今日の一言:人間万事塞翁が馬

R6.2.5-9 米雇用統計を無難に通過?日本は決算発表本格化!節分天井を過ぎて・・・その先どうなるのか!SQまでは上昇すると思っている (´・ω・`)

東京ロイター

決算受けた個別物色中心、昨年来高値意識した動き=今週の東京株式市場

[東京 5日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、決算発表を受けた個別物色中心の展開となりそうだ。好業績が相次げば日経平均は昨年来高値の3万6900円を意識した値動きとなる見通し。堅調だった米雇用統計を材料にドル/円が円安方向に振れていることも支えとなりそうだ。

日経平均の予想レンジは3万5700―3万6900円。

今週はトヨタ自動車<7203.T>、三菱重工業<7011.T>、日本製鉄<5401.T>、三菱商事<8058.T>など主力企業が決算発表を行う予定となっている。重要な経済統計や金融政策イベントを通過して手掛かり材料が少なくなる中、企業決算を受けた個別銘柄の選別が一層進むとみられている。

市場では「好業績銘柄が多ければ日経平均は堅調な展開が予想される」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との見方が聞かれる。日経平均は足元3万6000円を挟んでのもみ合いとなっていたが、上値を追う動きとなるか注目されるという。

為替市場では再び円安が進行している。足元のドルは148円前半まで上昇しており、「自動車など輸出関連株に買いが入りやすい状況」(国内運用会社・チーフマーケットストラテジスト)との見方が出ていた。

仮に下押し圧力がかかっても、「前週に付けた安値の3万5700円近辺では下げ渋るのではないか」(澤田氏)との声があった。最近の日本株市場では売買代金が膨らんでおり、海外勢の資金が流入しているとの指摘もある。下値では押し目買いも入りやすく、底堅さを維持するのではないか、という。15616

R6.2.5 東京株式市場・大引け=続伸、米株高や円安が支援 個別物色も活発

[東京 5日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比196円14銭高の3万6354円16銭と続伸して取引を終えた。米株高や為替のドル高/円安が支援した。決算などを材料にした個別物色も活発だった。
 日経平均は261円高で寄り付いた後、一時294円高の3万6452円62銭に上昇した。前週末に発表された1月米雇用統計は強い結果となり、ドル/円は148円台へと上昇。輸送用機器など輸出関連株を中心に堅調だった。
 米金利の上昇基調は、銀行株を支援。10日からの春節(旧正月)を控え、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄が物色されやすいとの見方もあった。半導体関連の一角は利益確定売りに押された。
 米国経済の底堅さが意識される中、インフレの伸び鈍化基調もあいまって、米経済のソフトランディング(軟着陸)への思惑が投資家心理を支えている。一方、高値警戒感は継続しており、買い一巡後は、時間外取引の米株先物の軟調な推移をながめて、指数は伸び悩んだ。
 市場では「かなり期待先行で買われてきた側面は否めない。今週は決算の山場となる。1株当たり純利益(EPS)が向上するかや、来年度の決算に期待が向かうかが焦点」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方が聞かれた。
 TOPIXは0.67%高の2556.71ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.67%高の1315.7ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆8295億5500万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産や銀行、輸送用機器など27業種で、値下がりは海運や卸売、倉庫・運輸関連など6業種だった。
 前週末に決算を発表したNOK<7240.T>が大幅高。みずほFG<8411.T>は昨年来高値を更新した。米ファンドが自社株買いを要求したと伝わった三井不動産<8801.T>は急騰し、昨年来高値を更新した。一方、取引時間中に決算を発表した日本郵船<9101.T>や、伊藤忠商事<8001.T>は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.19%高の715.27ポイントと続伸した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1106銘柄(66%)、値下がりは499銘柄(30%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。15630

