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R5.11.20- サンクスギビングデーに株を買えなんて相場格言が今も通用するとでも?エヌビディアの決算次第では通用するかもしれないと思う今週・・・(´・ω・`)

東京ロイター

3万3000円台で値固め、米利上げ打ち止め思惑が支えに=今週の東京株式市場

[東京 20日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、値固めが見込まれる。目先は一段の上値を追う材料を欠くものの、米国の利上げ打ち止めの思惑が継続し、下値では押し目買いが支えになりそうだ。一方、株価は11月入り後の高値圏にあり、米国の景況感や企業決算でセンチメントが悪化すれば調整圧力が高まるリスクには注意が必要になる。

 日経平均の予想レンジは3万2700円─3万3700円。

 日経平均は「3万3000円台での値固めだろう」と、ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長はみている。上値追いには慎重な一方、米物価指標の発表がないため利上げ打ち止め観測が急速にしぼむとは想定しにくく「高値圏でのもみ合いが見込まれる」(森田氏)という。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日─11月1日分、21日)の発表があるが、同会合後にも複数の米連邦準備理事会(FRB)高官らの発言が伝わっており、大きなサプライズは見込まれていない。

 一方、11月米S&Pグローバル製造業・サービス業PMI(24日)が過度に弱い内容なら、米景気懸念が強まるリスクがある。米企業決算では米エヌビディアに関心が寄せられる。「国内半導体関連株は、同社決算への期待で買われた側面もあり、目配りが必要」(国内運用会社のファンドマネージャー)という。

 日本は勤労感謝の日、米国は感謝祭で23日は休場。16231

R5.11.20 東京株式市場・大引け=反落、半導体関連や自動車株安い 一時バブル後高値更新 

[東京 20日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は、前営業日比197円17銭安の3万3388円03銭と反落した。堅調な企業業績を背景に買いが入り、前場序盤には一時バブル後高値を更新し、1990年3月以来の高水準を付けた。ただ、短期的な過熱感も意識され次第に利益確定売りが優勢となった。足元の株高をけん引してきた半導体関連や自動車株で売りが出た。

 日経平均は前営業日比25円安と小幅安でスタート。その後はプラスに転じ、上げ幅を拡大。寄り付き後すぐにバブル後高値を更新した。前場序盤には一時、前営業日比268円高の3万3853円46銭まで上昇した。ただ、その後は「バブル後高値を付けた達成感から売りが出た」(岩井コスモ証券・投資調査部部長の有沢正一氏)との声が聞かれ、軟調な値動きとなった。
 中でも足元の株高を主導してきた半導体関連や電子部品などハイテク銘柄が売られたほか、自動車株の下げが目立った。ただ、日経平均はどんどん下値を探る展開にはならず、「明日は米エヌビディアの決算発表を控えて動きづらい」(別の国内証券・ストラテジスト)との声も聞かれた。

 岩井コスモ証券の有沢氏は「堅調な企業業績を背景に買いが強まった」と指摘する。ただ、テクニカル面では前週末時点で25日移動平均線と日経平均の乖離率が5%を超えていたことから短期的な過熱感も意識され、いったん利益確定売りが優勢となったという。一方、きょうの株高については「予想外だった」(外資証券・アナリスト)との受け止めも聞かれた。
 目先の日本株は調整ムードが続くとの見方が出ているが、「売る材料も乏しいため、3万3000円台でもみ合いとなりそうだ」(有沢氏)という。

 TOPIXはは0.77%安の2372.60ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆6754億2200万円だった。東証33業種では、保険、鉱業、銀行など4業種が値上がり。輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品など29業種は値下がりした。

 個別では、前週末に業績予想の引き上げと自社株買いを発表した東京海上ホールディングス<8766.T>が5.6%高と、年初来高値を更新した。
 一方、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、スズキ<7269.T>がそれぞれ3%超安と、軟調だった。

