CANON TS7330のモノクロ印刷(PGBK印刷)ができなくなった。

さて、会社を辞めて送別品をくれた方々にお礼状とお礼を贈るべく久しぶりにプリンタを使用することにした。20名近く一人一人にお礼状を書いて、ギフト券と一緒に封筒にいれるべく印刷しようとすると白紙しか出ない。どういうことやねんということでいろいろ調査した結果・・・

使用しているプリンタは2年前に購入したCANON PIXUS TS7330である。

 

まずはパターン印刷(テスト印刷)で印刷できるのかをチェック

テスト印刷をしてみる。そしてパターン印刷をしてみる。そして気づく・・・何かがおかしい。    黒が出ていない。

一見何の問題も無いように見えるが、何かが足りない。黒が出ていない。会社のお礼状はタイミングが大事。なので新しいプリンタを買うかと思いましたが、どうせプリンタを捨てるならということで直してみることにした。私は捨てるならいったん修理をしてみるタイプです。

 

どう見てもインクが詰まって固まってるんでしょ

というわけですべてのインクを交換して再度印刷をしてみます。結果は同じ。なのでインクボックスが詰まっているんだろうということでインクボックスを取り出します。取り出すにはインクを全部取り外して外側のレバーみたいなのを上に上げる必要があります。

そしてボックスを取り出します。簡単に取り外すことができます。

取ったインクボックスは以下のような感じです。

まずは水洗いをしてみました。そして、どうせもう壊れてもいいということで水につけてみました。するとインクが出るわ出るわ。水洗いは意味がなかった。取りあえずコップにつけてみるとインクが出る出る。止まらない。らちが明かないのでHARIOの耐熱コップにこれを入れて、80度近いお湯を入れてみる。もう壊れてもいいやということで・・・流石お湯。あっという間にコップのお湯が真っ黒になりました。

何度がお湯につけて、お湯がある程度透明度が保てるようになれば水分を飛ばして、適当に乾拭きして再度プリンタにセットします。そしてプリンタヘッドを強力クリーニングします。ノズルチェックパターンを印刷してみると希望の光がともりました。左が最初のもの、右側が現状のもの

ここまでくれば安心です。再度プリントヘッドのクリーニングをします。プリンタ本体からでなくパソコンからするとモノクロヘッドのみクリーニングできます。そしてもう一度パターン印刷してみるとほぼ完全復活しました。

順番に並べてみると一目瞭然。完全に直りました。

こうして、お礼状を印刷することができました。

 

まとめ

  • インクが出ないときはインクボックスをクリーニングすると直る可能性がある。
  • 自己責任ではあるが、インクボックスを耐熱性のコップに入れてそこにお湯を入れると詰まったインクが溶けて出てくる。
  • あとはそれを拭いて水分を切ってプリンタにセットしてノズルクリーニングをすればクリーニング完了です。

気になるところ

おそらく、互換インクを使わなければ今回のようなことは起こりませんでした。私がプリンタを使用するのは年賀状を書く時だけです。なので10か月近くプリンタは使用されていませんでした。そのせいでインクが詰まってしまったのだと思います。実際、C、C、M、M、Y、BKはチェック印刷でもきれいに表示されています。これは、純正インクを使っていたためで、写真ではすべて互換インクになっていますが、この写真はクリーニングしたついでに純正インクの量が減ってしまったのでインクを変更した後のものだからです。

私が購入したのは「インクのチップス」の互換インクになります。ここの互換インクカードリッジは長い期間使用しないとインク詰まりを起こします。過去にもありました。しかしながら、私は互換トナーや互換インクに関してはこの会社の製品を信用しています。勤めていた会社でのトナーは全ていろんな会社を試しましたが、最終的に「インクのチップス」さんのお世話になりました。

なので、結論を述べると普段からプリンタをよく使用するのであれば互換トナーでもよいが、あまり使用しないのであれば保証もありますので、インクは正規品を購入するのが良いです。

互換インクを使用すると修理してもらえないことがあるので、潰れてもいいのであればインクボックスはお湯につけると簡単に清掃できます。ただし自己責任で

ちなみにインクボックスをお湯漬けにしたときに使用したコップはこれです。HARIO ハリオ 耐熱ガラス マグカップ 香りマグ おしゃれ 可愛い Φ82×H93mm(330ml) HKM-1T これにインクボックスを入れてお湯を注ぐだけ・・・おススメです。