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今週の株式投資R4.12.26-30 2022年最終週 日本人は正月へ。外国人はクリスマス休暇終了へ。一年間お疲れ様でした。<(_ _)>

東京ロイター

値固め、年末控え薄商い 日銀会合の主な意見に関心=今週の東京株式市場

[東京 26日 ロイター] – 今週の東京株式市場は、日銀会合後の株価調整を経て値固めの展開が想定されている。年末を控えて薄商いが見込まれる中、動意付く場合には値幅を伴う可能性があり注意が必要となる。28日発表の金融政策決定会合(12月19・20日開催分)の主な意見や、中国で31日に発表される12月製造業・非製造業PMIに関心が寄せられている。
日経平均の予想レンジは2万6000―2万6800円。
<大和証券 チーフテクニカルアナリスト 木野内栄治氏>
「日銀の政策修正は、警戒していた海外勢にとって悪材料出尽くしで買い材料となりそうだが、海外勢が休暇に入ることで日本株買いも期待しにくい。本格的な買いは、休暇明けの年明け以降だろう。日銀会合の主な意見や、米国が前回に利上げしていた2018年末の様に年末年始休み中の中国PMIが弱い結果となるリスクには、注意が必要。来週からは、時間分散した押し目買い戦略が有効ではないか」
<しんきんアセットマネジメント投信 運用本部長 藤原直樹氏>
「戻りを試す局面もありそうだ。日銀会合後の相場では短期筋の投機的な売買が多かったとみられ、半導体関連株やグロース株、自動車株などの輸出関連は売られ過ぎだろう。日経平均の株価収益率(PER)は12倍台で割安感が強い。自律反発を期待した買い戻しが入ってもおかしくない。銀行は割安感があるが、いったん利益確定売りが上値を抑えるかもしれない。日銀会合の主な意見は総裁による説明の範囲を出ないだろうが、市場の受け止め方次第で、目先の相場が振らされるリスクもある」

R4.12.26 東京株式市場・大引け=反発、材料欠く中で伸び悩み 売買代金は今年最低に

[東京 26日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円62銭高の2万6405円87銭と反発して取引を終えた。前週末の米株市場が反発した流れで買いが先行し一時200円高となったが、その後は伸び悩んだ。年末を控えて商いは薄く、プライム市場の売買代金は今年最低となった。

日経平均は前営業日比64円高と買い先行でスタートし、一時2万6438円65銭に上値を伸ばした。前週は日銀会合を挟んで終値ベースで約1000円下落しており、見直し買いが優勢となった。
前週末の米市場に追随し、値がさの半導体関連が指数を支援した。原油高を受け資源関連も堅調。為替の円高が一服する中、自動車など輸出関連株もしっかりだった。一方、前週末に買われた銀行や保険は軟調だった。
売買一巡後は、材料に乏しい上、商いも薄く伸び悩んだ。午後には日銀の黒田東彦総裁による講演の内容が伝わったが、これまでの説明の範囲内と受け止められ、相場の反応は限られた。
年末を控えて市場では「年内は目立つイベントがない。12月決算銘柄の配当取りの動きも想定され、底堅いのではないか」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方が聞かれた。
一方、中国のコロナ感染動向には注意が必要とみられている。年明けには米雇用統計などの重要指標の発表が控えていることもあって「上値の追いにくさもある」(北沢氏)という。
TOPIXは0.24%高の1902.52ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.24%高の978.92ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は1兆7793億2300万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や非鉄金属、鉄鋼など24業種で、値下がりは電気・ガス業や保険業、銀行業など9業種だった。東京エレクトロン<8035.T>やファーストリテイリング<9983.T>が堅調だったほか、リ
クルートHLDG<6098.T>もしっかり。三菱UFJ FG<8306.T>や第一生命HLDG<8750.T>が軟調。東京電力HLDG<9501.T>は売られた。スタンダード市場に上場したアルファパーチェス<7115.T>の初値は公開価格を1.2%下回る869円で、730円で取引を終えた。同じくダイワ通信<7116.T>の初値は公開
価格を4.7%下回る1620円、その後1495円で取引を終えた。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1056銘柄(57%)、値下がりは691銘柄(37%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。13436

