円(1.17%)、週間では141円(0.36%)下落した。日経平均は心理的節目の3万9000円を回復する場面があったものの、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測の後退、日銀の早期追加利上げ観測を受けて、再び値を消した。

 りそなホールディングスの武居大暉ストラテジストは、4─6月期決算が相次ぐ夏頃まではレンジ相場が続くとみている。「本決算では保守的な今期見通しを発表した企業が多かったため、株価は上値を追いづらい。その中で米国での利下げ観測の後退も意識され始めている」といい、株価は今週以降もさえない動きになりやすいという。

 今週は日銀国際コンファレンスで植田和男総裁の挨拶、内田真一副総裁の講演などが予定されている。海外は米国で5月の消費者信頼感指数、4月の個人消費支出(PCE)価格指数、中国で5月の製造業、非製造業PMI(購買担当者景気指数)などの経済指標が公表される。

 市場では「米長期金利の動向に神経質になっており、経済指標で景気の底堅さが示されると、株価は再び下値を探るだろう」(国内信託アナリスト)との声が聞かれる。また、日銀国際コンファレンスでは 植田総裁と内田副総裁の金融政策を巡る発言が注目されており、ドル/円は一時的に変動する可能性があるという。

米国市場は27日、メモリアルデーに伴い休場となる。13366

R6.5.27 東京株式市場・大引け=反発、米株高を好感 指数寄与度高い銘柄に買い

[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比253円91銭高の3万8900円02銭と、反発して取引を終えた。前週末の米市場でハイテク株が上昇したことを好感し、東京市場でも指数寄与度の高い銘柄の一角が買われ、相場を支えた。材料難で上げ幅を縮小してもみ合う場面もあったが、後場後半には再び買いが強まり、高値引けとなった。

 日経平均は前営業日比120円高と底堅くスタートした後、上げ幅を縮め、前場中盤に21円高まで値を消す場面があった。企業の決算発表が終わり手掛かりが少ない中、今晩は米市場が休場となるため、「積極的な買いが入りづらい」(国内証券・ストラテジスト)との指摘もあった。一方、後場に入ると値がさ株や主力銘柄の一角がしっかりと推移し、日経平均は大引け間際に再び上げ幅を拡大した。

 午後の円債市場では新発10年国債利回り(長期金利)が前営業日比1.5ベーシスポイント(bp)上昇の1.020%と、2012年4月以来12年ぶりの高水準をつけ、その後1.025%まで上昇。セクター別では保険株が堅調に推移した。

 足元の日経平均は、3万8000円台を中心とした値動きが続いている。企業決算では会社側の慎重な業績見通しが確認されたことに加えて、日銀の追加利上げの思惑がくすぶる中、「やや上値を追いづらい」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)との声が聞かれた。一方、及川氏は「日経平均は4月に3万6733円で安値を付けて以降、着実に水準は切り上がっており、下値は堅いとみている」と話した。

 TOPIXは0.87%高の2766.36ポイントで取引を終了。プライム市場指数は前営業日比0.87%高の1423.92ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆3847億4800万円だった。東証33業種では、保険、海運、非鉄金属など31業種が値上がり。水産・農林、倉庫・運輸関連は値下がりした。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、アドバンテスト<6857.T>がそれぞれ1%超高と、指数寄与度の高い銘柄がしっかり。トヨタ自動車<7203.T>も1%超高。一方、東京エレクトロン<8035.T>は小幅安で軟調だった。
 MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>、東京海上ホールディングス<8766.T>はそれぞれ3%超高と堅調。メガバンク株は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>がそれぞれ1%超高だった。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.89%高の613.54ポイントと、反発した。プライム市場の騰落数は、値上がり1072銘柄(65%)に対し、値下がりが521銘柄(3%)、変わらずが56銘柄(3%)だった。13323

R6.5.28 東京株式市場・大引け=小反落、半導体株の一角に売り 材料難で方向感乏しい

[東京 28日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比44円65銭安の3万8855円37銭と、小幅に反落して取引を終えた。ハイテク株の一角への売りが重しとなった。ただ、前日の米市場が休場で手掛かりが少なく、全般は方向感の乏しい展開が続いた。