 プライム市場の騰落数は、値上がり521銘柄(31%)に対し、値下がりが1110銘柄(66%)、変わらずが28銘柄(1%)だった。16063

R5.11.21 東京株式市場・大引け=小幅続落、過熱感や円高で手控え 米ハイテク株高は支え

[東京 21日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比33円89銭安の3万3354円14銭と小幅に続落して取引を終えた。朝方は米ハイテク株高が好感された一方、短期的な過熱感や為替の円高が重しになり、日経平均は一進一退となった。米エヌビディア<NVDA.O>の決算発表を控えていることも、投資家の模様眺めを促した。
 日経平均は前営業日比65円安と小安く始まり、一時130円超安まで下げ幅を拡大した。その後は下げ渋ってプラスに転じる場面もあり、前日終値を挟んだもみ合いとなった。
前日の米国市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が高く、日本株市場でも半導体関連などハイテク株がしっかりだった一方、ドル/円が147円台に下落して投資家心理の重しになり、自動車株など輸出関連株は弱かった。米金利が低下基調にある中、銀行株もさえなかった。

 テクニカル面からの短期的な過熱感も、積極的な上値追いの手控えにつながった。一方、アジア株は堅調。日経平均の日中値幅は205円にとどまり、方向感が出なかった。

 一方、銀行や自動車株の下落は、決算を受けた上昇の反動の側面もある。「一巡すれば、アナリストによる予想の修正を確認しながら持ち直す可能性がある」(野村証券の沢田麻希投資情報部ストラテジスト)との声が聞かれた。
 市場は、米国の利上げ一服だけでなく利下げにも目を向け始めているとして「金利の急上昇は想定しにくく、再び(日経平均が)3万4000円に向けた動きはあるのではないか」(野村の沢田氏)という。
 TOPIXは0.2%安の2367.79ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は0.2%安の1218.64ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆5707億5800万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やパルプ・紙、鉱業など17業種で、値下がりは輸送用機器や卸売、証券など16業種だった。
 アドバンテスト<6857.T>はしっかり。リクルートHLDG<6098.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>は堅調だった。一方、トヨタ自動車<7203.T>や三菱UFJ FG<8306.T>は軟調。前日に増資を発表したジーエスユアサコーポレーション<6674.T>は売られた。
 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.79%高の723.26ポイントと、3日続伸した。金利低下基調を受けて投資家心理が改善した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが987銘柄(59%)、値下がりは622銘柄(37%)、変わらずは50銘柄(3%)だった。16036

R5.11.22 東京株式市場・大引け=小反発、バリュー株が支え 米エヌビディア期待は「不発」

[東京 22日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比97円69銭高の3万3451円83銭と、3日ぶりに小幅に反発して取引を終えた。グロース(成長)株の買い戻しが中心の上昇相場で出遅れていたバリュー(割安)株に買いが広がった。一方、米エヌビディアの決算を機に上昇に弾みがつくとの期待は、ひとまず「不発」となった。時間外取引で同社株が値下がりする中、国内半導体関連の主力株の一角は出尽くしの反応となった。

 日経平均は前営業日比171円安でスタートした後、短時間で下げ幅を縮小し、プラスに浮上した。一時前営業日比239円高の3万3593円50銭まで上昇した。「寄り付きでは売られたが、下がれば買いたい向きがあり、底堅さが確認された」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッド)との声があった。
 あすの休場を前に、午後には伸び悩んだ。高値警戒感は根強く、上値が抑えられた。
 一方、先高観も根強いとみられる。「例年11―12月のパフォーマンスは良い。需給面からは、中間配当の支払いが始まり再投資流入への思惑もある」(フィリップ証券の増沢氏)との見方が聞かれた。
 内需セクターを中心にバリュー(割安)株の上昇が目立った。円高が一服する中、自動車株は小じっかり。一方、エヌビディアの決算は「事前の期待が高すぎた側面がある」(国内証券のアナリスト)といい、同社株価の時間外取引での下落を受けて、半導体関連株は、アドバンテスト<6857.T>や東京エレクトロン<8035.T>などの主力株を中心に朝方から弱かった。
 もっとも、決算内容自体は良好との受け止めが多い。SCREENホールディングス<7735.T>など関連株の一角は、徐々に下げを縮めたりプラスに転じた。

