今日の一言:人間万事塞翁が馬

R5.10.23- 難しい展開が続きます!終わらない報復イスラエルとハマス!そして金利上昇が一番の懸念となってます! わからん (´・ω・`)

東京ロイター

米金利にらみ神経質、3万1000円の攻防か 決算は支援材料=今週の東京株式市場

[東京 23日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、神経質な展開が想定されている。米長期金利の高止まりが引き続き株価を圧迫する要因で、日経平均株価は米金利の動向をにらみながら3万1000円を挟んでの攻防となる見通し。中東情勢を巡る警戒感もくすぶる。一方、米企業決算は国内企業の業績への期待を高める手掛かりとして期待されている。

 日経平均の予想レンジは、3万0500―3万1500円。

 フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は、今週の日経平均は「米金利動向や地政学リスクが相場の重しとなりそうだ」とみている。米国の長期金利の上昇が財政の先行き懸念による「悪い金利上昇」だと警戒する声も出ている。
 足元では米金利が上昇してもドル/円が150円台を超えて定着するなど、円安が一段と進む展開にはなっておらず、これは輸出関連株の上値を抑える要因にもなる。笹木氏は日本株が下値を試す展開を予想しており、「3万1000円を挟んでの値動きとなるのではないか」という。

 一方、企業の決算発表は株価を支える材料となる可能性がある。市場では「米企業の決算を頼りに日本株も推移しそうだ」(国内証券・ストラテジスト)として、米企業の決算が良好なら国内企業の業績への期待も高まるという。米国では、コカ・コーラ<KO.N>、ゼネラル・モーターズ<GM.N>など大手企業の決算発表を控えている。

 国内では臨時国会が招集され、岸田文雄首相が23日に所信表明演説を行う予定。「国会での論戦から市場に大きな影響を及ぼすような情報が出てくることは期待しづらい」(同)として、株式市場への影響は限定的とみられている。15382

R5.10.23 東京株式市場・大引け=3日続落、10月6日以来の3万1000円割れ 売買代金3兆円下回る

[東京 23日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円81銭安の3万0999円55銭と、3日続落して取引を終えた。終値で3万1000円を下回るのは10月6日以来。軟調だった前週末の米株市場の流れを引き継いだほか、米長期金利の動向や中東情勢など外部環境の不透明感、アジア株のさえない動きも相場の重しとなった。東証プライム市場の売買代金は8月29日以来、約2カ月ぶりに3兆円を割り込んだ。
 日経平均は前営業日比107円安で寄り付いた後、後場に心理的節目の3万1000円を下回り、285円安の3万0974円26銭で安値をつけた。その後は値を戻したものの、大引けで再び3万1000円割れとなった。この日の高値と安値を差し引いた値幅は約200円となり、値動きの少ない相場展開となった。
 TOPIXは0.75%安の2238.81ポイント。東証プライム市場指数は前営業日比0.75%安の1152.18ポイントだった。プライム市場の売買代金は2兆8792億0100万円だった。東証33業種では、値下がりは石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼、卸売、機械などの30業種。値上がりは医薬品、水産・農林業、食料品の3業種にとどまった。

 物色動向としては、半導体や電子部品などハイテク銘柄が売られ、医薬品株などの内需株が買われる動きがみられた。前週末の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合<.IXIC>が1%超安となったことが材料視された。

 みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「海外勢が少ない週初の相場で株価が下落しており、弱気サインを示している」とコメント。米長期金利の高止まりで、米ハイテク株は週内にも一段安になる可能性があり、先行きが不安視されているという。

 主力株では、ファーストリテイリング<9983.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調。トヨタ自動車<7203.T>も売られた。時価総額上位銘柄や日経平均の指数寄与度の高い銘柄は総じてさえなかった。半面、第一三共<4568.T>、アステラス製薬<4503.T>、アステラス製薬<4503.T>は買われた。

 新興株式市場は、マザーズ総合が3.33%安の635.4ポイントと、4日続落し、2022年6月以来の低水準となった。米金利が高止まりする中、新興市場資金流出が続いているという。きょうグロース市場に新規上場した売れるネット広告社<9235.T>は公開価格を8%下回る837円で初値を形成後、768円で安値引けした。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが265銘柄(15%)、値下がりは1357銘柄(81%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。15323

R5.10.24 東京株式市場・大引け=小反発、下落後の反動で 不透明感で上値は重い

[東京 24日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比62円80銭高の3万1062円35銭と、小幅に反発して取引を終えた。前日までの3営業日で1000円超下落した反動で、自律反発を期待した買いが優勢となった。ただ、米金利の先高観や中東情勢悪化への懸念など外部環境の不透明感は強く、1日を通して売り買いが交錯する展開となった。