 日経平均は前営業日比20円安と小幅安でスタート。前場中盤に143円安の3万8756円13銭まで値下がりしたが、勢いづく動きにはならなかった。一部の半導体関連株は軟調だったものの、「特段の悪材料が出たわけではなく、先週買われた反動で利益確定が優勢になったようだ」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。
 後場は3万8800円台で膠着感が強まり、値幅は110円程度にとどまった。市場では「日経平均は、4万1000円台の高値を付ける前に意識されていた史上最高値の3万9000円近辺が再び上値めどとして意識されている」(フィリップ証券・アナリスト、笹木和弘氏)との声が聞かれる。
 日米の企業決算を通過して買い材料がない中、日銀の追加利上げの思惑が株価の上値を抑える要因になっている。日経平均は下値の水準は切り上がっているものの、「なかなか上方向をトライする環境ではなく、横ばい圏での値動きが続きそうだ」(笹木氏)という。

 TOPIXは0.08%高の2768.50ポイントで取引を終了。プライム市場指数は前営業日比0.08%高の1425.01ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆7244億1700万円だった。東証33業種では、電気・ガス、非鉄金属、海運など16業種が値上がり。金属製品、その他製品、医薬品など17業種は値下がりした。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.97%高の619.06ポイントと、小幅に続伸した。

 個別では、電力株が堅調で東北電力<9506.T>が10%超高、北海道電力<9509.T>が9%超高、中国電力<9504.T>が8%超高だった。
 指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>は小幅高、ソフトバンクグループ<9984.T>は1%超高だった。東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、レーザーテック<6920.T>は軟調。
 きょうグロース市場に新規上場した学びエイド<184A.T>は公開価格を32.16%上回る1282円で初値を付け、1300円まで上昇。1140円で取引を終えた。

 プライム市場の騰落数は、値上がり631銘柄(38%)に対し、値下がりが955銘柄(57%)、変わらずが63銘柄(3%)だった。13544

R6.5.29 東京株式市場・大引け=続落、国内金利の上昇が重し 保険株は底堅い

[東京 29日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は、前営業日比298円50銭安の3万8556円87銭と、続落して取引を終えた。国内金利の上昇基調が投資家心理の重しとなり、日本株は軟調
な展開となった。主力株の一角やグロース(成長)株が軟調に推移した一方、保険株は底堅かった。

 日経平均は前営業日比25円高と、小高くスタート。指数寄与度の大きい半導体関連株が上昇して指数を押し上げ、前場序盤に一時286円高の3万9141円99銭の高値を付けた。ただ、次第に上げ幅を縮小してマイナス転換し、後場後半にかけては売りが強まった。大引け間際に日経平均は、一時331円安の3万8524円24銭まで下落した。

 日米の企業決算を通過して足元では手掛かりが不足する中、市場では「国内金利の上昇ピッチが想定よりも速く、上値を追いづらい」(国内証券・投資調査部長)との声が聞かれる。
 GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏は「最近は海外勢の資金流入も細っており、なかなか買い上がっていくのが難しい地合い」と指摘。
 国内金利の上昇で、「金融セクターなど一部の銘柄には買いも入っているが、相場全体を押し上げる力強さはない」(池田氏)との見方が聞かれた。目先の日経平均は3万8000円台を中心に一進一退の展開が続くのではないか、という。

 TOPIXは0.97%安の2741.62ポイントで取引を終了。プライム市場指数は前営業日比0.97%安の1411.21ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆3727億4700万円だった。東証33業種では、保険、鉱業、その他製品など5業種が値上がり。電気・ガス、海運、その他金融など28業種は値下がりした。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.32%安の779.42ポイントと、反落した。個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が1%超安、ダイキン工業<6367.T>が2%超安、リクルートホールディングス<6098.T>が1%超安と、主力銘柄やグロース株の一角が売られた。一方、証券会社が相次いで目標株価を引き上げたソフトバンクグループ <9984.T>は2%超高と堅調で、日経平均を46円ほど押し上げた。SOMPOホールディングス<8630.T>は4%超高、T&Dホールディングス<8795.T>は2%超高だった。