R6.2.6 東京株式市場・大引け=反落、米株安や過熱感が重し 個別物色は活発

[東京 6日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比193円50銭安の3万6160円66銭で取引を終えた。米国市場で早期利下げ期待が後退して株安となった流れを嫌気した。日経平均はトヨタ自動車<7203.T>の好決算を受けて下げ幅を縮小する場面もみられたが、戻り待ちの売りに押され下落基調となった。決算発表がピークを迎える中、企業業績を材料視した個別物色は活発化した。
 日経平均は105円安でスタート。後場に59円安の3万6294円48銭まで下げ幅を縮小する場面がみられたが、短期的な過熱感が意識され、再びマイナス圏でのもみ合いとなった。松井証券の窪田朋一郎アナリストは「日米の金融政策イベントを通過し、決算以外の目立った材料が少ない中、日柄調整の局面が継続している」との見方を示した。トヨタ自動車は後場の取引時間中に決算を発表し、2024年3月期の連結営業利益予想(国際会計基準)を4兆9000億円へ4000億円引き上げた。市場では「直近でグループ不祥事があリ、保守的な数字を出してくる可能性も一部では意識されていただけ
にサプライズ」(いちよしアセットマネジメント秋野充成取締役)との声があった。
 トヨタ自動車の株価は決算発表後にプラス転換し、5%超高の3148円で高値をつけた。時価総額は一時、日本企業初の50兆円に乗せる場面があった。

 同じく後場に決算を発表した三菱重工業<7011.T>は6%超高、1990年6月以来の高値水準となった。そのほか個別では、日本電気硝子<5214.T>、ニッスイ<1332.T>が5%超高。半面、オムロン<6645.T>が15%超安、大平洋金属<5541.T>が10%超安、ヤマトホールディングス<9064.T>が7%超安だった。
 TOPIXは0.68%安の2539.25ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.68%安の1306.73ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆0274億0800万円だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.16%高の716.41ポイントと、3日続伸した。
 東証33業種では、値上がりは輸送用機器、水産・農林など4業種で、値下がりは電気・ガス、鉱業、銀行、不動産、石油・石炭製品など29業種だった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが385銘柄(23%)、値下がりは1233銘柄(74%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。15434

R6.2.7 東京株式市場・大引け=続落、米半導体株安で バリュー株上昇でTOPIXはプラス

[東京 7日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比40円74銭安の3万6119円92銭と、続落して取引を終えた。6日の米国株式市場で半導体関連株が売られた流れを受けて、東京株式市場でも指数寄与度の高いハイテク銘柄が値下がりした。一方、自動車株や商社株などのバリューの好決算銘柄は底堅く推移し、TOPIX(東証株価指数)は反発した。

 日経平均は157円安でスタートした後、一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に転落。後場に一時、306円安の3万5854円63銭で安値をつけた。明確な材料が少ない中、心理的節目の3万6000円を挟んだ方向感に欠ける値動きとなった。

 SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、「来週13日公表の1月の米消費者物価指数(CPI)までは目立ったイベントがないため、好決算銘柄主導で上昇する場面は継続するだろう」との見方を示した。日経平均は3万6000円近辺は押し目買いが入るため、下値は当面堅いという。
 TOPIXは0.42%高の2549.95ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.42%高の1312.26ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆9208億0900万円。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.93%安の709.74ポイントと、反落した。
 東証33業種では、値上がりは卸売、輸送用機器、海運業、鉱業など23業種で、値下がりは機械、倉庫・運輸関連、空運など10業種だった。

 個別では、前日に決算と5000億円と大規模な自社株買いを発表した三菱商事<8058.T>が9%超高となったほか、同じく前日の取引時間中に好決算を発表したトヨタ自動車<7203.T>が3%超高となり連日の上場来高値を更新した。KDDI<9433.T>がTOB(株式公開買い付け)実施を発表したローソン<2651.T>は15%超高、KDDIは約2%下落した。
 そのほか主力株は、ダイキン工業<6367.T>、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が軟調となり、日経平均を押し下げた。デンソー<6902.T>、テルモ <4543.T>はさえなかった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが878銘柄(52%)、値下がりは730銘柄(44%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。15268

R6.2.8 東京株式市場・大引け=3日ぶり反発しバブル後高値、SBG株高と緩和継続思惑が支援

[東京、8日、ロイター]- 東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比743.36円上昇し、3万6863.28円で取引を終え、3日連続の反発となりました。ソフトバンクグループは、傘下のARMが好決算を報告したことで株価が急騰し、指数を押し上げました。また、日銀副総裁の発言を受け、金融緩和が続くとの期待も相場を支えました。この終値は、バブル経済崩壊前の高値を超えました。

 日経平均は138円高で取引をスタートし、セッション中には一時36,956.97円(前日比837円高)まで上昇し、心理的な節目である3万7000円に接近しました。ARMホールディングスの株価がアフターマーケットで急騰したことで、ソフトバンクグループは11%以上上昇し、日経平均に148円以上の上昇をもたらしました。