R4.12.27 東京株式市場・大引け=小幅続伸、インバウンドが堅調 代金2日連続2兆円割れ

[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比42円00銭高の2万6447円87銭と小幅に続伸して取引を終えた。 米株先物の上昇や中国のコロナ規制緩和の動きが好感され、インバウンド関連銘柄を中心に買いが入った。値
がさ株の一角も好調で指数を押し上げた。全般的には薄商いで、売買代金は2日連続で2兆円を下回った。
日経平均は前営業日比164円高と買い先行でスタートし、2万6620円49銭まで上値を伸ばした。一巡後は、各国中銀による金融引き締め長期化への懸念が根強いことに加え、前日の海外市場が休場だったこともあり上値が重い展開が続いた。
前日に続き商いは薄かったものの、中国政府が26日、コロナ対策として海外から中国本土に入国する際に義務付けている強制隔離を来年1月8日から撤廃すると発表したことで小売りや空運、鉄道など、インバウンド関連銘柄が堅調だった。値がさのファーストリテイリング<9983.T>はしっかりで、指数を50円超押し上げた。市場では下値の堅さが指摘されており、「日銀の政策修正から1週間が経ったが、長期金利は一度も0.5%に達しておらず、安心材料となっている側面もあるだろう」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)との声が出ていた。後場に入ると上げ幅を縮小し伸び悩んだが小幅な値動きで、「年末ということもあり、とにかく手掛かりがない」(国内運用会社のアナリスト)という。あす以降は「米国の休暇明けのポジション調整に東京市場が反応する可能性があり、注意が必要」(野村の神谷氏)とみられている。

TOPIXは0.40%高の1910.15ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.40%高の982.87ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は1兆9955億8700万円で、2日連続で節目の2兆円を割り込んだ。東証33業種では、値上がりは小売りや銀行、空運など26業種で、値下がりは輸送用機器や電気機器など7業種だった。
個別では、高島屋<8233.T>や資生堂<4911.T>が大幅高。三菱UFJFG<8306.T>は一時年初来高値を更新した。一方、ホンダ<7267.T>や信越化学工業<4063.T>はさえない。しまむら<8227.T>は軟調だった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1293銘柄(70%)、値下がりは471銘柄(25%)、変わらずは74銘柄(4%)だった。13488

R4.12.28 東京株式市場・大引け=反落、米株安を嫌気 値がさ株やハイテク株軟調

[東京 28日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は、前営業日比107円37銭安の2万6340円50銭と、反落して取引を終えた。前日の米株安が嫌気され、日本株市場は1日を通して軟調な展開となった。ナスダック総合<.IXIC>が1%超安となったことを受けて値がさ株や半導体関連株が売られ、指数を押し下げた。ただ、新規材料が乏しい上に年末で取引参加者が少なく、売り一巡後はもみ合いが続いた。
日経平均は寄り付きから130円安と軟調にスタート。その後も下げ幅を拡大し、一時、前営業日比約240円安の2万6199円67銭まで下落した。前日の米株市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が低下したことを受け、半導体や電子部品関連株の下落が目立った。一方、材料難で手掛けにくさも意識され、売りが一服した後は小幅安の水準で小動きとなった。
米長期金利は足元3.8%台まで上昇しており、ハイテク株や高PER(株価収益率)の重しとなった。市場では「ハイテク株を巡っては来年1―3月期の業績悪化懸念もくすぶり、買いが入りづらい」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。寄り付き前には、日銀が12月19―20日に開催した金融政策決定会合の主な意見が公表されたが、「決定会合の内容から大きなサプライズはない」(同)として、市場の反応は限られた。ただ、「日銀の先々の政策動向は読みづらい」(SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏)との指摘もあった。山口氏は「前回の決定会合後にみられたようなショックが再び起こるのではないかという不安感は拭えない」と話し、日経平均の軟調な地合いを見込んでいるという。
TOPIXは0.06%安の1909.02ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.06%安の982.29ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆3226億6300万円だった。東証33業種では、保険業、電気・ガス業、鉄鋼など16業種が値上がり。半面、海運業、空運業、不動産業など16業種は値下がりした。パルプ・紙は変わらずだった。
個別では、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>が軟調に推移した。また、メルカリ<4385.T>が3%安、Sansan<4443.T>が4.9%安となるなど、高PER銘柄も売られた。プライム市場の騰落数は、値上がり826銘柄(44%)に対し、値下がりが911
銘柄(49%)、変わらずが101銘柄(5%)だった。13491