 プライム市場の騰落数は、値上がり249銘柄(15%)に対し、値下がりが1371銘柄(83%)、変わらずが29銘柄(1%)だった。13196

R6.5.30 東京株式市場・大引け=3日続落、金利上昇を嫌気 半導体株安が指数押し下げ

[東京 30日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比502円74銭安の3万8054円13銭と3日続落して取引を終えた。国内外の金利上昇基調が嫌気され、寄与度の大きい半導体関連株を中心に売られた。一時900円超安に下落する場面があった。
 日経平均は、寄り付き直後から先物でまとまった売りが出て下げ足を早めた。前日の米国市場で、米長期金利が一時は4.638%と5月1日以来の高水準に上昇してハイテク株を中心に売られており、これを嫌気する動きが先行した。国内長期金利は一時13年ぶりに1.1%に上昇した。
 国内の企業決算が一巡して手掛かり難となる中、日経平均は「このところのレンジ下限の3万8000円を割り込んだことで売りが強まった」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声があった。
 あすに米4月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えた警戒感のほか、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の銘柄入れ替えを踏まえた需給要因も指摘された。日経平均は444円安で寄り付いた後も下げを拡大し、一時939円安の3万7617円00銭に下落した。
 半導体関連株が総じて弱く、アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>がマイナス寄与の上位に並んだ。ファーストリテイリング<9983.T>を加えた4銘柄で、指数を約300円押し下げた。
 一方、売り一巡後には下げ渋った。大型株の下落に比べると、中小型株は底堅さが意識された。小型株のTOPIXスモール指数は0.3%高で「出遅れ銘柄の見直しは継続し、物色意欲もうかがえる」(岩井コスモの林氏)との声があった。
 TOPIXは0.56%安の2726.2ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.56%安の1403.27ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆3985億4900万円だった。東証33業種では、値上がりはその他製品やパルプ・紙、倉庫・運輸関連など8業種で、値下がりは鉱業や海運、非鉄金属など25業種だった。
 信越化学工業<4063.T>や三井物産<8031.T>は軟調。トヨタ自動車<7203.T>はさえなかった。一方、ソニーグループ<6758.T>や任天堂<7974.T>は堅調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.18%安の602.27ポイントと小幅続落だった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが982銘柄(59%)、値下がりは615銘柄(37%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。13213

R6.5.31 東京株式市場・大引け=4日ぶり反発、自律反発期待の買いで バリュー株優位

[東京 31日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比433円77銭高の3万8487円90銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。前日までの3日続落の反動で、幅広い業種で自律反発狙いの買いが入った。世界的にインフレの長期化で金利上昇傾向が続く中、証券などの金融株がしっかり。ハイテク株に対してバリュー株優位の展開となった。

 日経平均は前営業日比119円高で寄り付き、直後に上げ幅を縮小する場面もみられたが、再びじりじりと上値を伸ばして大引け間際には433円高の3万8487円90銭で高値を付けた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の低下を受けて、指数寄与度の高い半導体関連株はさえなかった。
 みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「米エヌビディア<NVDA.O>や人工知能(AI)関連への一極集中の相場が崩れてきている」と話す。金利上昇相場とも相まって、資金は幅広いバリュー株に向かっているという。

 東証株価指数(TOPIX)は1.7%高の2772.49ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.7%高の1427.16ポイント。プライム市場の売買代金は7兆7612億6000万円。売買代金はモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のリバランスがあり、大引けで膨らんだ

 東証33業種では全業種が値上がりで、証券、電気・ガス、石油・石炭製品、不動産、鉄鋼、医薬品などがしっかりだった。

 主力株では、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、リクルートホールディングス<6098.T>、TDK<6762.T>などがしっかり。東京エレクトロン<8035.T>、オムロン<6645.T>はさえなかった。

 フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>は8.38%高。英投資会社ライジング・サン・マネジメントが30日、同社の経営陣にMBO(経営陣が参加する買収)を提案する書簡を送付したと発表し、手掛かりになった。
 自社株買いを実施すると発表した関西ペイント<4613.T>は13.79%高で値上がり率トップ、転換社債(CB)を発行すると発表した名古屋鉄道<9048.T>は9.88%安で値下がり率トップだった。

 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.69%高の618.49ポイントと、3営業日ぶりに反発した。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1512銘柄(91%)、値下がりは11
7銘柄(7%)、変わらずは18銘柄(1%)だった。13569