 TOPIXは0.44%高の2378.19ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.44%高の1223.99ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆0579億6600万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やパルプ・紙、非鉄金属など29業種で、値下がりは空運や石油・石炭製品、鉱業など3業種だった。
 ファーストリテイリング<9983.T>や中外製薬<4519.T>は堅調。ホンダ<7267.T>は小じっかり。一方、ニデック<6594.T>やNTT<9432.T>はさえなかった。
 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.4%安の713.1ポイントと、反落した。グロース市場に新規上場のバリュークリエーション<9238.T>の初値は公開価格を72.6%上回る3090円だった。引け値は初値を下回る2716円となった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1077銘柄(64%)、値下がりは524銘柄(31%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。16213

R5.11.23 東京株式市場・大引け= 祝日

R5.11.24 東京株式市場・大引け=続伸、円安などが支え 一時バブル後高値に接近

[東京 24日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は、前営業日比173円70銭高の3万3625円53銭と、続伸して取引を終えた。前日の欧州株高や休場前の米株高、為替の円安基調を好感する
動きとなり、日経平均は一時バブル後高値に接近する場面があった。ドル/円の円安基調が支えとなり、自動車株など輸出株が堅調に推移した。

 日経平均は前営業日比300円高でスタート。その後も上げ幅を拡大し、前場中ごろには一時、前営業日比360円高の3万3817円86銭まで上昇。20日の場中に付けた高値の3万3853円46銭に迫る場面もあった。
 ただ、買いが一服した後は上値の重さも意識された。週末を控えているほか、今晩の米市場は短縮取引で参加者が少なくなるとみられ、積極的にポジションを作る動きは限られたという。

 日本株は買い一巡後は上値の重い展開となったが、市場関係者からは目先の高値トライの可能性を指摘する声も聞かれる。25日移動平均線と日経平均の乖離率は4%台で推移し「この水準であれば過熱感が冷めてきており、来週は年初来高値の更新が期待できるのではないか」(国内証券・ストラテジスト)との意見が聞かれた。
 また、フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は「12月第2週はメジャーSQ(特別清算指数)を控えているほか、配当の再投資も期待できるタイミングで、この期間に株価は上方向に動意付くのではないか」と話す。日経平均は3万4000円台トライの可能性もあるとの見方を示した。

 TOPIXは0.54%高の2390.94ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆2516億5700万円だった。東証33業種では、輸送用機器、ゴム製品、保険など25業種が値上がり。パルプ・紙、陸運、空運など8業種は値下がりした。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が2.7%高、スズキ<7269.T>が1.7%高、日産自動車<7201.T>が2.1%高と、自動車株がしっかり。TDK<6762.T>が2.7%高、太陽誘電<6976.T>が2.1%高と、電子部品関連も堅調だった。
 三菱重工業<7011.T>は6%高と大幅上昇。防衛事業の売上高が2024─26年度の次期事業計画中に年間1兆円規模になるとの見通しを発表したことが好感された。

 プライム市場の騰落数は、値上がり1057銘柄(63%)に対し、値下がりが541銘柄(32%)、変わらずが61銘柄(3%)だった。16518

日経平均は上値余地探る、先高観と高値警戒が綱引き=来週の東京株式市場

[東京 24日 ロイター] – 来週の東京株式市場は、上値余地を探る動きが想定されている。米国のインフレが鈍化し景気が底堅いソフトランディング(軟着陸)への期待から、日経平均株価は3万4000円の大台も視野に入る。もっとも、バブル後高値圏にあって高値警戒感もくすぶり、利益確定売りが上値を抑えやすいともみられている。

日経平均の予想レンジは3万3200円─3万4200円。

「基本は年末高をにらんでじり高ではないか」と、岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長はみている。日経平均は夏場以降のレンジ3万0500円─3万3500円を上回っており、「上抜け定着なら、買い遅れた投資家の下値買いが期待できる」(林氏)という。

30日には日米中で指標発表が相次ぐ。米国の10月個人消費支出(PCE)価格指数と11月ISM製造業景況指数では、インフレが鈍化しながら景気は堅調という「適温」の継続が試される。「米年末商戦の動向に関する報道にも注意が必要」(国内証券のアナリスト)という。

インフレが消費に与える影響が警戒される国内では、11月消費動向調査が注目。中国11月製造業・非製造業PMIでは、中国経済の底入れのヒントを探ることになる。中東情勢の動向にも目配りは怠れない。

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