 日経平均は前営業日比157円高で寄り付き、210円高の3万1210円26銭で高値を付けた。その後マイナス圏に転落し447円安の3万0551円で安値をつける場面がみられたが、後場には再びプラス圏に浮上。明確な材料がない中、先行きの不透明感を警戒した売りと押し目買いが交錯する展開となった。

 SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は米長期金利の先高観や中東情勢への警戒感のほか、企業決算もさえなく地合いは全体的に悪いとの見方を示す。「国内企業は円安頼みの業績改善となっているほか、世界的な半導体市況も明確な需要回復が確認できたとは言い難い」という。米長期金利の上昇一服感も「行き過ぎた金利高の巻き戻し」(山口氏)といい、依然として先高観が根強いという。

 TOPIXは0.09%高の2240.73ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.09%高の1153.16ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7241億2200万円だった。東証33業種では、値上がりは精密機器、空運、鉄鋼、陸運、小売りなど20業種で、値下がりは海運、銀行、医薬品など12業種。パルプ・紙は変わらずだった。
 主力株では、前日に決算を発表したニデック<6594.T>が反落し10.52%安と、日経平均を約18円押し下げた。中外製薬<4519.T>、第一三共<4568.T>が利益確定売りに押されさえなかった。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、テルモ<4543.T>はしっかり。外部環境悪化の影響を受けにくい外食チェーンなどの内需株の一角もしっかりで、サイゼリヤ<7581.T>、吉野家ホールディングス<9861.T>、ヴィア・ホールディングス<7918.T>は年初来高値を更新した。
 新興株式市場は、マザーズ総合が2.47%高の651.09ポイントと、4日ぶりに反発。グロース市場に新規上場したジャパンM&Aソリューション<9236.T>は公開価格を67.91%上回る2250円で初値を形成後、2750円の高値を付け、2649円で引けた。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1091銘柄(65%)、値下がりは507銘柄(30%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。15384

R5.10.25 東京株式市場・大引け=続伸、外部環境の改善で 半導体などしっかり

[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭と、続伸して取引を終えた。米長期金利の上昇に一服感がみられる中、米国市場でハイテク株高となった流れを引き継いだ。中国・香港株などアジア株の底堅い値動きのほか、中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒感がいったん和らいだことも好感された。業種別では半導体関連や自動車、銀行が総じてしっかりだった。
 日経平均は240円高で寄り付いた後、前引けで404円高の3万1466円92銭で高値を付けた。日経平均は23日までの3営業日で1000円超下落したため、前日に続ききょうも自律反発を期待した買いが優勢となった。ただ、直近下落の半値戻し達成後は上値が重くなり、徐々に上げ幅を縮小する展開となった。
 大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、株価の行方はこれから本格化する企業決算が左右するとの見方を示す。23日に決算を発表したニデック<6594.T>は株価が年初来安値圏で推移しており、市場では今後の決算を不安視する声が少なくない。「電子部品などを中心に在庫調整が続いているが、仮に決算でいい数字が確認できた場合、サプライズとなり株価押し上げが期待できる」という。

 国内での決算発表のほか、来週は日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、様子見ムードも強かった。米国では下院議長選も党内対立で難航していることから「政府閉鎖リスクが再びくすぶっており、株価を大幅に押し上げる地合いにはなりづらい」(国内証券)との声もあった。

 TOPIXは0.61%高の2254.4ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.61%高の1160.23ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1379億4400万円だった。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品、銀行、輸送用機器、卸売、機械など27業種で、値下がりは精密機器、陸運など6業種だった。

 主力株では、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、ファーストリテイリング<9983.T>がしっかり。ファナック<6954.T>、リクルートホールディングス<6098.T>はさえなかった。

 きょうプライム市場に新規上場したKOKUSAI ELECTRIC<6525.T>は、公開価格を15%上回る2116円で初値を形成後、2436円まで上値を伸ばし、2350円で引けた。プライム市場の売買代金ではレーザーテック<6920.T>に次ぐ上位第2位となった。
 新興株式市場は、マザーズ総合が0.57%安の647.37ポイントと、反落した。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが974銘柄(58%)、値下がりは630銘柄(37%)、変わらずは55銘柄(3%)だった。15435

R5.10.26 東京株式市場・大引け=大幅反落、一時700円超安 米金利高を警戒

[東京 26日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比668円14銭安の3万0601円78銭と、大幅に反落して取引を終えた。米長期金利が上昇して米株安となったことを嫌気して、半導体関連や電子部品などハイテク株を中心に幅広い銘柄が売られた。