 一方、日銀の内田真一副総裁は8日の講演で、マイナス金利を解除した後も利上げを継続する道は考えにくいと述べ、緩和的な金融政策の維持が期待されました。これにより、国内証券のアナリストからは「マイナス金利解除後の利上げに対する過度な懸念が和らいだ」との見方が広がりました。

 一部の先物買いが見られる中、高い寄与度を持つ銘柄が上昇し、大型株に注目が集まりました。また、外国投資家も日本株を買い増ししているようでした。大型株指数TOPIX100は0.9%上昇しましたが、中型株指数や小型株指数は0.2%程度下落し、大型株の上昇が目立ちました。

 市場では「日経平均をTOPIXで割ったNT倍率が急上昇した。日経平均3万7000円を意識した指数取引が活発化したようだ。短期的なトレードが主流となる不安定な相場だ」とりそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャーは述べています。

 TOPIXは0.5%上昇し、2562.63ポイントで取引を終え、バブル崩壊後の高値を更新しました。東証プライム市場指数は0.5%上昇し、1318.79ポイントで昨年来の高値を更新しました。プライム市場の売買代金は5兆5622億6300万円に達し、昨年11月30日以来の高水準となりました。東証33業種では、その他金融やその他製品、輸送用機器など17業種が上昇し、繊維や電気・ガス、建設など16業種が下落しました。

 ファーストリテイリング<9983.T>が大幅高。東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>は昨年来の高値を更新しました。一方、スズキ<7269.T>、HOYA<7741.T>、KDDI<9433.T>は軟調でした。

 新興株式市場では、東証グロース市場250指数が0.11%下落し、708.96ポイントで取引を終え、2日連続の下落となりました。新規上場のVeritas In Silico<130A.T>の初値は公開価格の2倍の2001円となりました。その後、取引をストップ高水準の2501円で終了しました。

 東証プライム市場では、値上がり銘柄が584銘柄(35%)、値下がり銘柄が1013銘柄(61%)、変わらずの銘柄が60銘柄(3%)でした。15122

R6.2.9 東京株式市場・大引け=続伸、一時34年ぶり3万7000円台乗せ ソフトバンクG株押し上げ

[東京 9日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は、前営業日比34円14銭高の3万6897円42銭と、小幅に続伸して取引を終えた。日経平均は一時、34年ぶりに3万7000円の大台に乗せた。決算や英アーム株の急騰が好感されたソフトバンクG株の上昇や、半導体関連などハイテク銘柄がしっかりと推移したことが指数押し上げにつながった。

 日経平均は前営業日比52円高と小幅高でスタート。小幅安に転じる場面もあったが次第に買いが強まり、節目の3万7000円台に乗せた。前場前半には、一時423円98銭高の3万7287円26銭まで上昇。前日に決算を発表したソフトバンクGが一時15%高と連日の大幅高となったことが指数を支えた。そのほか、指数寄与度の大きい半導体株や好決算銘柄が買われ、相場を押し上げた。ただ、プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、相場全体へ買いが広がる動きはみられなかった。
 後場に入ると、一進一退の展開が続き3万7000円を挟んでの値動きが継続。「連休や週末を控えて買いがやや弱まったようだ」(国内証券・ストラテジスト)という。市場では、足元の株高について「1月第4週、5週と2週連続で海外勢が日本株を売り越しており、これまで上値として意識されていた3万6500円を超えたタイミングで(海外勢による)買い戻しが強まったのではないか」(丸三証券の投資情報部長・丸田知宏氏)との指摘が聞かれた。
 日経平均は1月23日以降、高値圏でのもみ合いが続いていたため日柄調整が進み、25日移動平均線(3万5794円42銭=9日)との乖離率は3.08%にとどまっている。「テクニカル面ではまだそれほど高値警戒感は意識されておらず、目先は上方向を試す余地があるとみている」(丸田氏)という。

 TOPIXは0.19%安の2557.88ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は5兆5733億3700万円と、商いが大幅に膨らんだ。東証33業種では、石油・石炭製品、非鉄金属、金属製品など13業種が値上がり。海運、繊維、電気・ガスなど19業種は値下がりし、水産・農林は変わらずだった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が8.7%高となり、日経平均を128円ほど押し上げた。東京エレクトロン<8035.T>は1%高、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>は6.3%高だった。
 一方、前日に決算を発表したネクソン<3659.T>が11%安、日産自動車<7201.T>が11%安と、大幅下落した。プライム市場の騰落数は、値上がり565銘柄(34%)に対し、値下がりが1048銘柄(63%)、変わらずが44銘柄(2%)だった。14615