R4.12.29 東京株式市場・大引け=続落、一時2万6000円割れ 米株安や中国コロナ感染拡大で

[東京 29日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比246円83銭安の2万6093円67銭と続落して取引を終えた。米株安や中国での新型コロナの感染拡大が嫌気され軟調な展開で、特にナスダック総合<.IXIC>の下落を受け値がさ株やハイテク株の下げが目立った。日経平均は一時、2万6000円を割り込み10月3日以来の安値を付けた。
前日の米株市場では主要3指数とも下落し、ナスダックは年初来安値を更新した。この流れを引き継ぎ日本株は260円安と軟調にスタート、その後も下げが加速し一時約380円安の2万5953円92銭まで下落した。指数寄与度の大きい銘柄群の下げが重しとなったほか、中国のコロナ感染拡大を嫌気してインバウンド関連も売られた。ただ、大納会前で様子見となる投資家も多く、売りが一巡した後はもみ合いとなった。
東京が休場となる間の海外の動向や中国の経済指標をにらみ「海外株の下落を先取りする形で売りが出ている面もあるのではないか」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。1月3日には中国で財新の製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で「景気下振れリスクを警戒して、売り始めている投資家もいるようだ」(同)という。
GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏は、コロナ感染者の急増も懸念される中、「中国経済の先行き不安感や米景気後退懸念が重しとなり日経平均は上値の重い展開が続くとみている」といい、2万5000円程度まで下値を探る可能性もあるとしている。
TOPIXは0.72%安の1895.27ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.72%安の975.17ポイント、売買代金は2兆3178億7200万円だった。東証33業種では水産・農林業、電気・ガス業、不動産業など5業種が値上がり、鉱業、ゴム製品、保険業など28業種は値下がりした。
個別ではファーストリテイリング<9983.T>が2.9%安、ソフトバンクグループ<9984.T>が1.6%安と大幅安。その他、村田製作所<6981.T>が年初来安値を更新、TDK<6762.T>も0.6%安と軟調だった。米アップル<AAPL.O>の「iPhone」に関し、中国の主要工場の生産停止に伴う製品の供給不足の懸念でアップル株が続落していることが嫌気された。プライム市場の騰落数は、値上がり938銘柄(51%)に対し、値下がりが818銘柄(44%)、変わらずが78銘柄(4%)だった。13526

R4.12.30 東京株式市場・大引け=小反発、終盤にかけ上げ幅縮小 株価先安観が重し

[東京 30日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比83銭高の2万6094円50銭と小幅に反発して取引を終えた。前日の米株高を好感する形で前半は底堅い展開となったが、株価の先安観が意識され徐々に上げ幅を縮小した。物色面では値がさ株が買われ相場を支えた一方、円高が重しとなり輸出株は軟調だった。大納会がプラスで取引を終えるのは7年ぶり。
2022年全体では、日経平均はマイナス9.36%(2697円21銭)となった。
前日の米株市場では主要3指数がそろって上昇。ハイテク株比率の高いナスダック総合<.IXIC>が2%超高となった。この流れを引き継いで、日本株は190円高としっかりとスタート。寄り付き直後に上げ幅を拡大し、一時、前営業日比約220円高の2万6321円37銭の高値を付けた。ただ、買いが一服した後は小幅高でもみ合い、後場には上げ幅が縮んだ。大引けにかけては値を消し、一時、マイナス転換する場面もあった。市場では、米金融引き締めが米経済の重しとなり「来年前半は業績悪化で日米ともに株価はもう一段調整する可能性がある」(ソニーフィナンシャルグループのシニアエコノミスト・渡辺浩志氏)との声が聞かれる。日本株の先安観が意識され、「上昇の勢いは乏しくなった」(同)という。
一方、テクニカル面では割安感を示す指標が出ているとの声もあり、「徐々に底打ち感が意識されると、押し目買いも期待できるのではないか」(国内証券・アナリスト)との見方もある。
TOPIXは0.19%安の1891.71ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は前営業日比0.19%安の973.33ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆1399億6700万円。東証33業種では、海運業、銀行業、小売業など11業種が値上がり。鉱業、石油・石炭製品、食料品など22業種が値下がりした。個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が1.9%高と堅調に推移したほか、ソフトバンクグループ<9984.T>が0.4%高となった。
半面、トヨタ自動車<7203.T>、ダイキン工業<6367.T>、リクルートホールディングス<6098.T>など主力株が売られた。プライム市場の騰落数は、値上がり895銘柄(48%)に対し、値下がりが843銘柄(45%)、変わらずが100銘柄(5%)だった。13521

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