 日経平均は、終日軟調だった。前営業日比367円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時702円安の3万0567円61銭に下落した。国内金利が上昇基調にあることも嫌気された。市場では「米国発のリスクオフの流れが止まっていない。米金利の上昇に歯止めがかからず、落ち着きどころが見えない」(アセットマネジメントOneの浅岡均ストラテジスト)との声があった。
 ハイテク株比率の高い米ナスダックやフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の下落を受けて、国内の半導体関連や電子部品が総じて軟調となり、指数を押し下げた。一方、ディフェンシブセクターの一角は、プラスを維持したり下げが深まらず、底堅さがうかがわれた。TOPIXグロース指数の1.6%マイナスに対し、同バリュー指数は1%のマイナスだった。
 日本時間の今晩には米国で7―9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が公表される予定で「米金利がどう反応するか注目度が高い」(国内運用会社のファンドマネージャー)という。堅調な内容となり、金利が一段と上昇するリスクが警戒されている。来週には日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)と複数の中銀イベントが控えている。目先は不安定な地合いが継続すると見込まれており、市場では、FOMC後の議長会見で「足もとの金利動向への言及の有無や、債券市場が落ち着くかを見極める必要がある」(浅岡氏)との見方が聞かれた。

 TOPIXは1.34%安の2224.25ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は1.34%安の1144.69ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆2880億7200万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガスやパルプ・紙、陸運など4業種で、値下がりは電気機器や不動産、機械など29業種だった。
 前日に業績予想の下方修正を発表したIHI<7013.T>が急落。東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>は大幅安だった。一方、東京海上HLDG<8766.T>やテルモ<4543.T>は小高い。

 新興株式市場は、マザーズ総合が2.33%安の632.29ポイントと、続落した。グロース市場に新規上場した笑美面<9237.T>の初値は公開価格を45.2%上回る1801円だった。その後、初値を下回る1502円で取引を終えた。上場2日目のKOKUSAI ELECTRI<6525.T>はしっかりだった。
 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが325銘柄(19%)、値下がりは1291銘柄(77%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。15406

R5.10.27 東京株式市場・大引け=反発、一時470円超高 上値の重さも意識

[東京 27日 ロイター] –

 東京株式市場で日経平均は、前営業日比389円91銭高の3万0991円69銭と反発した。米金利の上昇一服や米株先物高などが投資家心理を支え、幅広い銘柄に買いが入った。上げ幅は一時470円を超えた。ただ、前日の大幅安の反動で自律反発との指摘もあり、上値の重さも意識された。

 日経平均は前営業日比112円高で寄り付いた後、徐々に上げ幅を拡大した。前日大きく下落していた半導体関連の一角が上昇したほか、決算発表を手掛かりにした個別物色もみられた。米半導体大手インテル<INTC.O>や、米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>の時間外取引の株価が決算を好感して上昇したことも日本株を支えたとの見方もあった。
 日経平均は前場終盤に一時、470円高の3万1081円48銭まで上昇。一方、後場に入ってからは大きな値動きはみられず、3万1000円を挟んでもみ合いとなった。

 市場では「週末を控えてポジションを調整する動きもあったのではないか」(国内運用会社・ポートフォリオマネージャー)という。ただ、来週は日米の金融政策イベントを控えていることから騰勢は続かず、3万1000円台に乗せると上値の重さも意識された。

 いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「今週の日経平均は、4日に付けた安値(3万0487円67銭)を割れることなく、ひとまず安心感があるようだ」と話す。日本株を取り巻く外部環境は依然として不透明感が強いものの、今後は企業決算が株価を下支えしていくとみられ、3万1000円台で値固めできるかが注目されるという。

 TOPIXは1.37%高の2254.65ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は1.37%高の1160.34ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆5383億9800万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、非鉄金属など31業種、値下がりは医薬品や電気・ガス、ゴム製品など2業種だった。

 個別では、前日に決算を発表した富士通<6702.T>が大幅高となったほか、信越化学工業<4063.T>も堅調。一方、武田薬品工業<4502.T>は大幅安となった。

 新興株式市場は、マザーズ総合が1.54%高の642.ポイントだった。きょうグロース市場に新規上場したドリーム・アーツ<4811.T>は公開価格を12.96%上回る3005円で初値を付け、3295円の高値を付けた。

 プライム市場の騰落数は、値上がり1555銘柄(93%)に対し、値下がりが92銘柄(5%)、変わらずが12銘柄だった。15502